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成犬のトイレトレーニング:7歳♂ミニチュアダックスフンドの場合
7歳という年齢で、過去に適切なトイレトレーニングを受けてこなかったミニチュアダックスフンドのトイレトレーニングは、根気と愛情が必要です。いきなりクレートトレーニングを始めるのではなく、犬の状況を理解し、段階的に進めていくことが大切です。
1. 現在の状況把握と安心感の提供
まず、新しい環境に来た犬が落ち着けるように、安心できる空間を作ってあげることが重要です。いきなりクレートに入れるのではなく、まずはサークルの中で自由に過ごせるようにしましょう。サークルは犬にとって安全な隠れ家のような存在になります。
新しい環境への適応には時間がかかります。最初の数日は、犬の様子をじっくり観察し、落ち着いて過ごせるように見守ってあげましょう。無理強いせず、犬のペースに合わせてトレーニングを進めてください。
2. トイレ場所の特定と誘導
サークル内にトイレシートを置き、犬がトイレシートで排泄したら必ず褒めてあげましょう。ご褒美としておやつや言葉で褒めることで、トイレシートを使うことを肯定的に強化できます。
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排泄後、すぐに掃除をすることで、犬がトイレシート以外に排泄しないよう促すことができます。また、犬がトイレに行きたがっているサイン(落ち着きがなくなる、クンクンするなど)を見逃さないように注意しましょう。
3. クレートトレーニングの導入
クレートトレーニングは、犬にとって安全で安心できる場所を作るのに有効です。しかし、成犬への導入は慎重に行う必要があります。いきなり長時間クレートに入れるのではなく、最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくのがポイントです。
クレートの中にお気に入りの玩具や、安心できる匂いのするタオルを入れてあげると、犬がクレートを落ち着ける場所と認識しやすくなります。
4. 留守番時の対策
週3日、9時間程度の留守番は、成犬でも負担となる可能性があります。そのため、クレートとサークルの併用がおすすめです。
- サークル内にクレートを設置することで、犬はサークル内で自由に動き回ることができ、必要に応じてクレートで休むことができます。
- 留守番前にトイレを済ませておくこと、そして十分な量のトイレシートを用意しておくことも重要です。
- 留守番中は、定期的に様子を確認するためにペットカメラを設置するのも有効です。
5. 夜間の対応
夜間は、サークル内にクレートを設置するのが良いでしょう。犬は夜間に安心して眠れる場所を必要とします。クレートは、犬にとって安全で落ち着ける空間を提供します。
6. マナーベルトの活用
マーキングの心配がある場合は、マナーベルトを使用するのも有効です。特に、新しい環境に慣れていない最初の数日間は、マナーベルトを使用することで、室内でのマーキングを防ぐことができます。
7. 匂い付けについて
部屋の匂いを嗅がせることは、犬が新しい環境に慣れる上で役立ちます。しかし、いきなり全ての部屋を自由に嗅がせるのではなく、まずはサークル内から始めましょう。
8. 我慢の必要性
成犬は子犬に比べて排泄の我慢ができますが、長時間我慢させるのはストレスになります。そのため、留守番時間を長くする際には、上記の対策をしっかりと行い、犬の負担を軽減することが重要です。
9. 専門家への相談
どうしてもトイレトレーニングがうまくいかない場合は、動物病院や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、犬にとって最適なトレーニング方法を見つけることができます。
まとめ:愛情と根気をもって
成犬のトイレトレーニングは、時間と根気が必要です。しかし、犬への愛情と適切なトレーニング方法で、必ず成功します。焦らず、犬のペースに合わせて、少しずつトレーニングを進めていきましょう。