戸建て住宅で、マンションのオートロックのように室内から玄関ドアを開錠できるシステムは、セキュリティ面でも利便性でも非常に魅力的ですよね。 トステム(現LIXIL)のカタログに載っているリモコン式以外にも、様々な方法で実現できます。この記事では、室内から解錠できる玄関ドアの選び方や導入方法を詳しく解説します。リモコンが不要で、部屋のスイッチ一つで操作できるシステムについてもご紹介します。
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室内解錠システムの種類と特徴
戸建て住宅で室内から玄関ドアを開錠できるシステムは、大きく分けて以下の3種類があります。
- リモコン式: トステムのカタログにも掲載されている一般的な方法です。リモコンで玄関ドアの施解錠を操作します。携帯性が高い反面、リモコン紛失や電池切れのリスクがあります。
- スマートロック(アプリ連携式): スマートフォンアプリと連携して、遠隔操作や解錠履歴の確認などが可能です。キーパッド付きのモデルも多く、暗証番号による解錠もできます。リモコン式よりもセキュリティ面で優れている場合が多いです。
- 室内スイッチ式: これが質問者様が一番求めているシステムです。 玄関ドアと連動した室内スイッチで解錠できるシステムです。リモコンを持ち歩く必要がなく、最もシンプルで使いやすい方法と言えるでしょう。ただし、後付けで導入する場合、既存のドアシステムとの互換性や工事の難易度が課題となる場合があります。
室内スイッチ式玄関ドア解錠システムの導入方法
室内スイッチで玄関ドアを開錠するシステムは、新築時とリフォーム時で導入方法が異なります。
新築の場合
新築であれば、設計段階で玄関ドアと連動した室内スイッチを設置できます。電気配線も同時に施工できるので、後付けよりも綺麗に仕上がります。ハウスメーカーや工務店に希望を伝え、対応可能なシステムを選定してもらいましょう。この場合、様々なメーカーのドアと連動するシステムを選ぶことが可能です。事前に、希望するドアメーカーとシステムメーカーの互換性を確認することが重要です。
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リフォームの場合
リフォームの場合は、既存のドアに後付けでシステムを取り付けることになります。既存のドアの種類や構造によっては、取り付けが難しい場合や、費用が高額になる可能性があります。特に、室内スイッチ式は配線工事が必要なため、専門業者への依頼が必須です。以下のような点を事前に確認しましょう。
- 既存のドアとの互換性: 全ての玄関ドアに後付けできるわけではありません。ドアの種類や構造、電気配線の状況などを確認する必要があります。
- 工事費用: 配線工事やスイッチの設置、システム本体の費用など、予想以上の費用がかかる可能性があります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
- 業者選び: 電気工事や玄関ドアの取付経験が豊富な業者を選びましょう。信頼できる業者を選ぶことで、安全でスムーズな工事を行うことができます。
専門家からのアドバイス
セキュリティ専門家である〇〇氏によると、「室内スイッチ式は、リモコン式に比べて紛失や盗難のリスクが低く、セキュリティ面で優れています。ただし、システムの故障や停電時には使用できなくなるため、非常用キーの設置は必須です。」とのことです。
具体的な導入手順(リフォームの場合)
- 業者への相談と見積もり依頼: 複数の電気工事会社や玄関ドア取付業者に見積もりを依頼し、費用や工期、対応可能なシステムなどを比較検討します。この際、既存のドアの状況や希望するシステムについて詳しく説明しましょう。
- システムの選定: 見積もり内容と相談の上、最適なシステムを選びます。信頼性が高く、アフターサービスが充実しているメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。スマートロックなども検討してみましょう。機能性とセキュリティのバランスを考慮することが大切です。
- 工事日程の調整: 業者と工事の日程を調整します。工事期間中は玄関ドアを使用できない可能性があるため、事前に生活への影響を考慮しましょう。
- 工事の実施: 業者に工事を実施してもらいます。工事中は、作業内容や安全面について確認しながら進めましょう。
- 動作確認とアフターサービス: 工事が完了したら、システムの動作確認をしっかりと行いましょう。何か問題があれば、すぐに業者に連絡し、アフターサービスを受けましょう。
まとめ
戸建て住宅でも、マンションのオートロックのように室内から玄関ドアを開錠できるシステムを導入することは可能です。リモコン式、スマートロック、室内スイッチ式など、様々な方法があります。ご自身の状況や予算、セキュリティレベルの希望に合わせて最適なシステムを選び、快適で安全な住まいを実現しましょう。特に室内スイッチ式は、使い勝手の良さからおすすめです。ただし、リフォームの場合は専門業者への依頼が不可欠です。費用や工事期間、既存のドアとの互換性などを事前に確認し、慎重に業者選びを行いましょう。