換気扇を回しっぱなしは大丈夫?結露・カビ対策と火災リスクの真実

部屋の換気扇を回したままにすると、結露やカビ対策になる旨の事を聞きましたので、台所の換気扇を廻したままにしております。確かに窓の結露は解消してます。でも、電気代が多少かさむのは致し方ありませんが、モーターが焼けて火災の原因になりませんか?鉄筋コンクリート造3階建の賃貸マンションに住んでます。最近の新築住宅は24時間換気になっていて電気スイッチ入れたままですが、火災等の心配は無いのと思います、同様に心配しなくても良いのでしょうか?この辺のこと、小生無知なので教えてください。

換気扇回しっぱなしのメリットとデメリット

換気扇を回しっぱなしにすることで、結露やカビの発生を抑える効果があるのは事実です。特にキッチンや浴室などの水回りでは、湿気がこもりやすく、結露やカビが発生しやすい環境です。換気扇を常に回すことで、湿気を外に排出できるため、これらの問題を軽減できます。 しかし、常に換気扇を回し続けることは、電気代の増加や、モーターの故障、そして火災リスクといったデメリットも伴います。

メリット:結露・カビ対策、空気の浄化

* 結露防止:湿気を排出することで、窓ガラスや壁などに結露が発生するのを防ぎます。特に冬場、室温と外気温の差が大きい時期には効果的です。
* カビ防止:湿気はカビの繁殖に最適な環境です。換気扇を回し続けることで、湿気を除去し、カビの発生を抑えることができます。
* 空気の浄化:換気扇は、調理時の油煙や生活臭などを排出する役割も果たします。常に換気することで、室内の空気を清潔に保つことができます。
* 嫌な臭いの除去:ペットの臭いやタバコの煙など、生活臭を効率的に除去できます。

デメリット:電気代増加、モーター故障、火災リスク

* 電気代増加:最も大きなデメリットは電気代の増加です。24時間回し続けることで、電気料金が大幅に増加する可能性があります。
* モーターの故障:連続運転はモーターに負担がかかり、寿命を縮める可能性があります。故障の原因となり、修理費用が発生する可能性もあります。
* 火災リスク:長時間の連続運転は、モーターの過熱につながり、最悪の場合、火災の原因となる可能性があります。ただし、最近の換気扇は安全装置が備わっているものが多く、すぐに火災に繋がる可能性は低いと言えます。
* 騒音:常に稼働していることで、騒音によるストレスを感じる可能性があります。

24時間換気システムとの違い

最近の住宅に多く採用されている24時間換気システムは、換気扇とは異なる仕組みで換気をしています。一般的に、第一種換気や第三種換気といった方式を採用し、常に一定量の新鮮な空気を導入し、室内の空気を排出します。これらのシステムは、換気扇と比べて消費電力が低く、また、安全面においても配慮された設計となっています。

換気扇を回しっぱなしにする場合と24時間換気システムの場合では、消費電力や安全性、メンテナンスの面で大きな違いがあります。24時間換気システムは、専門業者による設置とメンテナンスが必要となるため、初期費用やランニングコストが高くなる可能性があります。一方、換気扇を回しっぱなしにする場合は、初期費用は安く済むものの、電気代や故障リスクを考慮する必要があります。

安全な換気方法

換気扇を回しっぱなしにすることに不安を感じるのであれば、タイマー機能付きの換気扇を使用したり、換気扇を定期的にON/OFFするなど、適切な換気方法を検討しましょう。

具体的な対策

* タイマー機能付き換気扇の導入:タイマー機能付きの換気扇であれば、必要な時間だけ換気をし、電気代の節約とモーターへの負担を軽減できます。
* 換気扇の定期的な清掃:定期的な清掃は、モーターの寿命を延ばし、火災リスクを低減します。
* 換気扇の適切な使用:換気扇は、調理時や入浴時など、湿気が発生しやすい時間帯に重点的に使用し、それ以外の時間はOFFにするのが理想的です。
* 窓の開閉:換気扇と併せて窓を開けることで、より効率的な換気が行えます。特に、朝晩など、気温が低い時間帯は窓を開けることで、結露の発生を防ぎ、電気代の節約にも繋がります。
* 除湿機の併用:除湿機と換気扇を併用することで、より効果的に湿気を除去できます。特に梅雨時期や、結露が気になる時期には有効です。

専門家の意見

建築士や電気工事士などの専門家に相談することで、より安全で適切な換気方法を見つけることができます。特に、古いタイプの換気扇を使用している場合は、専門家による点検・交換を検討する必要があるかもしれません。

まとめ

換気扇を回しっぱなしにすることは、結露やカビ対策に効果的ですが、電気代増加やモーター故障、火災リスクといったデメリットも存在します。24時間換気システムとの違いを理解し、タイマー機能付き換気扇の導入や定期的な清掃など、適切な換気方法を選択することが重要です。 ご自身の状況や住まいの構造に合わせて、最適な換気方法を検討し、安全で快適な生活を送ってください。

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