愛犬マルチーズの過剰な吠え声対策:インテリアとの調和も考慮した解決策

飼い犬《マルチーズ》が、他の犬を見ると必ず、シッポを振って吠えます。どういった心理なのでしょう。激烈に吠えます。吠えるのをやめさせようと、口をぐっと強めに掴んだり、お尻を強めに叩きますが、治りません。どうすれば吠えなくなりますか?上記のしつけ?も間違ってますか?お知恵を拝借下さい。

マルチーズの吠え声の心理と原因

愛犬のマルチーズが他の犬を見ると尻尾を振りながら激しく吠えるとのこと、ご心配ですね。まず、吠える行動の裏にある心理を理解することが重要です。 尻尾を振っていることから、必ずしも恐怖や攻撃性からくる吠え声ではない可能性が高いです。 興奮や歓迎、あるいは警戒心など、複数の感情が混ざり合っていると考えられます。

具体的には、以下の可能性が考えられます。

  • 興奮と歓迎:他の犬を見て興奮し、遊びたい、交流したいという気持ちから吠えている可能性があります。マルチーズは社交的な犬種であるため、この可能性は高いです。
  • 警戒心と防衛本能:未知の犬に対して警戒心を抱き、自分の縄張りを守ろうとする防衛本能から吠えている可能性もあります。特に、リードで繋がれている場合や、自分のテリトリーと感じる場所にいる場合は、この傾向が強まります。
  • ストレス:過度なストレスや不安を抱えている場合も、吠える行動につながります。例えば、十分な運動不足や、寂しさ、環境の変化などが原因として考えられます。

間違ったしつけと効果的な解決策

ご質問にある「口をぐっと強めに掴んだり、お尻を強めに叩く」というしつけ方法は、残念ながら非常に効果的でなく、むしろ逆効果です。 犬は痛みや恐怖を感じると、人間が意図する行動を理解するどころか、ストレスや不安を増加させ、吠える行動をさらに悪化させる可能性があります。 これは、犬にとってネガティブな強化となり、恐怖や不信感を抱かせる結果となるのです。

では、どうすれば吠え声を改善できるのでしょうか? 以下のステップで、段階的にしつけを進めていきましょう。

ステップ1:原因の特定と環境整備

まず、吠える行動を引き起こす原因を特定することが重要です。

* 他の犬との距離:どのくらいの距離で吠えるのか?
* 場所:自宅、散歩中、公園など、特定の場所でのみ吠えるのか?
* 犬の種類:特定の種類の犬にのみ吠えるのか?
* 状況:リードで繋がれている時、自由に走れる時、など状況によって吠える頻度や激しさは変わるか?

これらの情報を記録することで、吠え声の原因に迫ることができます。 また、犬が落ち着ける環境を作ることも重要です。 安全で快適な空間を確保し、ストレスとなる要因を極力排除しましょう。 例えば、騒音の少ない場所を選んだり、落ち着けるためのベッドやクッションを用意するなどです。

ステップ2:ポジティブな強化によるしつけ

犬のしつけには、ポジティブな強化が効果的です。 つまり、良い行動をしたら褒めてご褒美を与えることで、その行動を強化していく方法です。 具体的には、

* 他の犬を見て吠え始めたら、すぐに犬の注意をそらし、違う方向に視線を向けさせましょう。「おすわり」「待て」などのコマンドで注意をそらすのも効果的です。
* 吠えなかったり、落ち着いていられたら、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。ご褒美は、おやつや言葉の褒め言葉でも効果があります。
* 徐々に、他の犬との距離を近づけていきましょう。最初は遠くから、吠えなくなったら徐々に近づけることで、犬の恐怖心を軽減することができます。
* 他の犬と安全な距離を保ちながら、ゆっくりと慣れさせていくことが重要です。

ステップ3:専門家への相談

もし、上記のステップを試しても改善が見られない場合は、動物行動学の専門家や訓練士に相談することをお勧めします。 専門家は、犬の行動を分析し、適切なしつけ方法をアドバイスしてくれます。 また、犬の性格や年齢、過去の経験なども考慮した上で、個々の犬に合わせた最適な解決策を提案してくれます。

インテリアと犬の共存:落ち着ける空間づくり

愛犬が落ち着いて過ごせる空間づくりは、吠え声対策にも繋がります。インテリア選びも、犬にとってストレスにならないように配慮しましょう。

* 落ち着ける色の選択:犬は、色にも反応します。落ち着く色として、青や緑などの寒色系がおすすめです。 逆に、赤やオレンジなどの暖色系は興奮を招く可能性があります。 家具や壁の色、カーテンの色などを考慮しましょう。
* 安全なスペースの確保:犬が自由にリラックスできる、自分の安全な空間を確保しましょう。 犬用のベッドやクッションを配置し、落ち着ける場所を作ってあげましょう。
* 騒音対策:犬は、騒音に敏感です。 騒音対策として、防音カーテンやカーペットなどを活用しましょう。
* 視覚的な刺激の軽減:犬は、視覚的な刺激にも敏感です。 過剰な装飾品や、犬が怖がるような物を取り除き、シンプルで落ち着いた空間を心がけましょう。

まとめ

マルチーズの吠え声対策は、根気と愛情が大切です。 間違ったしつけ方法は逆効果となるため、ポジティブな強化を心がけ、必要であれば専門家の力を借りましょう。 そして、愛犬が落ち着いて過ごせるインテリア環境を整えることで、より効果的な対策が期待できます。 愛犬との快適な生活を送るため、諦めずに、一歩ずつ改善していきましょう。

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