お世話になります。2年4ヶ月住んだ賃貸アパートを出ます。家賃48000円、1LDK、42平米築17年です。入居時に敷金は納めておらず、修繕費として8万円と少し(1円単位の細かな数字でした)支払いました。内見時と入居時に中の変化は特になく、ただ、住み始めてから 1 洗濯機用の蛇口が取れそうで直して頂いた 2 風呂の蛇口のパッキンが傷んでいて水漏れが酷かったので直して頂いた 3 脱衣所の電気の内部の接触が悪く点かなくなってしまって、照明そのものを変えてもらった 上記のようなことがありました。いずれも入居1月以内で無料でした。部屋の状況は以下の通りです。・フローリングに物を落としたりした小さな傷がいくつかある ・壁紙に椅子の背もたれで擦った跡がついている ・喫煙なし このような場合の退去費用はどれくらいのものでしょうか？生活上ごく自然なものとして扱って頂けるんでしょうか？よろしくお願いします。
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敷金0物件の退去費用：想定される費用と減額交渉
敷金0の物件で退去する場合、修繕費用は全額自己負担となります。そのため、退去時の費用は部屋の状態によって大きく変動します。ご質問の状況から、想定される費用と減額交渉について詳しく見ていきましょう。
想定される費用内訳
ご質問にある「フローリングの小さな傷」や「壁紙の擦り傷」は、通常使用による損耗とみなされる可能性が高いです。しかし、家主によっては、これらの修繕費用を請求してくるケースもあります。具体的には、以下の費用が考えられます。
- フローリングの傷の補修：傷の大きさや数、場所によって費用は異なりますが、1箇所あたり数百円～数千円程度。複数の傷がある場合は、まとめて数万円になる可能性も。
- 壁紙の擦り傷の補修：傷の程度によりますが、部分的な補修で済む場合は数千円、張り替えが必要な場合は数万円かかる可能性があります。面積が広い場合は高額になる可能性も。
- 清掃費用：退去時の清掃は必須です。ハウスクリーニング業者に依頼する場合、数万円の費用がかかります。ご自身で行う場合でも、洗剤や清掃用具の費用がかかります。
築17年の物件であることを考慮すると、経年劣化による損耗も考慮される可能性があります。しかし、これは家主との交渉次第で大きく変わってきます。
減額交渉のポイント
修繕費用を少しでも抑えるために、以下の点を踏まえた交渉が重要です。
- 写真や動画の証拠：入居時の状態と退去時の状態を比較できる写真や動画を撮影しておきましょう。これにより、現状回復費用が妥当かどうかを判断する材料となります。
- 「通常使用の範囲」を強調：フローリングや壁紙の傷は、通常の生活で生じるものだと主張しましょう。類似事例を示すことで、交渉を有利に進めることができます。
- 交渉のタイミング：退去日が決まったら、早めに家主と連絡を取り、現状を説明し、費用について交渉を始めましょう。早めの対応が、交渉をスムーズに進める上で重要です。
- 書面での合意：交渉の結果は、必ず書面で確認しましょう。口約束ではトラブルになる可能性があります。
専門家への相談
交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社などに相談することをおすすめします。専門家は、法律に基づいたアドバイスや交渉のサポートをしてくれます。
入居前に確認すべきこと：トラブル防止のための事前対策
敷金0物件は、退去時の修繕費用が全額自己負担となるため、入居前にしっかりと確認することが重要です。
入居前のチェックポイント
- 現状を写真・動画で記録：入居前に、部屋全体の状況を写真や動画で詳細に記録しましょう。特に、傷や汚れ、設備の不具合などは、細かく撮影しておきます。
- 契約書の内容を熟読：契約書には、修繕に関する規定が記載されています。特に、修繕費用負担の範囲や、通常使用の範囲について、しっかりと確認しましょう。
- 家主とのコミュニケーション：不明な点があれば、家主や管理会社に質問し、しっかりと確認しておきましょう。良好なコミュニケーションを築くことが、トラブル防止につながります。
具体的な事例：類似ケースの費用例
例えば、築10年、50㎡のマンションで、壁紙の汚れやフローリングの小さな傷の修繕費用が約3万円かかったという事例があります。これは、あくまで一例であり、物件の築年数、損傷の程度、地域差などによって費用は大きく異なります。
まとめ：退去費用を抑えるための具体的な行動
敷金0物件の退去費用は、部屋の状態によって大きく変動します。費用を抑えるためには、入居前の状態をしっかりと記録し、退去時には家主と円滑に交渉することが重要です。写真や動画などの証拠を準備し、「通常使用の範囲」を強調することで、交渉を有利に進めることができます。それでも解決しない場合は、専門家への相談も検討しましょう。
