敷金トラブル解決ガイド:マンション退去時のクリーニング費用とリフォーム費用に関する疑問

敷金トラブルです!教えてください。2月20日に4年間住んだマンションを出ました。(更新1回)賃貸契約書に特約でクリーニング費用を負担するという項目がありますが、重要説明時に「借主が負担するべき費用ですのでいいですね。」というような説明を受け、それが当たり前ならしょうがないと承諾しました。敷金を少しでも多く返していただけるように調べてみたら、クリーニング費用は貸主の負担であることがわかりました。(日常の清掃をしていることや退出時に清掃をすれば特に必要はなし)日常の清掃もしていましたし、退出時は大人6人で半日かけてきれいにしました。後日、敷金精算書の内容を不動産屋にしたところ、「○室のリフォームには20万以上かかってるんだよ!20万の見積書見ます?FAXしますから、自分で確認してください!」ということで、見積書を見ました。業者名(1社)から大家さん宛ての見積書内容・室内清掃 25,000円・レンジフードクリーニング 5,000円・エアコン清掃 14,000(2台分)・アコーディオンカーテン清掃 9,000円・襖修理費用(木枠、襖紙表裏)約9,000円 以上が私の敷金精算書に記載されていたものです。襖は不注意でやぶってしまいましたので負担するとしても、クリーニング費用が55,000円って・・・・たった28㎡の部屋です。クリーニング費用を支払うというと、エアコンやレンジフード、アコーディオンカテンのクリーニング費用まで入るのでしょうか?明らかに、次の入居者の確保するためのグレードアップだと思うのですが・・・。なので、詳細を内容証明にして大家さんに襖の修理費用のみ払いますと郵送しました。返答期限の2週間を過ぎても音沙汰ありません。地震の影響で郵便物の到着が遅れたとしてももう3週間です。支払う気がないのでしょうか。。。少額裁判を起こすとしても証拠(当時の写真)はありません。もし起こしたとしたら勝てるでしょうか?どなたかわかる方がいらっしゃいましたらコメントお願い致します。

マンション退去時の敷金精算トラブル:よくある問題点

賃貸マンションを退去する際に発生する敷金精算トラブルは、非常に多く発生する問題です。特に、クリーニング費用や修繕費用の負担をめぐる争いは、多くのケースで発生しています。今回のケースでは、契約書にクリーニング費用負担の特約があるものの、重要事項説明に不備があり、また、請求されたクリーニング費用が高額である点が問題となっています。さらに、地震の影響で連絡が遅れている可能性も考慮する必要があります。

クリーニング費用は本当に借主負担なのか?

賃貸借契約において、原状回復義務は借主に課せられますが、その範囲は「通常の使用による損耗」を除外した範囲に限られます。 通常の清掃で回復可能な汚れや劣化は、貸主の負担となります。 今回のケースでは、入居者様が日常清掃を行い、退去時にも清掃を行ったとあります。 そのため、55,000円のクリーニング費用は妥当かどうかを改めて検討する必要があります。 特に、エアコンやレンジフード、アコーディオンカーテンのクリーニングは、通常の使用による損耗の範囲内と判断される可能性が高いです。

専門家の意見:弁護士・不動産鑑定士の視点

弁護士や不動産鑑定士に相談することで、客観的な判断を得ることができます。専門家は、契約書の内容、重要事項説明の内容、そして提出された見積書を精査し、クリーニング費用や修繕費用の妥当性について判断を下します。 証拠となる写真や動画があれば、有利に事を運ぶことができます。 もし、退去時の状況を記録した写真や動画がない場合は、専門家に相談し、今後の対応策を検討しましょう。

高額なリフォーム費用:妥当性の検証

見積書に記載されているリフォーム費用(20万円以上)の内訳が不明瞭な点も問題です。 具体的な工事内容と費用内訳を明確に提示させる必要があります。 28㎡の部屋で20万円を超えるリフォーム費用は、通常では考えにくい金額です。 これは、次の入居者獲得のためのグレードアップ工事の可能性も否定できません。 過剰なリフォーム費用は、借主が負担する必要はありません。

内容証明郵便の返答がない場合の対処法

内容証明郵便を送付後、2週間以上経過しても返答がない場合は、再度内容証明郵便を送付するか、弁護士に相談することをお勧めします。 地震の影響で郵便物が遅延している可能性も考えられますが、3週間経過している場合は、相手方が対応を拒否している可能性が高いです。

少額訴訟の検討:勝訴の可能性

証拠となる写真がないことは不利な要素ですが、少額訴訟を起こす可能性は十分にあります。 裁判では、契約書、重要事項説明の内容、見積書、そして入居者様の証言が重要な証拠となります。 日常清掃や退去時の清掃状況、そして高額なリフォーム費用の妥当性について、裁判官を納得させる必要があります。 弁護士に相談し、勝訴の可能性を検討しましょう。

具体的なアドバイス:敷金トラブルを避けるために

敷金トラブルを避けるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 退去前に、現状の写真や動画を撮影する。 特に、傷や汚れの状態を詳細に記録することが重要です。 複数枚の写真を撮影し、日付と場所を記録しましょう。
  • 契約書の内容を丁寧に確認する。 特に、クリーニング費用や修繕費用の負担に関する条項は、しっかりと理解しておきましょう。 不明な点は、不動産会社に確認しましょう。
  • 重要事項説明を録音する。 重要事項説明の内容を録音することで、後日のトラブルを回避することができます。 録音は、相手方の承諾を得た上で実施しましょう。
  • 退去時の清掃を徹底する。 日常清掃に加え、退去時にはプロの清掃業者に依頼するのも有効です。 清掃記録を残しておきましょう。
  • トラブル発生時は、弁護士に相談する。 専門家の助言を得ることで、適切な対応を取ることができます。

まとめ:冷静な対応と専門家の力を借りる

敷金精算トラブルは、冷静な対応と適切な証拠の確保が重要です。 今回のケースでは、高額なクリーニング費用とリフォーム費用に疑問が残ります。 弁護士や不動産鑑定士に相談し、客観的な判断を得ることが、解決への近道となるでしょう。 証拠となる写真や動画がないことは不利ですが、契約書や重要事項説明の内容、そして入居者様の証言を効果的に活用することで、少額訴訟においても勝訴の可能性はあります。

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