押入れベッドDIY:安全で快適な子供部屋を実現するためのペンキ選びと塗装方法

子供部屋にベッドを置くスペースがないので押入れをベッド代わりに使用と思っているのですが、ベニヤの色が布団に移りそうなのでペンキを塗ろうと考えております。どのようなペンキを使うとよいのでしょうか?また、ペンキの上にニスを塗ったほうがよいのでしょうか?ご存知のかた、アドバイス宜しくお願いいたします。

押入れを子供部屋のベッドとして活用する際の注意点

押入れをベッドとして活用するアイデアは、スペースを有効活用できる素晴らしい方法です。しかし、安全面や快適性、そして塗装に関するいくつかの点を考慮する必要があります。特に、お子さんの安全を第一に考え、適切な材料と施工方法を選ぶことが重要です。

安全性と快適性を重視した素材選び

押入れをベッドとして使用する場合、まず考慮すべきは安全性です。ベニヤ板は、そのままでは強度が不足している可能性があります。ベッドとして使用する前に、強度を補強する必要があるかもしれません。例えば、ベニヤ板の補強材として、木材を追加したり、既存のベニヤ板をより厚いものに取り替えたりするなどの方法があります。

また、快適性も重要です。布団が直接ベニヤ板に触れると、硬くて寝心地が悪いため、マットレスや布団の下に敷くクッションなどを用意しましょう。さらに、通気性も考慮すべき点です。押入れは湿気がこもりやすい場所なので、通気性を確保するために、床にすのこを敷いたり、布団を定期的に干したりする必要があります。

押入れの塗装に最適なペンキの種類

ベニヤ板にペンキを塗る際には、お子さんの健康と安全を第一に考え、適切なペンキを選ぶことが重要です。

おすすめペンキ:水性塗料

水性塗料は、油性塗料と比べて臭いが少なく、乾燥時間も短いのが特徴です。また、人体への影響も少ないため、子供部屋で使用するには最適です。特に、「VOC(揮発性有機化合物)含有量が少ない」と明記されているものを選びましょう。VOCは、人体に悪影響を与える可能性のある有害物質です。

水性塗料の種類と特徴

* アクリルエマルジョン塗料:耐久性が高く、汚れにも強いのが特徴。子供部屋のように頻繁に掃除をする場所にも適しています。
* 水性ウレタン塗料:アクリルエマルジョン塗料よりもさらに耐久性が高く、傷つきにくいのが特徴。長持ちさせたい場合におすすめです。
* 自然塗料:植物由来の成分で作られた塗料で、人体への影響が少なく、環境にも優しいのが特徴。価格はやや高めですが、安全性を重視するならおすすめです。

避けるべきペンキ:油性塗料

油性塗料は、乾燥時間が長く、臭いが強いのが特徴です。また、人体への影響も懸念されるため、子供部屋で使用するのは避けた方が良いでしょう。

ペンキの上塗り:ニスは必要?

ペンキの上からニスを塗るかどうかは、目的によって異なります。

ニスの効果

ニスを塗ることで、ペンキの表面が保護され、傷つきにくくなります。また、光沢を出す効果もあります。しかし、ニスの種類によっては、臭いが強いものもありますので、子供部屋で使用する場合には、水性ニスを選びましょう。水性ニスは、臭いが少なく、乾燥時間も短いのが特徴です。

ニスを塗る場合の注意点

ニスを塗る場合は、ペンキが完全に乾燥してから行いましょう。また、換気を十分に行って、臭いを軽減しましょう。

具体的な塗装手順

1. 下地処理:押入れのベニヤ板の表面をきれいに掃除し、汚れやホコリを取り除きます。必要に応じて、サンダーで表面を研磨し、平滑にします。
2. プライマーの塗布:ペンキの密着性を高めるために、プライマー(下塗り剤)を塗布します。水性プライマーを使用しましょう。
3. ペンキの塗布:水性塗料を2~3回重ね塗りします。1回塗るごとに、完全に乾燥させてから次の回を塗りましょう。
4. ニスの塗布(任意):ペンキが完全に乾燥したら、水性ニスを塗布します。これも2~3回重ね塗りします。
5. 乾燥:完全に乾燥するまで、十分な時間を取ります。

専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「押入れベッドDIYは、コストを抑えながら空間を有効活用できる素晴らしい方法ですが、安全性を第一に考え、適切な材料選びと施工が重要です。特に、お子様の健康に配慮し、VOC含有量の少ない水性塗料を使用することを強くお勧めします。」とのことです。

まとめ

押入れをベッドとして活用する際には、安全面と快適性を考慮した上で、適切なペンキを選び、丁寧に塗装することが重要です。水性塗料を使用し、必要に応じて水性ニスを塗ることで、安全で快適な子供部屋を実現できます。DIYに不安がある場合は、専門業者に依頼するのも一つの方法です。

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