挿し木したポリゴナムの葉がしおれた!原因と対処法

挿し木したポリゴナムの葉がしおれたのですが大丈夫でしょうか?以前から強健と聞いていたポリゴナムが欲しかった者です。仕事先で、草むしりをしていた方に、引っこ抜いたポリゴナムをもらい、早速自宅にあった用土に埋めてみました。もらった時にはシャキッとしていたのですが、植え替えるとシオシオに葉っぱが枯れてしまい、このまま枯れてしまうのではないかと不安です。なお、根があったものはそのまま埋めて、枝は葉っぱが茂っている部分を残して縦にブスッと挿してます。部屋の中でも1日中日が当たる場所に置いているのですが。過保護なんでしょうか?それとも、埋め方が悪いのでしょうか?教えてください。

ポリゴナムの挿し木:しおれの原因と対処法

ポリゴナムは比較的丈夫な植物ですが、挿し木直後のしおれは、いくつかの原因が考えられます。ご心配でしょうが、落ち着いて原因を特定し、適切な対処をしましょう。 今回のケースでは、いくつかの可能性が考えられます。

1. 水分の不足と蒸散

挿し木直後は、根が十分に発達しておらず、水分を吸収する能力が低い状態です。特に、直射日光の当たる場所に置いている場合、葉から水分が蒸散しやすく、しおれが起こりやすくなります。 ポイントは、適切な湿度と日照管理です。

  • 明るい日陰へ移動:直射日光を避けて、明るい日陰に移動させましょう。レースカーテン越しの光などが理想的です。直射日光は葉焼けの原因にもなります。
  • 湿度を上げる:葉に霧吹きで水を吹きかけ、湿度を上げて蒸散を抑えましょう。ただし、葉が濡れたまま長時間放置すると、病気の原因となるため、適度に乾燥させることも重要です。 ビニール袋などで一時的に覆うのも効果的ですが、風通しも確保しましょう。
  • 用土の湿り具合を確認:用土が乾燥しすぎていると、水分吸収が妨げられます。指で土の表面を触って、乾燥しているようであれば、たっぷりと水やりをしましょう。ただし、過湿も根腐れの原因となるため、注意が必要です。

2. 根のダメージとストレス

引っこ抜かれたポリゴナムは、根にダメージを受けている可能性があります。また、新しい環境への変化(移植ショック)も、しおれの原因となります。

  • 根の状態を確認:もし、根付きの悪い挿し穂の場合、根が傷んでいたり、少なかったりする可能性があります。根の状態を丁寧に確認し、必要であれば傷んだ部分を切り取ります。殺菌剤を塗布するのも有効です。
  • 活着促進剤の使用:挿し木用の活着促進剤を使用すると、発根を促進し、しおれを防ぐ効果が期待できます。園芸店などで入手可能です。
  • ストレス軽減:新しい環境に慣れるまで、しばらくは静かに様子を見守りましょう。風通しの良い場所に置き、極端な温度変化を避けることが大切です。

3. 挿し木の方法

「葉っぱが茂っている部分を残して縦にブスッと挿してます」とのことですが、挿し木の方法は重要です。挿し穂の長さや、挿す深さ、角度などによって、発根率が大きく変わります。

  • 挿し穂の長さ:10~15cm程度の挿し穂が良いでしょう。長すぎると、水分が不足しやすくなります。
  • 挿す深さ:葉の付いている部分を土に埋めるように挿しましょう。深すぎると根腐れを起こす可能性があります。
  • 角度:斜めに挿すと、発根面積が広がり、活着しやすくなります。
  • 切り口の処理:挿し穂の切り口は、清潔な刃物で切り、切り口を乾燥させないように注意しましょう。必要に応じて、発根促進剤を塗布します。

4. 用土の選択

用土の種類も発根に影響します。水はけの良い用土を選びましょう。市販の挿し木用培土を使用するのがおすすめです。

専門家の視点:植物生理学者の意見

植物生理学の観点から見ると、しおれの原因は、主に水分収支のバランスの崩れです。根からの吸水量が蒸散量を下回ると、細胞内の水分が不足し、しおれが起こります。 適切な環境制御と、挿し木の手法を改善することで、ポリゴナムの生育を促すことができます。

まとめ:ポリゴナムの挿し木成功への道

ポリゴナムの挿し木は、適切な環境と方法で行えば、比較的容易に成功します。しおれてしまったとしても、すぐに諦めずに、上記の方法を試してみてください。 根気強くケアすることで、元気なポリゴナムを育てることができるはずです。 もし、改善が見られない場合は、専門家(園芸店など)に相談してみるのも良いでしょう。

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