愛着のある革製品、まさかの溶解…原因と対処法を徹底解説

黒い革製品の一部が溶けてドロっとしてしまいました。何年もしまい込んでいたベルサーチの黒い革鞄を久しぶりに出してみたら、取っ手部分がぬるっとしてインクのように手について、皮が溶けたようになっていました! こんな事ってあるのでしょうか?どういう状況でこうなったでしょうか?部屋が暑かったから?修理は可能でしょうか?宜しくお願いします。補足 取っ手部分は、金具で鞄と繋がっており、おそらく取っ手部分だけ合皮なのでしょうね。本体自体は、何もなっていないので。デパートのブランド売り場で買った当初は、全て本皮だと思っていたのに。。皮専門店と言うのは、具体的にどういう所でしょうか?靴の修理や合鍵を作ってくれる所?それとも個人的なお店?

大切な革製品が溶けた…その原因とは?

長年愛用していた革製品が溶けてしまう、という衝撃的な出来事。大変お困りのことと思います。ご質問のケースでは、ベルサーチの革鞄の取っ手部分(合皮と推測)が溶解したとのこと。これは、いくつかの要因が考えられます。

1. 高温による変質

最も可能性が高いのは、高温による劣化です。 直射日光の当たる場所や、高温多湿の場所に長期間保管されていた場合、特に合皮は熱に弱いため、変質・溶解することがあります。特に、夏場の高温、閉め切った部屋での保管は危険です。 鞄を保管していた場所の温度や湿度を思い出してみてください。

2. 化学物質との接触

鞄が保管されていた場所の近くに、化学物質(洗剤、塗料、薬品など)が置いてあった可能性も考えられます。これらの物質が、空気中に揮発し、合皮と反応して溶解を引き起こした可能性があります。 保管場所周辺に、そのような物質がなかったか、確認してみましょう。

3. 材料の劣化

合皮は、本革と比べて耐久性が低く、経年劣化によって溶けやすくなります。長期間保管することで、素材自体の劣化が進み、高温や化学物質の影響を受けやすくなっている可能性も否定できません。 購入時期から考えると、素材の経年劣化も影響していると考えられます。

4. 製造上の問題

まれに、製造過程での不備によって、熱に弱い合皮が使われている場合があります。これは、ブランド品であっても起こり得ることで、製造時の品質管理に問題があった可能性も考えられます。

革製品の溶解…修理の可能性は?

残念ながら、すでに溶解が進んでいる状態では、完全な修復は難しい可能性が高いです。しかし、状況によっては部分的な修理や代替案が考えられます。

1. 専門業者への相談

まずは、革製品の修理を専門に行っている業者に相談することをお勧めします。靴修理店だけでなく、バッグ専門の修理店や革製品の修復に特化した工房などもあります。インターネット検索で「革製品修理」「バッグ修理」などで検索すると、多くの業者が見つかります。

2. 皮革専門店とは?

ご質問の「皮革専門店」とは、革製品の修理や販売、革素材の販売などを専門に行っているお店です。靴修理店の中には革製品の修理も請け負うところもありますが、複雑な修理や高価なブランド品の場合は、バッグや革製品の修理に特化した専門店に相談する方が安心です。個人的な工房や大規模なチェーン店など、様々な形態があります。

3. 修理方法の検討

専門業者に相談することで、以下の様な修理方法が提案される可能性があります。

* 取っ手の交換: 溶けた部分を完全に切り取り、新しい合皮または本革で取っ手を作り替える。
* 部分的な修復: 溶解が軽度であれば、特殊な補修材を使用して、表面を修復する可能性も。
* 代替案の提案: 修理が困難な場合は、似たような素材やデザインの取っ手を提案してくれるかもしれません。

今後の革製品の保管方法

今回の経験を活かし、今後の革製品の保管方法を見直しましょう。

1. 通気性の良い場所で保管

直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管しましょう。 クローゼットや衣装ケースを使用する場合は、防湿剤や除湿剤を使用し、定期的に換気することをお勧めします。

2. 温度・湿度の管理

温度と湿度を一定に保つことが重要です。 特に夏場は、エアコンを使用するなどして、室温を適切に管理しましょう。

3. 化学物質との接触を避ける

洗剤や薬品などの化学物質を保管場所から離しましょう。 また、革製品に直接触れるようなものも避けましょう。

4. 定期的な点検

定期的に革製品の状態をチェックし、異常を発見したらすぐに対応しましょう。 小さな傷や汚れも放置すると、大きな問題につながる可能性があります。

まとめ

革製品の溶解は、高温や化学物質、経年劣化など、様々な要因が考えられます。今回のケースでは、合皮の取っ手が高温にさらされたことが原因の可能性が高いです。修理は専門業者に相談するのが一番です。そして、今後の保管方法を見直すことで、大切な革製品を長く大切に使い続けることができます。

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