敷金返還請求で困っています!~3年間住んだ賃貸マンションからの敷金が戻ってこない場合の対処法~

敷金が返ってきません。部屋は約3年借り、タバコも吸わず、壁にも穴等開けていません。部屋をでて2ヶ月がたちましたが、引越しの際に管理人が敷金が全然返ってこないことはないと言っていたのに、一切連絡なし。借りる時に部屋にもともとあった傷も管理人と一緒に確認していないし、出る時も部屋には来たけど、鍵や契約書を返したくらいで確認はありませんでした。もう部屋には入れないし、確認する手立てがありません。どうすればよいでしょう?

敷金返還請求におけるよくある問題点と解決策

賃貸物件を退去後、敷金の返還がない、あるいは減額されたというトラブルは残念ながら珍しくありません。今回のケースのように、退去時における現状回復の確認が不十分であったことが、問題を複雑にしている原因の一つです。 3年間居住されたとのことですので、感情的になる前に、冷静に状況を整理し、適切な対応を取る必要があります。

1.まずは証拠集めから始めましょう

現状では、不利な状況にあると言えるでしょう。しかし、まだ諦めるのは早いです。まず、できる限りの証拠を集めることから始めましょう。

  • 賃貸借契約書:契約内容、敷金の金額、償却に関する条項などを確認しましょう。特に、原状回復義務に関する記述に注目してください。
  • 写真・動画:退去時の部屋の状態を撮影した写真や動画があれば、非常に有効な証拠となります。もし撮影していなくても、入居時の状態を写した写真があれば、比較材料として役立ちます。
  • メール・LINEなどのやり取り:管理会社や大家さんとのメールやLINEなどのやり取りがあれば、それらを保存しておきましょう。特に、退去時のやり取りは重要です。
  • 証人:退去時に立ち会った人がいれば、証言を得られるよう連絡を取りましょう。
  • 管理会社とのやり取り記録:電話でのやり取りの内容もメモしておきましょう。日付、時間、担当者名、そしてやり取りの内容を記録することが重要です。

2.内容証明郵便で請求しましょう

証拠集めが終わったら、内容証明郵便で敷金の返還を請求しましょう。内容証明郵便は、郵便物が確実に相手方に届いたことを証明できる郵便です。そのため、証拠として非常に有効です。

内容証明郵便には、以下の点を明確に記載しましょう。

  • 賃貸借契約の内容:契約期間、家賃、敷金の金額など
  • 退去日:いつ退去したのかを明確に記載しましょう。
  • 現状回復について:タバコを吸わず、壁に穴を開けていないことなどを具体的に記載し、現状回復に要する費用が発生しないことを主張しましょう。
  • 敷金返還請求額:具体的な金額を記載しましょう。
  • 返還期限:いつまでに返金してほしいかを明確に記載しましょう。期限は、内容証明郵便を送付してから1週間~2週間程度が妥当です。
  • 連絡先:連絡が取れる電話番号と住所を記載しましょう。

内容証明郵便の書き方は、郵便局のホームページや法務局などで確認できます。自分で書くのが不安な場合は、弁護士や司法書士に依頼するのも良いでしょう。

3.それでも返ってこない場合は…

内容証明郵便を送付しても返事がなかったり、返金されなかったりする場合には、次のステップに進みましょう。

  • 弁護士や司法書士への相談:専門家に相談することで、法的措置を含めた適切な対応策を検討できます。弁護士費用はかかりますが、敷金を取り戻す可能性が高まります。
  • 調停・訴訟:弁護士や司法書士のアドバイスに従い、調停や訴訟という手段も検討しましょう。調停は、裁判所を介して当事者間で話し合いを行う手続きです。訴訟は、裁判所を通じて判決を得る手続きです。

4.入居時の状態確認の重要性

今回のケースでは、入居時と退去時の部屋の状態をきちんと確認しなかったことが問題を複雑にしています。 入居時には、必ず管理会社と一緒に入念な現状確認を行い、写真や動画で記録を残すことが重要です。 特に、既存の傷や汚れは、写真や動画で詳細に記録し、契約書にその旨を記載してもらうか、別途確認書を作成してもらいましょう。 退去時も同様です。管理会社と一緒に入念に確認し、問題がないことを確認した上で、引き渡しを行いましょう。

5.専門家の意見

弁護士や不動産専門家によると、このようなケースでは、入居時の状態を記録しておかなかったことが不利に働く可能性が高いとのことです。 しかし、退去時に問題がないことを示す証拠があれば、敷金の全額返還を請求できる可能性は十分にあります。 早期に専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

まとめ:冷静な対応と証拠が重要

敷金返還問題は、冷静な対応と証拠が非常に重要です。 感情的にならず、一つずつステップを踏んで対応していくことが大切です。 今回のケースでは、内容証明郵便による請求、そして必要であれば弁護士や司法書士への相談が有効な手段となります。 そして、今後の賃貸生活では、入居時と退去時の状態確認を徹底し、写真や動画、契約書などの証拠をしっかりと残すことを習慣化しましょう。

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