拾った野良猫のトイレしつけと多頭飼育のポイント

拾った野良猫のトイレのしつけ方法 よろしくお願いします。 子供が野良ネコを拾ってきました。 4才程度のメス猫で足元はふらつき、ガリガリに痩せていて耳ダニもひどく全身かゆそうでした。 子供が飼うというので病院に連れて行き検査、駆虫、6種ワクチン等済ませたところです。 (今後、検便、血液検査、避妊手術予定) 食欲は旺盛、便もちゃんと出ているので足元もしっかりしてきて体重も増えました。 ですが困っているのがトイレです。 まだ保護して5日目なのですが猫砂トイレでうんち、おしっこをしてくれません。 (おしっこだけは1度だけ砂でしました) 昨日は枯葉を拾ってきてトイレの上に撒いたり、自分のうんちが少しついたティッシュを砂トイレに 置いて工夫してみましたが、今朝やはりケージの中の床にうんち、 空になったフードのお皿の中におしっこをしていました。 それなので今朝は本人のうんちごと猫砂トイレの中に埋めておきました。 他に何か良い方法をご存じの方がいらっしゃいましたら何でも良いので教えてください。 かたっぱしからやってみます。 今はおばあちゃんの家の使っていない部屋にケージを置いてそこで飼っています。 健康体になり、清潔にし、病院通いもすべて完了したら(病院の先生が言うには6月前にはOKだと) 我が家に迎え、先住猫(2才オスのスコティッシュちゃん)と同居予定です。 突然野良を迎え、先住猫との相性や同居にあたり色んな事が今から心配ですが とにかくひとまずおトイレは覚えてもらわないと困るので。。。 よろしくお願いします。

野良猫のトイレトレーニング:成功へのステップ

保護して間もない野良猫が新しい環境でトイレを覚えるには、時間と根気が必要です。まずは、猫がトイレを嫌がる原因を探ることから始めましょう。

猫砂の種類を見直す

  • 猫砂の香り:「ライオンのペットきれい・匂いを取る砂」のような、香りの強い猫砂は猫が嫌がる場合があります。無香料の猫砂、特におからなどの自然素材の猫砂を試してみましょう。先住猫が使っている猫砂を使うのも効果的です。猫は自分の匂いに安心感を覚えるため、先住猫の匂いのついた猫砂は、新しい環境への適応を助ける可能性があります。
  • 猫砂の粒の大きさ:猫砂の粒が大きすぎたり、小さすぎたりすると、猫がトイレを使うのを嫌がる場合があります。色々な粒の大きさの猫砂を試して、猫が快適に使えるものを探しましょう。
  • 猫砂の種類:砂の種類によって猫の好みが分かれます。ベントナイト、シリカゲル、おから、紙など、様々な種類があるので、いくつか試して猫が好む砂を見つけることが重要です。

トイレの位置と数を調整する

  • ケージ内での位置:ケージの中にトイレを複数設置し、猫が使いやすい場所を探ってみましょう。フードや寝床から離れた、落ち着ける場所を選びましょう。
  • トイレの大きさ:猫が快適に使える大きさのトイレを選びましょう。狭すぎるとストレスになり、トイレを避ける原因となります。
  • トイレの数:猫の数よりも多くのトイレを用意する方が望ましいです。特に多頭飼育の場合は、猫同士の縄張り意識を考慮し、それぞれの猫が自由に使えるトイレを確保しましょう。

トイレの清掃頻度を高める

猫は清潔なトイレを好みます。毎日、排泄物を処理し、猫砂を交換しましょう。汚れたままのトイレは、猫がトイレを使わない原因となります。トイレは、猫が落ち着いて排泄できるよう、常に清潔に保つことが重要です。

誘導と褒め方で学習を促す

  • 猫をトイレに誘導する:猫がトイレの近くで排泄しようとしたり、排泄した直後には、優しくトイレに誘導しましょう。猫がトイレで排泄したら、たくさん褒めてあげましょう。おやつを与えたり、優しく撫でてあげたりすることで、トイレを使う行動を肯定的に強化できます。
  • フェロモン製品:猫の安心感を高めるフェロモン製品(フェリウェイなど)を使用するのも効果的です。これらは、猫が落ち着いてトイレを使えるようにサポートします。
  • 排泄物の誘導:猫がトイレ以外で排泄した場合、その排泄物を猫砂トイレに埋めて、猫にトイレの場所を覚えさせる方法があります。しかし、これはあくまで補助的な方法であり、猫砂の材質やトイレの場所なども見直す必要があります。

獣医への相談

もし、上記の対策をしても改善が見られない場合は、獣医に相談しましょう。猫の健康状態や、下部尿路疾患などの病気の可能性も考慮する必要があります。

先住猫との多頭飼育:スムーズな同居のためのポイント

野良猫と先住猫の同居は、慎重な準備が必要です。病気の感染予防と、猫同士のストレスを最小限に抑えることが重要です。

健康管理の徹底

  • 隔離期間:新入り猫を迎え入れる前に、最低でも2週間は隔離し、健康状態を観察しましょう。この期間に、新入り猫の検便、血液検査、避妊手術などを済ませておくことが重要です。
  • 感染症対策:新入り猫と先住猫が接触する前に、それぞれの猫の健康状態を獣医に確認しましょう。感染症の予防接種や駆虫を済ませておくことが重要です。また、ケージやトイレ、食器など、それぞれの猫の持ち物を完全に分けて、感染症の予防に努めましょう。

段階的な慣らし

  • 匂いの交換:まずは、それぞれの猫の匂いを交換することから始めます。例えば、それぞれの猫のタオルやベッドを交換し、お互いの匂いに慣れさせる方法があります。
  • 視覚的な接触:隔離期間後、ケージ越しにお互いをゆっくりと見せることから始めます。最初は短い時間から始め、徐々に時間を長くしていきます。猫同士が落ち着いていられる距離を保つことが重要です。
  • 短い時間での接触:猫同士が落ち着いてきたら、短い時間だけ、監督の下で直接接触させます。この間も、猫の様子を注意深く観察し、喧嘩が始まったり、一方の猫が過度にストレスを感じているようであれば、すぐに接触を中止します。
  • 安全な空間の確保:それぞれの猫が安全に過ごせる場所を確保しましょう。猫が自由に移動できるスペースを確保し、隠れ家となる場所を用意することで、猫同士のストレスを軽減することができます。

ストレス軽減策

  • フェロモン製品:フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫のストレスを軽減するのに役立ちます。特に、多頭飼育においては、猫同士の緊張感を和らげる効果が期待できます。
  • 十分な資源の提供:トイレ、フードボウル、寝床など、猫に必要な資源を十分に用意しましょう。資源が不足すると、猫同士の争いの原因となる可能性があります。それぞれの猫が自分の資源を自由に使えるように、十分な数を用意することが重要です。
  • 遊びの時間:猫同士の遊びの時間を作ることで、猫同士のコミュニケーションを促進し、良好な関係を築くことができます。ただし、猫同士の遊びが喧嘩に発展しないように、注意深く見守ることが重要です。

専門家のアドバイス

動物病院の獣医師や、猫の行動に詳しい専門家(動物行動学者など)に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。特に、トイレのしつけや多頭飼育に問題が生じた場合は、専門家の意見を参考にすると良いでしょう。

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