成犬ポメラニアンのトイレトレーニング:2歳半オスのトイレしつけと部屋の消臭方法

2歳半のオス、ポメラニアンです。里親として譲り受けました。前の飼い主さんは、オムツをはかせていたので、どこでもマーキング、粗相をします。トイレの躾された経験はないようで、トイレシーツはガリガリ引っ掻いてやぶいてしまいます。部屋中どこでも鞄や人にマーキングです。去勢はしていません。去勢予定はありますが、数ヶ月先になります。部屋中におしっこの匂いがついてしまいました。拭いてもなかなかとれない部分もあります。成犬で、トイレシーツ慣れもしていないのですが、どのように躾したらいいでしょうか?やんちゃで、落ち着いていることはあまりありません。とても可愛いくて、いいこなので、トイレを覚えさせたいです。補足回答ありがとうございます!網目のついたトイレ買いました。しかし、うんちはしたところを見ていてすぐ片付けないと、犬が踏んでしまうんです。すこし目を離すと、あっやってしまった……となります。うんちは1日2回で、おしっこは何回も10回以上します。頻尿?なのでしょうか?

1. ポメラニアンのトイレトレーニング:現状分析と課題

2歳半のポメラニアンで、トイレトレーニングの経験がない、さらにオムツ育ちという状況は、トイレトレーニングが難しい状況であることを示しています。 マーキングや粗相、シーツの破壊、そして部屋中の尿臭は、すぐに解決できる問題ではありません。 しかし、根気と適切な方法で、必ず成功できます。 まず、以下の課題を整理しましょう。

  • トイレトレーニングの経験がない:基礎から丁寧にトレーニングする必要があります。
  • オムツ育ち:トイレの場所を認識できていません。場所の特定と、トイレ以外での排泄を抑制する必要があります。
  • マーキング行動:去勢手術が数ヶ月先であるため、マーキング行動を抑える対策が必要です。
  • シーツ破壊:丈夫なシーツを使用するか、代替手段を検討する必要があります。
  • 部屋中の尿臭:徹底的な消臭と、再発防止策が必要です。
  • 頻尿の可能性:健康面も考慮し、獣医への相談も必要です。

2. トイレトレーニングステップバイステップ

2-1. トイレ場所の特定と環境整備

* 場所の選定:落ち着いて排泄できる、犬が行きやすい場所を選びましょう。 人通りの少ない、静かな場所が理想的です。 トイレシートは、犬が落ち着いて排泄できるサイズを選びましょう。大きすぎると、端っこで排泄してしまう可能性があります。
* トイレシートの種類:網目タイプは、うんちが下に落ちやすく掃除がしやすいですが、犬が踏んでしまうリスクがあります。 吸収性の高いシートを使用し、こまめな交換を心がけましょう。 また、犬が引っ掻いても破れない丈夫なシートを選ぶことも重要です。
* 消臭対策:徹底的な消臭は必須です。市販のペット用消臭剤を使用し、特に尿が染み込んだ箇所は、専用の消臭スプレーと酵素系クリーナーで丁寧に清掃しましょう。 漂白剤は使用しないように注意してください。 匂いが残っていると、犬は同じ場所に排泄しようとする可能性があります。
* 安全な空間の確保:犬が落ち着いて過ごせる、安全な空間を確保しましょう。 ケージを使用するのも一つの方法です。 ただし、ケージは長時間閉じ込めるのではなく、トレーニングの一環として短時間使用し、トイレトレーニングの成功後も、落ち着ける場所として活用しましょう。

2-2. トイレトレーニング方法

* 成功体験を積ませる:トイレで排泄したら、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。 「良い子!」と声かけと、おやつや大好きなおもちゃで褒めることで、トイレで排泄することが良いことだと学習します。
* 決まった時間にトイレに連れて行く:朝起きた時、食事の後、散歩の後など、決まった時間にトイレに連れて行きましょう。 犬が排泄するサイン(クンクンする、落ち着きがなくなるなど)を見逃さないように注意しましょう。
* 失敗したら叱らない:失敗した時は、叱るのではなく、静かにトイレに連れて行きましょう。 叱ると、犬はトイレを嫌がるようになり、トレーニングが難しくなります。
* 根気と継続が重要:トイレトレーニングは、すぐに効果が出るとは限りません。 根気強く、毎日継続することが大切です。 数ヶ月かかる場合もありますので、焦らず、犬のペースに合わせてトレーニングを進めましょう。

2-3. マーキング対策

* 去勢手術:去勢手術は、マーキング行動を抑える効果があります。 予定通り手術を行いましょう。
* マーキングを見つけたら:マーキングを見つけたら、すぐに掃除し、消臭剤で処理しましょう。 また、マーキングしやすい場所に、犬が嫌がる柑橘系の香りのスプレーなどを吹き付けるのも効果的です。
* 代替行動を促す:マーキングしたい衝動を別の行動に転換させるために、おもちゃで遊ばせたり、散歩に連れて行くなど、気を紛らわせる工夫をしましょう。

2-4. 頻尿対策

* 獣医への相談:頻尿は、病気の可能性もあります。 獣医に相談し、健康状態をチェックしてもらいましょう。 膀胱炎や糖尿病などの病気が隠れている可能性があります。
* 水分摂取量:水分摂取量が多いと頻尿になります。 水分摂取量を調整する必要があるかもしれません。 獣医の指示に従いましょう。

3. 専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、成犬のトイレトレーニングは、幼犬に比べて時間がかかりますが、不可能ではありません。 重要なのは、犬の気持ちに寄り添い、根気強くトレーニングすることです。 叱責は逆効果になりやすく、ポジティブな強化(ご褒美)を効果的に活用することが重要です。 また、犬の行動を注意深く観察し、排泄のサインを早期に察知することで、成功率を高めることができます。 必要に応じて、プロのドッグトレーナーに相談することも有効です。

4. まとめ:成功への道筋

成犬のトイレトレーニングは、時間と忍耐が必要です。 しかし、適切な方法と継続的な努力によって、必ず成功できます。 この記事で紹介した方法を参考に、愛犬との生活をより快適なものにしてください。 そして、愛犬の健康状態を常にチェックし、必要に応じて獣医に相談することも忘れずに行いましょう。

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