押入れDIYで1畳の空間を有効活用!壁紙・塗装の選び方から注意点まで徹底解説

押入れをきれいにしたいので、アドバイスをお願いします。現在、押入れのドア(襖)を外し、カーテンをかけて使っています。収納しているものは、主に洋服と、本です。中はベニヤなので、白い壁紙を張るか、ペイントして、カーテン自体を外し、1畳分広く使おうかと考えていますが、押入れを加工する際に気を付けた方が良いことを教えてください。(例:壁紙は呼吸しやすい素材がよいなど)DIYは初めてなので、プロの方のご意見をいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

押入れDIYで快適な空間を手に入れるためのステップ

押入れをDIYでリフォームし、快適な収納スペース、あるいはワークスペースとして活用したいというご要望ですね。ベニヤ板の押入れに壁紙を貼ったり、塗装したりすることで、1畳分の広々とした空間を実現できる可能性があります。しかし、DIYは初めてとのことですので、失敗しないためのポイントをプロの視点から詳しく解説します。

1. 事前準備:現状把握と計画

まずは、押入れの現状を正確に把握することが重要です。

  • 押入れのサイズを正確に測る:幅、奥行き、高さを正確に計測し、必要な材料の量を計算します。特に、高さは天井までの高さを正確に測ることが重要です。
  • ベニヤ板の状態を確認する:傷や汚れ、反りなどがないかチェックします。状態によっては、下地処理が必要になる場合があります。
  • 収納物の量と種類を確認する:収納する洋服や本の量、種類を把握し、収納方法を計画します。収納棚を作る必要があるか、棚板の数を検討します。
  • 予算を決める:材料費、工具レンタル費などを含め、予算を事前に設定しておきましょう。予想外の費用が発生する可能性も考慮に入れて、余裕を持った予算を設定することをおすすめします。
  • 作業スケジュールを立てる:DIYは思った以上に時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールを立て、無理なく作業を進められるようにしましょう。

2. 材料選び:壁紙・塗料の選び方

押入れの雰囲気や機能性を考慮して、適切な材料を選びましょう。

壁紙の場合

  • 通気性の良い壁紙を選ぶ:押入れは湿気がこもりやすい場所です。通気性の良い壁紙を選ぶことで、カビやダニの発生を防ぎます。不織布壁紙や、自然素材を使った壁紙がおすすめです。
  • 耐水性のある壁紙を選ぶ:万が一、水がこぼれても安心な耐水性の壁紙を選ぶのも良いでしょう。特に、収納するものが濡れやすい場合は、耐水性を重視しましょう。
  • 色味を選ぶ:アイボリーなどの明るい色は、空間を広く見せる効果があります。洋服や本の色との調和も考慮しましょう。

塗装の場合

  • 防カビ・防ダニ効果のある塗料を選ぶ:押入れは湿気がこもりやすいので、防カビ・防ダニ効果のある塗料を選びましょう。水性塗料は臭いが少なく、環境にも優しいのでおすすめです。
  • 下地処理剤を使用する:ベニヤ板の表面をきれいにするために、下地処理剤を使用しましょう。これにより、塗料のノリが良くなり、仕上がりが美しくなります。
  • 色味を選ぶ:アイボリーや白などの明るい色は、空間を明るく見せる効果があります。落ち着いた雰囲気にしたい場合は、ベージュやグレーなども良いでしょう。

3. 作業工程:DIYの進め方

  • 下地処理:ベニヤ板の表面をきれいに清掃し、必要に応じてサンディング(研磨)を行います。下地処理を丁寧に行うことで、壁紙や塗料の仕上がりが大きく変わります。
  • 壁紙貼り:壁紙を貼る場合は、糊を均一に塗布し、気泡が入らないように丁寧に貼ります。ヘラを使って、シワや気泡を丁寧に押し出しましょう。端部はカッターで綺麗にカットします。
  • 塗装:塗装する場合は、下地処理剤を塗布した後、塗料を薄く数回に分けて塗ります。一度に厚く塗ると、ムラになったり、垂れたりする可能性があります。
  • 仕上げ:壁紙や塗装が完全に乾燥したら、収納棚を設置したり、整理整頓を行いましょう。完成した押入れを有効活用して、快適な空間を作り上げてください。

4. 専門家への相談

DIYに自信がない場合、または難しい作業がある場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。専門業者であれば、より丁寧な仕上がりと、長持ちするリフォームを実現できます。特に、構造上の問題や、湿気対策など、専門的な知識が必要な場合は、相談することをおすすめします。

5. 注意点

  • 換気:作業中は十分な換気を心がけましょう。塗料の臭いによる健康被害を防ぐためにも、窓を開け放して作業することをおすすめします。
  • 安全対策:作業中は、安全メガネやマスク、手袋などを着用しましょう。高い場所での作業は、必ず安全な足場を確保してください。
  • 火気厳禁:塗料によっては引火性のあるものもあります。作業中は火気を近づけないように注意しましょう。
  • 廃棄物処理:作業後に出る廃棄物は、適切に処理しましょう。自治体のルールに従って、分別し、処分してください。

まとめ:理想の押入れ空間を実現しよう

押入れのDIYリフォームは、費用を抑えながら、自分らしい空間を作れる魅力的な方法です。しかし、安全に作業を進めるためには、計画性と正確な作業が不可欠です。この記事で紹介したポイントを参考に、快適で使いやすい押入れ空間を実現してください。 初めてDIYに挑戦する場合は、まずは小さな部分から始めて、徐々に慣れていくことをおすすめします。 わからないことがあれば、専門家への相談も有効な手段です。

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