掛け布団と敷布団の柄について:なぜ敷布団は無地が多いの?

こんにちは。本日は、度々質問させていただいておりますが…我が家の家族はお布団屋さんの綿布団を愛用しておりますが、思えば、近年の寝具は大半が掛け布団側には柄があっても敷布団側が無地のものが多いですよね。私自身は、何故か、掛け布団側に柄があると敷布団側にも同じ柄がないと気持ち的に「面白さがない」とか「気持ちがしっくりいかない」という印象面も多い事から、柄があるタイプを専門に選んでしまいます。しかしながら、娘婿さんのように赤ちゃん自体の頃から愛用しているベビー布団ですが、布団生地に愛着があるものの同生地はすでに生産が停止されていて、当然手に入らないのが現状で、仕方がなく敷布団だけ他の柄になってしまっていますが、それでも、愛着間が薄れている事がないという印象があります。勿論、大人用布団も同じですが、お布団屋さんにて生地を選ぶときにも、柄があるものを選んでしまいます。近年、なぜ、敷布団だけ無地の生地が多いのかとても気になります。詳しい方は教えてください。

敷布団が無地の理由:デザイン性と機能性のバランス

近年、掛け布団に柄物が増えている一方で、敷布団は無地のものが主流となっています。その背景には、デザイン性と機能性の両面からの理由が考えられます。

デザイン性の観点

  • 掛け布団が主役: 寝具において、視覚的に最初に目に入るのが掛け布団です。そのため、柄やデザインは掛け布団に集中し、敷布団は無地にすることで、全体のバランスやまとまり感を演出する傾向があります。柄物の掛け布団に柄物の敷布団を合わせると、部屋全体がうるさくなってしまう可能性があるためです。特に、モダンでシンプルなインテリアが好まれる現代においては、無地の敷布団が空間の統一感を生み出す上で有効です。
  • コーディネートの自由度: 無地の敷布団は、掛け布団やベッドリネン、部屋全体のインテリアとのコーディネートがしやすいというメリットがあります。季節や気分に合わせて、掛け布団カバーやシーツを変えることで、簡単に寝室の雰囲気を変えることができます。柄物の敷布団だと、コーディネートの選択肢が狭まってしまう可能性があります。
  • 飽きのこないデザイン: 柄物に比べて、無地の敷布団は時代や流行に左右されにくく、長く使っても飽きが来にくいという利点があります。長く愛用する寝具だからこそ、飽きないデザインを選ぶことは重要です。

機能性の観点

  • 汚れが目立ちにくい: 敷布団は、直接肌に触れるだけでなく、寝汗や埃などが付きやすい部分です。無地の敷布団であれば、汚れが目立ちにくく、清潔感を保ちやすいというメリットがあります。柄物だと、汚れがより目立ってしまうため、こまめな清掃が必要になります。
  • シンプルで清潔感: 無地の敷布団は、シンプルで清潔感のある印象を与えます。特に、寝室はリラックスできる空間であるべきなので、シンプルで落ち着いた雰囲気は重要です。柄物だと、寝室の雰囲気が騒がしくなってしまい、リラックスできない可能性があります。
  • 素材の良さを際立たせる: 高品質な綿や天然素材を使用した敷布団の場合、無地にすることで素材本来の風合い、質感、色合いをより強調することができます。柄によって素材の良さが隠れてしまうのを防ぎます。

柄物敷布団の魅力と選び方

一方で、質問者様のように柄物敷布団に愛着を感じ、その魅力を理解されている方も多くいらっしゃいます。柄物敷布団を選ぶメリットも存在します。

柄物敷布団のメリット

  • 個性を演出: 寝室に個性を加え、自分らしい空間を演出したい方にとって、柄物敷布団は最適です。好きな柄や色を選ぶことで、よりリラックスできる空間を作ることができます。
  • 空間のアクセント: 無地の掛け布団と組み合わせることで、柄物敷布団は空間のアクセントになり、より魅力的な寝室を演出できます。大胆な柄を選ぶことで、個性を際立たせることも可能です。
  • 愛着の向上: 質問者様のように、お気に入りの柄の敷布団は、愛着が湧きやすく、長く愛用することができます。これは、単なる寝具ではなく、大切な思い出や感情が詰まったアイテムとなる可能性を示しています。

柄物敷布団を選ぶ際のポイント

  • 掛け布団とのバランス: 掛け布団との色の調和や柄のバランスを考慮しましょう。全く同じ柄でなくても、色調やモチーフを統一することで、まとまりのある空間を作ることができます。例えば、掛け布団がストライプ柄なら、敷布団は同系色の無地か、シンプルなチェック柄を選ぶなど。
  • 部屋全体のインテリアとの調和: 寝室全体のインテリアスタイルに合った柄を選びましょう。例えば、北欧風インテリアなら、落ち着いた色合いの花柄や幾何学模様、モダンなインテリアなら、シンプルで洗練された柄がおすすめです。
  • 素材と機能性: 柄だけでなく、素材や機能性にも注目しましょう。通気性や吸湿性、保温性など、快適な睡眠のための機能性を備えた敷布団を選びましょう。綿、羊毛、シルクなど、素材によって特徴が異なるため、自分の好みに合ったものを選ぶことが重要です。
  • お手入れのしやすさ: 柄物敷布団は、汚れが目立ちやすい場合があります。洗濯方法やお手入れのしやすさも考慮して選びましょう。カバーが取り外せるタイプや、洗濯機で洗えるタイプを選ぶと便利です。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、敷布団が無地であることは、空間の統一感や清潔感を保つ上で有効な手段です。しかし、個人の好みや寝室の雰囲気を重視するならば、柄物敷布団を選ぶことも全く問題ありません。重要なのは、掛け布団や部屋全体のインテリアとのバランスを考慮し、自分らしい空間を演出することです。柄物敷布団を選ぶ際は、素材や機能性、お手入れのしやすさにも注意を払い、長く愛用できるものを選びましょう。

まとめ:自分のスタイルに合った敷布団を選びましょう

敷布団が無地である理由には、デザイン性と機能性の両面からの理由があります。しかし、柄物敷布団にも多くの魅力があります。大切なのは、自分の好みやライフスタイル、そして部屋全体のインテリアに合った敷布団を選ぶことです。この記事が、皆様の敷布団選びの参考になれば幸いです。

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