敷金・礼金0円物件の退去時修繕費:関東地方の事例と対策

関東で敷金・礼金0円のアパートに住んでいますが、概算で退去時にどれくらい修繕費を請求されるでしょうか? 入居約1年ほどで退去予定です。 煙草は吸いません。 全室(少し弾力があるような)フローリングで、入居時に「酷い凹みがある場合は修繕費を頂きます」と言われました。 契約書別紙には、フローリングも壁紙も1㎡単位で修繕すると書いています。 一か所、押し入れの扉(裏側)に穴をあけてしまったので、これの修繕費は支払う事になると思います。 (今回の東北大地震で一部、部屋の壁が崩壊しかかった部分は対象外という事で話がついています) その他、小学生の子どもがおりますが、子どもによる大きな破損・汚れはありません。 上階の人が引っ越して行った際、荷物を全て出してから、日を改めて入居者本人が大掃除をしていましたが、私の場合は入居時に(退去時の)清掃代として3万8千円支払っています。 今住んでいる物件は、都心から1時間半はかかる場所で最寄り駅から徒歩30分(実際45分はかかる)の場所にあります。 入居時、そういった立地や6ケ月空き部屋だったという理由で、最初の2カ月分家賃が無料でした。 上階の部屋はすぐに入居者が決まりましたが、ネットでみるとやはり敷金礼金なし、最初の1か月分家賃が無料で、専有面積が同じなのに、何故か毎月の家賃が上階の方が3千円安く募集していました。 不動産屋は関東の地方都市でそこそこ中堅所の会社です。入居時(宅建主任者)と営業マンに退去時の修繕費はいくらくらいか訊いてもはっきり答えず(←当たり前?)少々不安です。 漠然とした情報ですみませんが、敷金0円だったので、その分どのくらいお金が必要か気になり質問しました。 宜しくお願いします。

敷金・礼金0円物件の退去時修繕費の目安

敷金・礼金0円物件の場合、退去時の修繕費用は全て借主負担となります。そのため、入居時にしっかりと現状を確認し、写真や動画で記録しておくことが非常に重要です。 ご質問のケースでは、押し入れの扉の穴、そして入居時に指摘されたフローリングの凹みなどが主な修繕費用の対象となる可能性が高いです。

修繕費用の算出方法

修繕費用は、一般的に㎡単位で計算されます。契約書別紙に記載されている通り、フローリングや壁紙の修繕費用は㎡あたりの価格が決められています。 押し入れの扉の穴の修繕費用は、穴の大きさや修理方法によって異なりますが、数千円から数万円程度になる可能性があります。

想定される修繕費用

具体的な金額は、物件の状況や修繕内容によって大きく変わるため、正確な金額を提示することはできません。しかし、ご質問の内容から推測すると、以下の費用が考えられます。

  • 押し入れ扉の穴:5,000円~20,000円(穴の大きさ、材質、修理方法による)
  • フローリングの凹み:凹みの数と程度により変動。軽微な凹みであれば無料の場合もあれば、数千円~数万円かかる場合もあります。酷い凹みは高額になる可能性があります。
  • その他軽微な傷:数千円~1万円程度(壁の小さな汚れ、キズなど)

これらの費用を合計すると、数万円から数十万円の範囲になる可能性があります。 最悪の場合、数万円を超える可能性も考慮しておきましょう。

退去時の修繕費用を抑えるための対策

敷金がないため、修繕費用は全額自己負担となります。そのため、退去時の修繕費用を抑えるための対策を講じる必要があります。

入居時の現状確認を徹底する

入居前に、部屋全体の状況を写真や動画で詳細に記録しましょう。特に、フローリングや壁、建具などの傷や汚れは、入念に撮影し、記録を残しておくことが重要です。 記録は、日付と時間、場所を明確に記載し、できれば複数枚の写真を撮ることをお勧めします。 これらの記録は、退去時のトラブルを避けるために非常に有効です。

日常的なメンテナンス

日頃から、小さな傷や汚れを放置しないようにしましょう。小さな傷は、放置すると大きくなり、修繕費用が高額になる可能性があります。 例えば、フローリングの小さな傷は、ワックスなどで補修することで、修繕費用を抑えることができます。

退去時の清掃

入居時に清掃費用を支払っているとはいえ、退去時には入居時以上の清掃が必要です。 特に、キッチンや浴室などの水回り、トイレは、念入りに清掃しましょう。 プロの清掃業者に依頼するのも一つの方法です。清掃費用は、数万円程度かかる可能性がありますが、修繕費用を抑えるためには有効な手段です。

不動産会社との丁寧なコミュニケーション

退去の1ヶ月前を目安に、不動産会社に退去の意思を伝え、退去立会いの日程調整を行いましょう。 その際に、修繕が必要な箇所を事前に伝え、費用について相談することも重要です。 写真や動画の記録を提示しながら、丁寧に説明することで、費用を抑える交渉をすることができます。

専門家の意見

不動産会社との交渉が難航する場合は、弁護士や不動産コンサルタントに相談することも検討しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より有利な交渉を進めることができます。

まとめ

敷金・礼金0円物件は、初期費用を抑えられるメリットがありますが、退去時の修繕費用は全額自己負担となります。 そのため、入居時の現状確認を徹底し、日頃から丁寧な使用を心がけることが重要です。 また、退去時には、不動産会社としっかりコミュニケーションを取り、修繕費用を抑えるための交渉を行うことが大切です。 最悪の事態を想定し、修繕費用の予算を確保しておくことも重要です。

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