戸建て住宅へのUHFアンテナ設置と既存配線活用の方法

ケーブルテレビを解約し、UHFアンテナを設置してテレビを見る予定です。戸建の為、すでに屋根裏に入り現在の配線状況などを確認してみましたが…屋根裏の断熱材をずらしながらケーブルを辿ってみても、引き込み箇所まで特定できません。アンテナ設置後、ケーブルを上手く屋根裏へ引き込めるか少々不安です。現在、屋根裏から各部屋へ分配されているケーブルを使用したいので、なんとか屋根裏へUHFアンテナからのケーブルを引き込みたいと考えています。そこで、外壁に取り付けてある保安器を解約時に取り外さず(取り外さない工事があることは確認済み)、UHFアンテナからのケーブルを保安器のINへ差し込むことで、OUTから出ているケーブル(これが屋根裏の分配器へ…そこから各部屋へいっています)を、そのまま活用できるのでしょうか?保安器を取り外す工事(屋内のケーブルは当然撤去)と、保安器は残して屋内のケーブルのみ撤去する工事のいずれかを選択しなくてはなりません。(工事費用もことなるんで…) ①UHFアンテナ(BSアンテナ設置予定)→(ブースター/必要に応じて)→保安器→屋根裏へ→分配器【保安器を活用できる!】 ②UHFアンテナ(BSアンテナ設置予定)→(ブースター/必要に応じて)→屋根裏へ→分配器【保安器は残念ながら活用できない】 ①の方法(保安器を経由)が、配線の引き込みを行わず…可能であれば、この方法で!と考えています。ちなみに設置されている保安器は「DX ANTENNA NH-7ADF2」です。ご存知の方よろしくお願い申し上げます。

既存の保安器を活用してUHFアンテナの配線を済ませる方法

ケーブルテレビ解約後のUHFアンテナ設置、そして既存の配線を有効活用したいというご希望ですね。屋根裏配線の状況が不明瞭な点、そして保安器「DX ANTENNA NH-7ADF2」の活用可能性についてご質問いただきました。結論から言うと、可能性は高いですが、確実ではありません。 状況確認と専門家への相談が重要です。

保安器「DX ANTENNA NH-7ADF2」について

DX ANTENNA NH-7ADF2は、ケーブルテレビの信号を安全に屋内に引き込むための保安器です。 重要なのは、この保安器がUHFアンテナからの信号にも対応しているかどうかです。 多くの保安器は、ケーブルテレビの周波数帯域に特化して設計されています。UHFアンテナの周波数帯域に対応していれば、①の方法(保安器を経由)で既存の配線を活用できる可能性があります。

保安器活用における注意点

保安器を経由する方法を選択する際の注意点として、以下の点を考慮する必要があります。

  • 保安器の仕様確認: NH-7ADF2の取扱説明書やメーカーウェブサイトで、UHFアンテナ信号の通過が可能かどうかを確認してください。 対応周波数帯域が記載されているはずです。UHF帯域に対応していない場合、信号が正しく通過せず、テレビが映らない可能性があります。
  • ブースターの必要性: アンテナからの信号が弱いと、受信状態が悪くなる可能性があります。 特に、複数のテレビに分配する場合や、アンテナと住宅の距離が離れている場合は、ブースターの設置が必須となる場合があります。 ブースターは保安器の前、または後、どちらに設置しても構いませんが、設置場所によって最適なブースターの選定が必要となる場合があります。
  • ケーブルの規格: 既存のケーブルがUHFアンテナの信号に対応しているか確認が必要です。 ケーブルの規格が異なると、信号の減衰が大きくなり、受信状態が悪くなる可能性があります。 必要に応じてケーブルの交換も検討しましょう。
  • 専門家への相談: ご自身で判断が難しい場合は、アンテナ工事専門業者に相談することを強くお勧めします。 専門家は、現場の状況を正確に判断し、最適な配線方法を提案してくれます。 また、保安器の取り扱いに関する知識も豊富です。

保安器を活用できない場合

もし、保安器がUHFアンテナ信号に対応していない場合、または既存ケーブルの状態が悪く、信号が不安定な場合は、②の方法(保安器を経由しない方法)を選択する必要があります。 この場合は、アンテナから屋根裏への新しいケーブル配線が必要になります。 屋根裏への配線は、断熱材の損傷を最小限に抑えるように注意深く行う必要があります。 断熱材を傷つけると、省エネルギー性能が低下する可能性があります。

具体的な作業手順とアドバイス

どちらの方法を選択する場合でも、以下の手順に従うことで作業をスムーズに進めることができます。

1. 事前準備

  • 必要な工具の準備: ケーブルカッター、ドライバー、ケーブルストリッパーなど、必要な工具を事前に準備しておきましょう。
  • 材料の購入: UHFアンテナ、ケーブル、ブースター(必要に応じて)、コネクタなど、必要な材料を購入しましょう。 専門業者に相談して最適なものを選定してもらうのがおすすめです。
  • 安全対策: 高所作業を行う場合は、安全帯などを着用して安全に作業を行いましょう。 また、感電に注意し、作業前にブレーカーを落としておくことをお勧めします。

2. アンテナ設置

  • 設置場所の選定: アンテナの設置場所を慎重に選びましょう。 周囲の建物や障害物によって受信状態が大きく変わるため、できるだけ高い位置で、見通しの良い場所に設置することが重要です。 専門業者に相談して最適な場所を選定してもらうのがおすすめです。
  • アンテナの取り付け: アンテナをしっかりと固定し、風などで倒れないように注意しましょう。

3. 配線作業

  • ケーブルの接続: アンテナと保安器(または屋根裏の分配器)を確実に接続しましょう。 コネクタの接続不良は、受信状態の悪化につながります。
  • ケーブルの固定: ケーブルを適切に固定し、たるみや断線がないように注意しましょう。 特に屋根裏での配線は、断熱材に干渉しないように注意が必要です。

4. テレビ接続と動作確認

  • テレビへの接続: アンテナケーブルをテレビに接続しましょう。
  • 動作確認: テレビのチャンネルをスキャンし、受信状態を確認しましょう。 受信状態が悪い場合は、アンテナの位置調整やブースターの設置などを検討しましょう。

インテリアとの調和

アンテナ設置は、インテリアとは直接関係ないように思えますが、アンテナ本体や配線の見え方によって、家の外観や印象に影響を与えます。 アンテナは、できるだけ目立たない場所に設置したり、デザイン性の高いアンテナを選んだりすることで、インテリアとの調和を図ることができます。 配線についても、壁に沿って綺麗に配線したり、配線カバーを使用したりすることで、視覚的な邪魔にならないように工夫しましょう。 ベージュの壁であれば、ベージュ系の配線カバーを使用することで、より自然な仕上がりになります。

まとめ

UHFアンテナ設置は、専門的な知識と技術が必要な作業です。 ご自身で作業を行う場合は、十分な注意を払い、安全に作業を行いましょう。 不安な場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。 既存配線の活用はコスト削減に繋がりますが、必ずしも可能とは限りません。 専門家のアドバイスを得ながら、最適な方法を選択し、快適なテレビ視聴環境を実現しましょう。

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