愛犬の避妊手術と飼い主の心の葛藤:突然の別れを経験したあなたへ

突然の名指し質問、失礼いたします。「黒柴、♀、もうすぐ8ヶ月」の避妊手術について、どうしても貴女様にアドヴァイス頂きたい事があり、この機能を使わせて頂きました。長文です。申し訳ありません。過去質では2回ご回答頂きありがとうございます。昨年末に、犬カテを利用するようになり、はや4ヶ月、愛犬は順調に育っております。この間、様々な質問・回答をみていて、貴女様になら、私が愛犬の避妊手術に踏み切れない本当の理由をご理解いただけるのでは、と思いました。これまで生きてきて、まさか自分にこんなことがおこるはず無い、無関係だと思ってきました。私は主人を急性膵炎で亡くしました。毎日元気に出勤していた主人は、「風邪を引いたかも知れない、明日には病院に行く」と言ってその日も普通に出勤しました。ところが帰宅後、様子がおかしくなり、大量に嘔吐し、救急搬送で阪大の高度救急救命センター運ばれました。運ばれる最中に心配停止になり、取り乱した私はひとり別の部屋に移され、「大丈夫です、先生方はベストをつくしています。きっと大丈夫ですから」しかし1時間後、「できる限りことはしましたが、手の尽くしようがありませんでした。」「ご主人の死亡確認をお願いします。」そして冷たい手術台に冷たくなった主人が眠るようになくなっていました。死亡確認は、私自身が、医師とともに、脈が無い・瞳孔に反応が無いこと、心臓モニターに反応が無いことを確認し、スイッチを切ることでした。アメフト選手で、中学・高校ともに皆勤賞の本当に健康な人でした。また、検視の時に、あまりの突然死で、死因がわからず、警察から司法解剖(行政解剖ではありません)の要請があり、解剖して初めて、膵臓が腫れて肥大していることがわかりました。主人はお酒は全く飲まないため、病理解剖にもまわされました。夕食をとっているときも元気だったのに、数時間後には亡くなったのです。私は何故こんなことになったのか、いまだに理由も何もわかりません。ただ、よくよくわかったことは、「誰だっていつ死ぬかわからないこと。」突然、予兆も無く、心の準備すらできません。主人の死から立ち直るために、本当に必死で、これまで何とか生きてきましたが、昨年の春に、会社でパワハラにあい、もうダメかもしれない、このままでは生きる気力もない、どうにかしなければ、主人に申し訳ないと思い、今の愛犬を飼うことになったのです。愛犬の避妊手術の開腹や全身麻酔のリスクを考えると、私の決断一つで、愛犬を突然失うような気がして怖いのです。何か一言でいいので、コメントを頂けないでしょうか。よろしくお願い致します。補足お読み頂きありがとうございます。誤字脱字が多く、要点が分り難い文章で申し訳ありません。もし、愛犬が手術で死んでしまったら、と思うと決断できないのです。十数年一緒に生きる事ができ、逝くべき時が近づけば心の準備ができます。今の私は愛犬が一緒に幸せになることを生きる目標にし、主人の死から立ち直ろうとしています。私は父も早く亡く突然倒れそのまま逝ってしまいました。

愛犬の避妊手術:リスクとメリットを理解する

ご主人とご自身の突然の別れを経験された後、愛犬を飼われ、その愛犬の避妊手術を迷われているとのこと、お気持ち、痛いほどよく分かります。 愛犬への深い愛情と、過去の辛い経験からくる不安が複雑に絡み合っている状態ですね。

まず、愛犬の避妊手術について、獣医の視点からリスクとメリットを整理してみましょう。

避妊手術のリスク

* 麻酔のリスク: 全身麻酔には、吐き気、嘔吐、呼吸困難などのリスクが伴います。特に高齢犬や持病のある犬ではリスクが高まります。しかし、現代の獣医学では麻酔技術も高度に発達しており、リスクを最小限に抑えるための様々な工夫がされています。
* 出血や感染症: 手術に伴う出血や感染症のリスクも存在します。これも、手術後の適切なケアと獣医師の適切な処置によって、かなり低減できます。
* 術後の合併症: 手術後、食欲不振や痛み、腫れなどの症状が現れる可能性があります。これも獣医師の指示に従った適切なケアで改善が見込めます。

避妊手術のメリット

* 子宮蓄膿症や乳腺腫瘍の予防: 避妊手術は、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍といった、メス犬に多い病気の発症リスクを大幅に低減します。これらの病気は、発見が遅れると命に関わる可能性もあります。
* 発情期のトラブル防止: 発情期には、出血やマウンティング、オス犬によるトラブルなど、様々な問題が発生する可能性があります。避妊手術は、これらのトラブルを完全に防ぐことができます。
* 計画的な繁殖: もし将来、繁殖を計画していないのであれば、避妊手術は望ましくない妊娠を防ぐ効果があります。

過去の悲しみと愛犬への未来

ご主人の突然死、そしてご自身の辛い経験から、愛犬を失うことへの恐怖心が強いのは当然です。 「また大切な人を失ってしまうのではないか」という不安は、想像を絶するほど大きなものだと思います。

しかし、大切なのは、過去の悲しみを愛犬の未来に投影しすぎないことです。

獣医との丁寧な相談

愛犬の健康状態や年齢、手術方法、リスク、そしてご自身の不安を獣医師と丁寧に相談することが非常に重要です。 信頼できる獣医師を見つけ、不安な点を一つずつ解消していくことで、より冷静な判断ができるようになるでしょう。 複数の獣医の意見を聞くのも良い方法です。

手術後のケアについて

手術後のケアについても、獣医師から詳細な説明を受け、しっかりと準備しておきましょう。 手術後の安静や食事、通院スケジュールなどを事前に把握することで、不安を軽減できます。 万が一、何か異常があった場合にも、迅速に対応できる体制を整えておくことが大切です。

愛犬の幸せを考える

愛犬の避妊手術は、愛犬の健康と幸せを守るための手段の一つです。 手術のリスクをゼロにすることはできませんが、それを最小限に抑え、愛犬が健康で幸せに暮らせるように、最善を尽くすことが大切です。 手術をする、しないに関わらず、愛犬と過ごす時間を大切に、後悔のない選択をしてください。

具体的なアドバイス

* 信頼できる獣医を見つける: 複数の獣医に相談し、説明を聞き、質問をすることで、納得できるまで情報を集めましょう。 手術方法や麻酔の種類、術後のケアについても詳しく説明してくれる獣医を選ぶことが重要です。
* 手術前に健康診断を受ける: 愛犬の健康状態を把握するために、手術前に健康診断を受けましょう。 隠れた病気やリスクがないかを確認することで、手術の安全性を高めることができます。
* 手術後のケアをしっかり準備する: 手術後、愛犬は安静が必要になります。 安静できる場所を確保し、必要な薬や食事を用意しておきましょう。 また、術後の様子をきちんと観察し、異常があればすぐに獣医に連絡することが大切です。
* 心のケアも大切: 手術の決断だけでなく、手術後の不安やストレスに対処するための心のケアも大切です。 信頼できる友人や家族に相談したり、ペットロスカウンセラーに相談するのも良い方法です。

まとめ

愛犬の避妊手術の決断は、容易ではありません。 過去の辛い経験からくる不安は、当然のことです。 しかし、獣医師との丁寧な相談、そして愛犬の健康と幸せを第一に考えることで、最善の選択ができるはずです。 ご自身の気持ちと向き合い、愛犬との未来を大切に考えてください。

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