敷地面積450㎡、建ぺい率60%、容積率200%の土地に2軒家を建てる方法

敷地面積450㎡、建ぺい率60%、容積率200%、第1種住居地域で2軒家を建てるには? 自分の家族と、両親の家を同一敷地内に建築したいと暗中模索しております。 目星を付けている土地があるのですが、2軒分住宅を建てることが可能か、また、どの程度の規模までの住宅が建築可能か、ご参考までにご教示ください。 【1軒目】 4人家族 30坪から45坪(4人家族の目安と聞きました) 2階建て可 【2軒目】 2人家族 キッチン、リビング等の他、寝室(夫婦)、客室(2部屋)

土地の条件と建築可能面積の確認

450㎡の土地に2軒の住宅を建築する計画とのこと、素晴らしいですね!ご家族とご両親が一緒に暮らせる、温かい住まいを実現できるよう、一緒に検討していきましょう。まずは、建築可能な面積を計算してみましょう。

建ぺい率と容積率の計算

* 建ぺい率60%:敷地面積の60%まで建築面積を占めることができます。450㎡ × 60% = 270㎡
* 容積率200%:敷地面積の200%まで建築延床面積を占めることができます。450㎡ × 200% = 900㎡

この計算から、建築可能な最大延床面積は900㎡となりますが、建ぺい率によって建築面積が制限されるため、実際には270㎡を超える建物は建てられません。

建築可能な住宅規模の検討

30坪~45坪(約100㎡~150㎡)の2階建て住宅を1軒目、そして2人家族向けの住宅を2軒目として計画されていますね。 2軒分の合計延床面積が270㎡の範囲内に収まるかどうかを検討する必要があります。

仮に、1軒目を120㎡(約36坪)、2軒目を60㎡(約18坪)とすると、合計180㎡となり、建ぺい率の制限内(270㎡)に収まります。容積率についても問題ありません。

しかし、これはあくまで目安です。実際に建築する際には、建築基準法都市計画条例道路付けなどの条件を満たす必要があり、建築可能な面積はさらに制限される可能性があります。

2軒家の建築における注意点

2軒の住宅を同一敷地内に建築する場合、いくつかの重要な点に注意する必要があります。

建築基準法の確認

* 防火地域・準防火地域:土地が防火地域または準防火地域に指定されている場合は、建物の構造や外壁の材料に制限があります。
* 日影規制:隣地への日影の影響を考慮する必要があります。特に、密集した住宅地では、日照権の問題が発生する可能性があります。
* セットバック:道路から一定の距離を空ける必要がある場合があります。
* 接道義務:各建物が道路に接している必要があります。

隣地との関係

* 境界線:隣地との境界線を明確に確認し、境界トラブルを避けるために、事前に測量を行うことが重要です。
* プライバシー:お互いのプライバシーを確保できるよう、建物の配置や窓の位置などを工夫する必要があります。
* 共有部分:駐車場や通路などの共有部分の管理方法を明確にしておく必要があります。

建築費用と設計

* 建築費用:2軒分の建築費用は高額になるため、予算をしっかりと計画する必要があります。
* 設計:2軒の住宅を一体的に設計することで、コスト削減やデザイン性の向上を図ることができます。専門の建築家や設計事務所に相談することをおすすめします。

具体的なアドバイス

1. **専門家への相談:** まずは、土地の状況を詳しく把握している不動産会社や建築士、土地家屋調査士に相談しましょう。土地の条件や建築基準法などの規制を詳しく教えてもらうことができます。
2. **建築プランの作成:** 専門家と相談しながら、ご家族とご両親の生活スタイルに合わせた具体的な建築プランを作成しましょう。それぞれの家の広さ、間取り、配置などを検討します。
3. **資金計画:** 建築費用、土地取得費用、諸費用などを含めた綿密な資金計画を立てましょう。住宅ローンなどの資金調達方法についても検討が必要です。
4. **近隣への配慮:** 建築計画について、近隣住民への配慮も忘れずに行いましょう。事前に挨拶回りを行い、不安や懸念事項を解消することで、良好な関係を築くことができます。
5. **複数プランの比較:** 複数の建築会社や設計事務所に依頼し、異なるプランを比較検討することで、最適な設計とコストバランスを見つけることができます。

事例紹介

例えば、同じ敷地内に二世帯住宅を建築する際に、L字型に配置することで、プライバシーを確保しつつ、共有スペースも確保する設計が可能です。また、それぞれの住宅を独立させつつ、庭や通路で繋げることで、家族間の交流を促進する設計も考えられます。

まとめ

450㎡の土地に2軒家を建てることは、十分に可能です。しかし、建ぺい率や容積率、建築基準法などの規制、隣地との関係などを考慮し、綿密な計画が必要です。専門家のアドバイスを得ながら、ご家族とご両親にとって最適な住まいを実現してください。

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