愛猫の行動から読み解く、猫と人間の関係性

愛猫が母にだけ噛んだり(甘噛み)爪を立てたりするのはなぜでしょうか?母、私、妹、犬4匹の家族の中に8ヶ月前から猫が加わりました。猫は野良猫の育児放棄で置いて行かれた女の子を生後数週間から育てています。基本的な生活(食事、トイレ、夜間の睡眠)は私の部屋で過ごしています。家中を自由に行き来し、朝方になると母の部屋へ行き布団に潜って寝ているようです。そして朝一番に起きる母に付いてキッチンへ行き、海苔をもらって食べる事が毎朝の日課になっています。そんな仲良しな2人ですが、母にだけ突然足を噛んだり爪を立てて戯れ付いています。見てる私としては仲良く戯れ付いていて羨ましいな〜と思うのですが、母はなぜ自分にだけ戯れてくるのか?と不思議がっています。私には甘えてきても戯れて噛んだりしてくる事はほぼ皆無です。「何で私には戯れ付いてこないのか」ちょっと寂しい気持ちです。妹はまだ猫との接し方が分からず抱っこして可愛がる程度のスキンシップしかとっていません。猫が戯れる相手とは兄弟のような認識で遊び相手と思ってるのでしょうか?母と一番仲良しってことなのでしょうか?猫のことがまだよく分からないので、どなたか詳しい方に私たち人間と猫の関係性を解説していただけないでしょうか?ちなみに犬と猫の関係は喧嘩する事もなく付かず離れずで良い関係を保てていると思います。食事、おやつも一緒に取り、気ままに過ごしていても犬達が動くたびに後をくっ付いて行動しています。

猫の行動:甘噛みや爪とぎの意味

猫が人間に甘噛みや爪とぎをするのは、必ずしも攻撃的な行為ではありません。多くの場合、遊びや愛情表現です。特に、幼少期から人間と生活している猫は、人間の手や足を狩りの獲物と勘違いし、遊びの延長として噛んだり、爪を立てたりすることがあります。 これは、猫が人間を家族の一員として認識し、信頼している証拠と言えるでしょう。

しかし、猫の遊び方は人間とは違います。猫は、狩りの本能を満たすために、動くものに対して反応します。そのため、母さんの動きや反応が、猫にとって魅力的な遊びの対象になっている可能性があります。 猫は、母さんの反応を見て、遊びの強度を調整しているのかもしれません。母さんが嫌がらずに遊んでくれるからこそ、この行動が繰り返されていると考えられます。

猫と人間の絆:信頼関係の深さ

ご質問にあるように、猫が母さんにだけ特別な行動をとる理由は、母さんとの間に強い信頼関係が築かれているからです。猫は、安全だと感じる相手に対してのみ、このような親密な行動をとります。朝一番に母さんの部屋に行き、海苔を食べるという行動からも、母さんへの信頼と安心感が伺えます。

一方、質問者様や妹さんに対しては、まだ十分な信頼関係が築けていない可能性があります。猫は警戒心が強く、新しい環境や人間には慎重に接します。 そのため、猫が質問者様や妹さんに甘噛みや爪とぎをしないのは、警戒心や距離感が原因と考えられます。

猫との距離感:それぞれの接し方

猫との関係性を良好に築くためには、猫のペースを尊重することが重要です。猫は、人間のように言葉で意思表示をすることができません。そのため、猫の行動や表情をよく観察し、猫が何を伝えようとしているのかを理解する必要があります。

質問者様へのアドバイス

* 猫のペースで接する:猫が近づいてきた時だけ優しく撫でるなど、猫が心地よいと感じるスキンシップを心がけましょう。無理強いは禁物です。
* 遊びの時間を作る:猫専用の玩具を使って、猫が狩猟本能を満たせるような遊びを提供しましょう。おもちゃの羽根やレーザーポインターなど、猫が追いかけることができるものがおすすめです。
* 安全な空間を提供する:猫が安心して休める場所を用意しましょう。猫ベッドやキャットタワーなどが効果的です。

妹さんへのアドバイス

* 猫に圧力を与えない:猫を無理やり抱っこしたり、触ったりしないようにしましょう。猫が自ら近づいてきた時に優しく触れる程度に留めましょう。
* 猫を観察する:猫の行動や表情をよく観察し、猫が何を好むのかを理解しましょう。
* ゆっくりと関係を築く:猫との信頼関係は、時間をかけて築くものです。焦らず、ゆっくりと関係を深めていきましょう。

専門家の視点:獣医さんの意見

獣医さんによると、「猫の甘噛みや爪とぎは、遊びの一環であることが多いですが、猫の性格や年齢、健康状態によっても異なります。もし、猫が過度に噛んだり、爪を立てたりする場合は、獣医さんに相談することが大切です。また、猫がストレスを抱えている場合も、このような行動が見られることがあります。猫の環境を整え、ストレスを軽減することも重要です。」とのことです。

インテリアと猫との共存:快適な空間づくり

猫が快適に過ごせるように、インテリアにも工夫が必要です。

* 猫が登れる場所を作る:キャットタワーや棚などを設置し、猫が自由に動き回れるようにしましょう。
* 猫が隠れる場所を作る:猫が落ち着いて休める隠れ家を用意しましょう。猫ハウスやダンボールなどでも代用できます。
* 安全な素材を選ぶ:猫が口にしても安全な素材の家具やインテリアを選びましょう。
* 猫が嫌がる香りを避ける:柑橘系の香りなどは、猫が嫌がる場合があります。

オレンジ色のクッションや猫用ベッドを配置することで、猫が落ち着ける空間を作ることができます。オレンジは猫にとって刺激的な色ではないため、リラックス効果が期待できます。また、猫が安全に登れるキャットタワーを置くことで、高い場所から周囲を見渡せる安心感を与えられます。

まとめ:猫とのコミュニケーションを深める

猫の行動は、その猫の個性や、人間との関係性を反映しています。母さんへの特別な行動は、強い信頼関係の証と言えるでしょう。 しかし、他の家族も猫との絆を深めるために、猫のペースを尊重し、安全で快適な環境を整えることが重要です。 猫とのコミュニケーションを深めることで、より豊かな生活を送ることができるでしょう。

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