掃除と片付けが苦手なADHDの方のための、引っ越し準備完全ガイド

掃除!やっぱり駄目!やり方が分からないです!!家でも職場でも、なぜこんなに汚いのに気にならないの!?と怒られます。いざ掃除を始めて、綺麗になった!と思うとこれで掃除したと思ってるの!?と怒られ、結局家族や職場の上司が残りを掃除します…。汚れは気にならないし完璧にやったつもりでも全く駄目。それに頭で何をどうしたらいいか考える機能が欠けてるんです。今引っ越し準備中ですが、部屋はゴミ袋が散乱。この部屋を空にしないといけないのですが、いらないもの、売るもの、持っていくものの仕訳が出来ません。何をどうしたらいいか分からず、手をつけられなくて…集中できなくて違うことをしてしまって…こんなの小学生だってやり方わかるでしょう。でも仕訳の手順が分からないんです。まず何から袋につめるとか売るものから袋につめるとか本当に頭イかれちゃってる。どなたか手順を教えて下さい(´;ω;`)訓練所で治るものなら頑張りたいです。ちなみに私はADHDの診断済みです。

ADHDと片付け・掃除の困難さ

ADHD(注意欠如・多動性障害)の方は、実行機能の弱さから、計画を立てたり、タスクを完了させたりすることが困難な場合があります。掃除や片付けも例外ではなく、始めること、手順を踏むこと、そして完了させることに苦労する方が多くいらっしゃいます。 「汚れている」という認識があっても、具体的な行動に移せない、あるいは途中で集中力が途切れてしまうといった経験は、ADHDの方にとってよくあることです。 ご自身の状況を理解し、適切な方法で取り組むことが重要です。 今回の質問者様のように、完璧主義に陥り、結果的に何も進まない、というケースも少なくありません。 まず、完璧を目指さず、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。

引っ越し準備:ステップバイステップで進めよう

引っ越しは大きなイベントです。 一気に全てをこなそうとすると、かえって混乱を招き、挫折しやすくなります。 そこで、ADHDの方でも取り組みやすいように、ステップバイステップで進める方法をご紹介します。 焦らず、小さな目標を立て、一つずつクリアしていくことが重要です。

ステップ1:部屋の現状把握と分類

まずは、部屋の現状を把握しましょう。 ゴミ袋が散乱しているとのことですが、まずはそれらを種類別に分けます。 この時、完璧に分類しようとせず、大まかに「捨てる」「売る」「持っていく」の3つのカテゴリーに分類します。

  • 捨てる:明らかに不要なゴミ、壊れた物、期限切れの物など
  • 売る:比較的状態の良い家具、家電、衣類など
  • 持っていく:必要な家具、家電、衣類、思い出の品など

この分類作業は、一度に全てをやる必要はありません。 1日1時間、あるいは30分だけでも構いません。 タイマーを使って時間を区切り、集中力を維持しましょう。 疲れたら休憩を取り、無理をしないことが大切です。

ステップ2:捨てるものの処理

「捨てる」カテゴリーのものを処理します。 ゴミの分別ルールに従って、分別を行い、ゴミ袋に詰めていきます。 この際、ゴミ袋を複数用意し、分別を容易にすることが重要です。 例えば、燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミなど、それぞれのゴミ袋にラベルを貼っておくと便利です。 また、大きなゴミは、自治体のルールに従って処理しましょう。

ステップ3:売るものの選別と販売方法の検討

「売る」カテゴリーのものを選別します。 状態の良いもの、需要がありそうなものを選びます。 販売方法は、フリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)、オークションサイト(ヤフオク!など)、リサイクルショップなど、いくつか選択肢があります。 それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分に合った方法を選びましょう。 写真撮影や商品説明作成も、一度に全てをやる必要はありません。 1日に1~2点ずつ出品していくだけでも十分です。

ステップ4:持っていくものの梱包

「持っていく」カテゴリーのものを梱包します。 梱包材は、ダンボール、プチプチ、ガムテープなど、必要に応じて用意しましょう。 梱包する際は、割れ物や壊れやすいものは、丁寧に梱包し、ラベルを貼って、何が入っているのかを明記しましょう。 こちらも、一度に全てを梱包する必要はありません。 1日に数箱ずつ梱包していくだけでも構いません。

ステップ5:掃除

ある程度片付けが済んだら、掃除を始めましょう。 掃除も、一度に全てをやる必要はありません。 例えば、今日はキッチンだけ、明日はトイレだけ、といったように、場所を区切って掃除を進めていきましょう。 掃除道具は、使いやすい場所に置いておきましょう。 掃除が終わった場所には、目印を置いておくと、掃除済みの場所と未清掃の場所を区別しやすくなります。

ADHDに配慮した掃除・片付けのコツ

* タイマーを活用する:集中力が持続しない場合は、タイマーを使って時間を区切り、作業時間を管理しましょう。 ポモドーロテクニック(25分作業、5分休憩)なども有効です。
* 小さな目標を設定する:大きな目標を立てると、挫折しやすいため、小さな目標を立て、一つずつクリアしていくようにしましょう。 例えば、「今日はゴミ袋を3つ片付ける」など、具体的な目標を設定します。
* 視覚化ツールを活用する:チェックリストや付箋などを活用し、作業内容を視覚化することで、進捗状況を把握しやすくなります。
* 報酬を設定する:作業が終わった後には、ご褒美を与えましょう。 好きなものを食べたり、映画を見たり、好きなことをする時間を作ることで、モチベーションを維持することができます。
* 専門家のサポートを受ける:どうしても困難な場合は、整理収納アドバイザーやADHD専門のカウンセラーなどに相談してみましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より効率的に片付けを進めることができます。
* 周囲に協力を求める:家族や友人、同僚などに協力を求めることも有効です。 一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることをためらわないでください。

インテリアとの関連性:新しい空間で気持ちよく暮らす

引っ越しを機に、インテリアにも変化を加えてみてはいかがでしょうか。 新しい空間で気持ちよく暮らすために、色や素材、レイアウトなどを工夫することで、生活の質を高めることができます。 グレーの壁は落ち着いた雰囲気を作り出し、リラックス効果も期待できます。 整理整頓された空間は、視覚的にも心地よく、精神的なストレスを軽減する効果も期待できます。 新しい住まいでは、整理整頓された空間を維持しやすいように、収納スペースを有効活用する工夫をしましょう。

まとめ

ADHDの方にとって、掃除や片付けは困難な課題ですが、適切な方法で取り組むことで、必ず克服できます。 焦らず、小さなステップを積み重ね、少しずつ進めていきましょう。 そして、新しい住まいでは、快適な空間をデザインし、気持ちよく生活を送ってください。

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