敷金トラブル解決!専門業者選びと58万円請求の妥当性

【敷金トラブル】解決してくれる業者の選び方のアドバイスをください。 2月28日に退去した物件についての相談です。 【居住年数5年2ヶ月】木造2階建てのメゾネットタイプで、 一階部分が6畳のキッチン、二階部分が8畳程度です。 【家賃96,000円】敷金3ヶ月なので288,000円を預けています。 一部、過失による汚れ(フローリングに熱湯をこぼして、カビが生えた)を作ってしまったので、その分の負担は仕方ないと思っていました。 鍵と部屋の空け渡しは、不動産仲介の担当者の立会いだったのですが、そのときはフローリングの状態なども見た上で「これだったらハウスクリーニングと、あといくらか修繕費がかかるが、家賃2ヶ月分は返せると思います」という返事。 しかし、仲介業者ではなく、大家さんが全部リフォームすると言い張っています。 いわゆるデザイナーズ住宅というか、特殊な木目の床材を使っているので、一部の張替えは出来ないと言われ、そのほかにも壁紙の全張替えで、58万円を請求されました。敷金では足りないので、追加で30万ほど私の負担。 大家さんはまったく負担なし。 最初は仲介業者が「高額すぎるし、貸主も負担すべき」と言ってくれて、大家と話し合いをしてくれていたのですが、大家がどんどんエスカレートしてきて「本当なら3月から新しい入居者が入れる環境にしたかったのにリフォームに時間がかかるし、その分の家賃も発生してないのだから、このくらいの敷金+不足分請求は当然」と断固意見をまげません。 それで仲介業者も呆れてしまって「もう小額訴訟しちゃってください」と私に丸投げ状態。 手に負えないので、専門の業者をお願いしようと思うのですが、 A社:適切な見積もりを出した内容証明を行政書士が書類を作成し、万が一小額訴訟になった場合には、その際のアドバイスもしてくれる会社(着手金+成功報酬)訴訟になる前に取り戻せる、との事。 B社:こちらは適切な見積もりを出すだけ。「この分の請求はおかしい」といったような【指摘(注意?)書類】を作成してくれて、それを私が大家さんに送るというもの C社:行政書士が管理している会社で、内容証明の作成のみ。費用がすごく安いのですが、その他のフォローはナシなので、裁判になった場合はまた別途費用がかかる。 最初から小額訴訟に持ち込む手段も考えたのですが、どの方法をとるのが良いでしょうか。良い業者の見極め方や、アドバイスをお願いします。また、55万という請求は正当なのでしょうか?補足補足です。 私が一番心配しているのは、まず内容証明は無視されると私も思っています。自分があまりリフォームの知識がないまま小額訴訟をして、万が一、請求金額が正当なものといわれた場合にどうしたらいいのか?ということなのです。なので、後ろ盾としてリフォームにかかる不当な請求がクリアに出来ればすぐにでも小額訴訟でも良いのですが…。もし敷金の返還で小額訴訟なさった経験のある方がいれば、ご意見をください。

敷金トラブル解決へのステップ

58万円という高額な請求に直面し、途方に暮れている状況、お察しいたします。 まずは冷静に、ステップを踏んで解決策を探っていきましょう。

1.専門家への相談:適切な業者選びが重要

今回提示されている3つの業者(A社、B社、C社)それぞれにメリット・デメリットがあります。 重要なのは、あなたの状況と希望に最適な業者を選ぶことです。

A社:総合的なサポートを得られる

* メリット:内容証明作成から小額訴訟対応までワンストップでサポートしてくれるため、精神的な負担が軽減されます。専門家のアドバイスを受けながら進められるので、安心感があります。
* デメリット:着手金と成功報酬が必要なため、費用が高額になる可能性があります。

B社:費用を抑えつつ、専門家の意見を得られる

* メリット:費用が比較的安価で、専門家による適切な見積もりと指摘書類の作成により、交渉の材料が得られます。
* デメリット:訴訟対応は行わないため、交渉が不調に終わった場合、自分で対応する必要があります。

C社:費用が最も安い

* メリット:費用が最も安価です。内容証明作成のみが必要な場合は、コストを抑えられます。
* デメリット:内容証明作成のみで、それ以降のサポートはありません。訴訟になった場合は、追加費用が発生します。

どの業者を選ぶべきか? あなたの状況から判断すると、A社が最も現実的な選択肢と言えます。 内容証明を無視される可能性も考慮すると、専門家のサポートを受けながら、小額訴訟に備えることが重要です。 費用は高額ですが、精神的な負担やリスクを考えると、費用対効果は高いと言えるでしょう。

2.58万円の請求額の妥当性の検証

大家さんの主張する58万円の請求額が妥当かどうかを検証する必要があります。 そのためには、以下の点を精査しましょう。

(1) 見積書の精査

* 詳細な内訳を確認:具体的な工事内容、材料費、人件費などが明確に記載されているかを確認します。 曖昧な記載があれば、修正を要求しましょう。
* 相場との比較:インターネットやリフォーム業者への問い合わせなどで、同様の工事の相場を調べ、比較します。 明らかに高額であれば、根拠を問いただしましょう。
* 写真や証拠の提示:リフォームが必要な箇所の写真や、損傷の程度を示す証拠を提示してもらいましょう。

(2) 損害賠償責任の範囲

熱湯によるフローリングのカビは、あなたの過失によるものですが、全面的リフォームが必要なほどの損害かどうかは別問題です。 一般的なハウスクリーニングや部分的な修繕で済む可能性もあります。 専門家に見積もりを依頼し、妥当性を判断してもらいましょう。

(3) 通常の損耗と故意・過失の区別

5年2ヶ月の居住期間における通常の損耗と、あなたの過失による損害を明確に区別する必要があります。 通常の損耗については、大家さんが負担すべき部分です。

3.内容証明郵便と小額訴訟

内容証明郵便は、証拠として残る重要な書類です。 無視される可能性もありますが、裁判になった場合の有利な証拠となります。 A社のような専門業者に依頼することで、法的にも有効な内容証明を作成してもらうことができます。

小額訴訟は、裁判手続きが簡素化されており、費用も比較的安価です。 しかし、自分で対応するには専門知識が必要になります。 A社に依頼すれば、専門家のアドバイスを受けながら、スムーズに進めることができます。

4.具体的な行動計画

1. A社に相談:まずはA社に相談し、見積もりと内容証明の作成を依頼します。
2. 内容証明郵便の送付:作成された内容証明郵便を大家さんに送付します。
3. 交渉:大家さんとの交渉を行います。 専門家の作成した見積もりと内容証明を根拠に、請求額の減額を交渉します。
4. 小額訴訟:交渉が不調に終わった場合は、小額訴訟を検討します。A社のサポートを受けながら、手続きを進めます。

専門家の視点:敷金トラブルのポイント

弁護士や不動産鑑定士などの専門家は、敷金トラブルにおいて、以下の点を重視します。

* 契約書の確認:賃貸借契約書に、敷金の使用目的や返還に関する規定が記載されているかを確認します。
* 証拠の収集:写真、動画、証言など、証拠となるものをできる限り収集します。
* 相場との比較:リフォーム費用などの相場を調べ、請求額の妥当性を検証します。
* 交渉力:大家さんとの交渉において、専門家の知識と経験が活かされます。

まとめ:冷静な対応と専門家の活用で解決を目指しましょう

敷金トラブルは、精神的に辛いものです。 しかし、冷静な対応と専門家の活用によって、解決できる可能性は十分にあります。 今回ご紹介したステップを参考に、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。 そして、専門家を選ぶ際には、費用だけでなく、サポート体制や実績なども考慮し、信頼できる業者を選びましょう。

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