押入れの耐荷重と安全な収納方法:模様替えと収納の不安を解消

押入れが耐えられる重さってどのくらいなのでしょうか?既出の質問でしたらすみません。現在部屋の模様替えをしている最中です。押入れに本を置いているのですが、本棚と本の重さで押入れの仕切が壊れてしまわないか心配で質問させいただくことにします。押入れは一畳分の広さで高さは天井まであります。その中間の高さに上下を分けるような仕切りがあります。この上段右側に4・5キロ程の本棚と200冊位の本(主に文庫本)がいっぱいに入っています。上段左側にはあまり重さのない冬物のコートなどを吊るしている状態です。現状として左右の重さが極端に違うことと本重さによって、あるいは更に収納を増やすことによって押入れのこの仕切りが壊れてしまわないか心配しています。収納仕切れていない本もありますし、本以外にも収納場所として押入れを活用したいので詳しい方いらっしゃったら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。補足として、物件は築35年位のものです。大家さんのご意向で内装はある程度きれいにされていて、この押入れも築年数とは異なり比較的新しいものだと思われます。よろしくお願いします。

押入れの耐荷重:明確な数値は難しい

残念ながら、押入れの耐荷重について、明確な数値を示すことは困難です。なぜなら、耐荷重は押入れの構造、材質、築年数、設置方法など、多くの要素に左右されるからです。 あなたのケースでは、築35年の物件で、押入れ自体は比較的新しいとありますが、それでも木材の劣化や金具の緩みなど、目に見えない部分での強度低下が考えられます。

現状の収納とリスク評価

まず、現状の収納状況を分析してみましょう。

* **本棚と本の重さ:** 本棚4.5kg + 文庫本200冊(1冊を平均150gと仮定すると30kg)=約34.5kg
* **左右の重量バランス:** 右側に34.5kg、左側にコートなどの軽いもの。明らかに右側に重量が集中しています。
* **仕切りの状態:** 仕切りの材質、強度、設置方法が不明なため、耐荷重を正確に判断できませんが、現状で歪み、軋み、破損の兆候がないか注意深く確認しましょう。

現状では、重量バランスの悪さと、集中荷重が押入れの仕切りに大きな負担をかけている可能性が高いです。さらに収納を増やすと、仕切りが破損するリスクは高まります。

押入れの耐荷重を高めるための対策

押入れの耐荷重を向上させ、安全に収納を増やすための具体的な対策をいくつかご紹介します。

1. 重量バランスの調整

最も重要なのは、押入れ内の重量バランスを均等にすることです。重い本棚を右側に集中させているのが問題です。

* **左右均等に配置:** 本棚を左右に分割して配置し、重さを分散させましょう。
* **軽いものを上に:** 重いものは下段に、軽いものは上段に配置することで、仕切りへの負担を軽減できます。
* **コートの収納方法の見直し:** コートをハンガーに吊るすのではなく、圧縮袋などを使ってコンパクトに収納することで、スペースを節約し、重量を軽減できます。

2. 収納方法の見直し

収納方法を見直すことで、押入れのスペースを有効活用し、荷重を分散させることができます。

* **本棚の選び方:** 強度が高い本棚を選びましょう。できれば、背の高い本棚ではなく、低くて幅の広い本棚を複数設置し、重量を分散させるのが効果的です。
* **収納ボックスの活用:** 本や小物を収納ボックスにまとめて収納することで、荷重を分散し、整理整頓もできます。
* **棚板の追加:** 押入れに棚板を追加することで、収納スペースを増やし、重量を分散できます。ただし、棚板を追加する際は、押入れの構造を考慮し、適切な位置に設置する必要があります。 安易なDIYではなく、専門業者に相談するのも良いでしょう。

3. 補強工事の検討

現状の対策で不安が残る場合は、補強工事も検討しましょう。

* **専門業者への相談:** 押入れの構造や耐荷重について、専門業者に相談し、適切な補強方法を検討してもらいましょう。
* **補強材の設置:** 専門業者によっては、押入れ内部に補強材を設置することで、耐荷重を向上させることができます。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、築年数の古い物件では、木材の劣化や金具の緩みなどが懸念されます。特に、重量物の収納は、構造材への負担が大きいため、注意が必要です。 不安な場合は、専門業者に点検してもらうことを強くお勧めします。 自己判断で補強工事を行うと、かえって状況が悪化する可能性もあるため、専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。

まとめ:安全第一で収納計画を

押入れの耐荷重は、明確な数値で示すことが難しいですが、重量バランスの調整、収納方法の見直し、必要であれば専門業者への相談など、安全を第一に考えて収納計画を進めることが重要です。 無理な収納は避け、快適で安全な空間を確保しましょう。

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