愛猫との別れと後悔…点滴の判断について獣医師の視点から解説

先程、愛猫が死んでしまいました。11歳でした。去年の2月に糖尿病と診断され、薬や食事で今まで頑張りました。数ヶ月前に奥歯が抜けて、そこからバイ菌が入ってしまったのか、頬が腫れだんだん と食欲がなくなりつつありました。頬から膿が出始めたのが今月に入ってからでした。頬に数ミリの2つの穴と、目から膿が出ている状態でした。抗生物質の薬と、頬には塗り薬を飲ませたり、塗ってあげたりしていました。膿が出始めてから食欲が、かなりなくなってしまいました。だんだんと痩せ細り、衰弱してとても可哀想で見ているのも辛かったです。水と液体の食事を、1日に数回シリンジであげていました。ほとんど横になっているだけで、たまにですが頭を上げる・・・ニャーと鳴く感じでした。体温も下がり目の焦点も合っていないような感じでした。体も少し硬くなってきている感じでした。そして今日、液体の食事がなくなってしまったので、病院に買いに行くつもりでしたので先生に状態を説明して、脱水も心配だったので点滴をした方が良いか、動かしても大丈夫か・・・悩んだのですが、病院に連れて行き、見てもらい点滴をしました。先生は、昏睡状態に入りつつあると言っていました。それから、帰宅して間もなく、嘔吐をして息を引き取りました。自分でも、そう長くはな いのは、見ていて分かっていました。でもやはり、点滴をしたのが間違いだったのでしょうか?病院に、連れて行く前ゲージに、入れようとしたら鳴いて前足をばたつかせて嫌がりました。1日でも長く一緒にいたかった。もしかしたら、奇跡が起こるかもしれないと思ってしまったのです。とてもとても可哀想な事をしてしまったと。点滴、あんな痩せ細った体に痛かっただろうな、気持ち悪くなってしまったのかな、嘔吐しながら亡くなって苦しかったかな、点滴をしなければ後もう少し一緒に居れたのかな・・・沢山の想いが頭の中をグルグルしています。文章が、めちゃくちゃな感じになってしまいましたが、やはりそんな状態での点滴は間違いだったのでしょうか?後悔ばかりで、あんなに頑張ったいた子に申し訳なくて仕方がありません。宜しくお願いします。

愛猫の最期と飼い主様の深い悲しみ

愛猫との突然の別れ、そして点滴の判断に対する後悔…お気持ち、痛いほどよく分かります。11年間も共に過ごした大切な家族を失う悲しみは計り知れません。この辛い状況の中、ご自身の行動を振り返り、ご自分を責めてしまうのは、愛猫への深い愛情の表れです。どうか、ご自分を責めすぎないでください。

獣医師の視点から:点滴の是非について

まず結論から申し上げますと、今回の状況で点滴が間違いだったとは断言できません。 むしろ、脱水症状の進行を遅らせるために、点滴は適切な処置の一つであった可能性が高いです。

愛猫さんは、糖尿病、歯の疾患、そして重度の感染症と、複数の病気を抱えていました。食欲不振、体重減少、膿の排出、体温低下、意識障害…これらは全て、体の機能が著しく低下していることを示す深刻なサインです。 このような状態では、経口摂取による水分・栄養補給が困難になります。脱水症状は、臓器不全を招き、容態を悪化させる大きなリスクです。

点滴は、脱水症状の改善、電解質バランスの調整、薬剤投与などを目的として行われます。 愛猫さんの場合、点滴によって一時的にでも体の機能を維持し、少しでも苦痛を軽減する可能性があったと考えられます。

しかし、点滴が必ずしも最善の選択であったとは言い切れません。 愛猫さんの状態が既に非常に重篤であり、点滴による負担が大きかった可能性も否定できません。 点滴によって一時的に回復したとしても、根本的な病状の改善には繋がらない場合もあります。 また、点滴の際のストレスが、嘔吐や容態悪化を招いた可能性も考えられます。

後悔の念と向き合うために

ご自身の行動を振り返り、後悔の念に苛まれるのは当然のことです。しかし、過去のことは変えられません。 大切なのは、これからどのように悲しみと向き合い、愛猫との思い出を大切に未来へと繋げていくかです。

以下、具体的なアドバイスです。

1. 獣医師との丁寧な話し合い

今回の対応について、改めて獣医師とじっくり話し合ってみてください。 ご自身の不安や疑問を丁寧に伝え、獣医師の専門的な見解を聞くことで、少し気持ちが楽になるかもしれません。 獣医師は、動物の命を守るために最善を尽くしますが、残念ながら全ての命を救うことはできません。 そのことを理解し、受け入れることが、心の整理に繋がります。

2. 愛猫との思い出を振り返る

写真や動画を見返したり、一緒に過ごした楽しかった思い出を書き留めてみてください。 愛猫との幸せな時間を思い出すことで、悲しみを乗り越える力になるでしょう。 ペットロスカウンセリングなども有効です。

3. 周囲に気持ちを伝える

ご家族や友人、ペット仲間などに、今の気持ちを打ち明けてみてください。 話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなることがあります。 一人で抱え込まず、周りの人に支えてもらうことも大切です。

4. 時間をかけて癒される

ペットロスは、深い悲しみと喪失感をもたらします。 すぐに立ち直る必要はありません。 自分のペースで悲しみを乗り越えていく時間を取りましょう。

5. 他の動物との関わり

準備が整った時、新しいペットを迎えることを検討するのも一つの方法です。 新しい命との出会いは、癒しと希望を与えてくれるかもしれません。 ただし、これはあくまで心の準備が整ってからのことであり、無理強いする必要はありません。

インテリアとペットロス

愛猫の思い出を形に残す方法として、インテリアにも目を向けてみましょう。 例えば、愛猫の写真を飾ったり、愛猫が気に入っていたおもちゃや寝具をインテリアの一部として取り入れることで、愛猫との温かい思い出を身近に感じることができます。 グレーの落ち着いた色合いのインテリアは、心を落ち着かせ、穏やかな気持ちで過ごせる空間づくりに役立ちます。 愛猫の毛並みをイメージしたグレーのクッションや、愛猫の写真を飾るグレーの額縁などを活用するのも良いでしょう。

まとめ

愛猫を失った悲しみは計り知れませんが、ご自分を責める必要はありません。 獣医師との話し合い、思い出の振り返り、周りの人への相談などを通して、少しずつ悲しみを乗り越えていってください。 愛猫との11年間の思い出は、かけがえのない宝物です。 その宝物と共に、前を向いて進んでいきましょう。

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