敷金精算に関する疑問と、賃貸退去時の現状回復費用について

敷金についてお伺いしたいです。家族で1年2ヶ月住んだ賃貸を先日退去しました。本日通帳記入をしたら大家から敷金の返金があり11万円の敷金に対して5万5千円が返金されてい ました。クリーニングがはいるのは知っていますが4万円以上も取るのでしょうか?部屋は48平米で2DKです。 部屋は綺麗に扱いタバコも吸いません。唯一気になる点としては荷物の重みで一部フローリングに凹みが出来てしまったことです。 明細がないので明日不動産屋に聞いてみる予定なのですが現状回復ってこれぐらい取られるものなのでしょうか?

賃貸退去時の敷金精算:4万円以上の減額理由を徹底解説

賃貸物件を退去する際、敷金の返還は多くの入居者にとって重要な関心事です。今回のケースでは、11万円の敷金に対して5万5千円の返還、つまり5万5千円の減額があったとのこと。クリーニング費用はある程度想定できますが、4万円以上の減額は、入居者様にとって疑問を感じるのは当然です。 48平米の2DKで、タバコも吸わず綺麗に使用していたにも関わらず、この金額の減額は、フローリングの凹みが原因と考えられます。しかし、明細がないため、具体的な内訳が不明瞭な点が問題です。

現状回復費用と敷金精算のポイント

敷金は、家賃滞納や物件の損傷に対する保証金です。退去時の精算では、以下の項目が考慮されます。

  • 通常損耗:経年劣化による損耗は、入居者の責任ではありません。例:壁の小さな汚れ、フローリングの微細な傷など。
  • 故意または過失による損耗:入居者の故意または過失による損傷は、原則として入居者の負担となります。例:大きな穴、タバコの焦げ跡、水漏れなど。
  • クリーニング費用:退去時の清掃費用は、通常、入居者の負担となります。ただし、通常の清掃範囲を超える汚れは、入居者の責任とは限りません。

今回のケースでは、フローリングの凹みが問題となっています。これは、荷物の重さによるものとのことですが、「通常損耗」とみなせるか「故意または過失による損耗」とみなせるかが、精算額を大きく左右します。

フローリングの凹み:通常損耗か、過失か?

フローリングの凹みは、程度によって判断が異なります。小さな凹みは通常損耗とみなされる可能性がありますが、今回のケースのように、明らかに凹みが目立つ場合は、過失による損耗と判断される可能性が高いです。

しかし、凹みの程度や、それが発生した経緯を明確に示す証拠がないと、大家側が判断を下しやすくなります。 写真や動画などの証拠があれば、客観的な判断材料となります。

明細の重要性と不動産会社への確認事項

明細書がないことは大きな問題です。明細書には、具体的な損傷箇所、修理費用、クリーニング費用などが記載されているべきです。明細書がないことで、減額理由が不明瞭となり、不当な請求の可能性も否定できません。

明日、不動産会社に確認する予定とのことですが、以下の点を必ず確認しましょう。

  • 具体的な損傷箇所の写真や動画:凹みの大きさ、位置、程度を把握するために必要です。
  • 各項目の費用内訳:クリーニング費用、修理費用などを個別に確認しましょう。
  • 費用算出根拠:各費用がどのように算出されたのか、根拠を明確に説明してもらいましょう。
  • 類似事例の有無:同様の損傷があった場合の過去の対応について確認しましょう。
  • 交渉の余地:減額額について、交渉の余地があるか確認しましょう。

専門家への相談も検討しましょう

不動産会社との交渉が難航する場合は、弁護士や不動産問題に詳しい専門家への相談を検討しましょう。専門家は、法律的な観点からアドバイスを行い、必要に応じて交渉をサポートしてくれます。

賃貸契約と現状回復:トラブルを防ぐための事前準備

敷金トラブルを防ぐためには、賃貸契約を結ぶ前と退去時の両面で注意が必要です。

賃貸契約時

  • 契約書をよく読む:現状回復に関する条項をしっかり確認しましょう。不明な点は、契約前に必ず大家または不動産会社に確認しましょう。
  • 物件の状態を写真や動画で記録する:入居前に、物件の隅々まで写真や動画で記録しておきましょう。特に、傷や汚れについては、詳細に記録することが重要です。これは、退去時の精算時に、入居前の状態と比較する際に役立ちます。
  • 保証会社への加入:保証会社に加入することで、敷金トラブル発生時のサポートを受けられる場合があります。

退去時

  • 退去予定日を早めに伝える:退去予定日を早めに伝えることで、スムーズな手続きを進めることができます。
  • 原状回復工事の見積もりを確認する:必要に応じて、原状回復工事の見積もりを確認しましょう。見積もりが高額な場合は、交渉の余地があるか確認しましょう。
  • 退去時の立会いを必ず行う:退去時の立会いは必ず行い、物件の状態を大家または不動産会社と確認しましょう。その際に、写真や動画を撮影しておくと、後々のトラブル防止に役立ちます。
  • 敷金精算の明細書を必ず受け取る:敷金精算の明細書は必ず受け取り、内容をよく確認しましょう。不明な点があれば、すぐに大家または不動産会社に問い合わせましょう。

まとめ:敷金精算は事前に準備を

敷金精算は、賃貸生活における重要なイベントです。トラブルを防ぐためには、賃貸契約時からの適切な対応が不可欠です。今回のケースのように、明細書がない場合、交渉が難航する可能性があります。専門家への相談も視野に入れつつ、冷静に対処しましょう。 今回ご紹介したポイントを参考に、安心して賃貸生活を送ってください。

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