愛犬の脳障害と今後の生活:飼育環境と安全対策の両立

犬の処分について。知人が飼い始めた犬なのですが、どうも脳に障害があるようです。1年前、雑種の中型犬を貰いました。もらい手が見つからなければ保健所だったのを、友人が引き取りました。最初の頃は、普通だったようです。半年後(生後1年)友人に突然うなり、噛みつきました。数針縫う大怪我でした。いつものように、帰宅後散歩に行く前に頭を撫でた時の事でした。その後も、突然唸る、噛む(大怪我は一度だけでしたが、気をつけてないと危ない事は何度も)、同じ場所を延々行ったり来たりする、突然吠える(何も無い)、揺すっても起きないほどの眠りがある、等がありました。ドックトレーナーには預けましたが、二人とも「この子は少し異常。何か障害があるかもしれない」との事。そこで、病院へ行き、脳に障害がある事がわかりました。手術は不可能。薬は一応あるようですが、「このまま飼う事は難しい」と、獣医に言われました。室外で飼っているので、来客を噛むかもしれない。万が一首輪が抜けたら…かといって、家の中には幼い子供と祖母。犬用の部屋を作るスペースは無い。皆様なら、どうしますか?1年一緒にいて、愛情はあります。私も幼い娘がいるので、変わりに飼ってあげるとは言えませんでした。友人も、「危険なのはわかっているから、変わりの人を探そうとは思わない」と話してましたが、辛そうでした。補足皆様ありがとうございます。人間でも、知的障害者の犯罪に、世間の声は冷たいですよね。法で守られていても、一生務所から出すな、死刑にしろ等の声もあります。犬なら尚更。万が一は、どんなに対策をとってもゼロにはならない。こういう話も友人としました。ゲージに口輪をした状態なんて、毎日見るのも辛すぎると思います。ちなみに友人宅は一戸建てですが、庭は殆どありません。

愛犬の状況と課題:安全と幸せのバランス

ご友人の愛犬は、脳障害による行動異常で、飼育に困難が生じている状況ですね。噛む、唸るといった行動は、ご家族、特に幼いお子様や高齢のお祖母様にとって大きな危険を伴います。一方で、1年間一緒に過ごした愛着もあり、安易な安楽死も選択肢として難しいとのお気持ちも理解できます。 この状況においては、安全対策愛犬の幸せを両立させる方法を検討することが重要です。安楽死は最後の手段として、まずはできる限りの対策を講じることをお勧めします。

具体的な対策:安全確保と生活環境の改善

安全対策の徹底

* ケージの導入と適切なサイズ選び: 庭が狭いとのことですが、室内に十分な広さのケージを設置し、愛犬を常にケージ内で管理することを検討しましょう。ケージは、愛犬が自由に動き回れる程度の広さが必要です。小さすぎるとストレスになります。
* 防護柵の設置: ケージの周囲に、愛犬が脱出できないように防護柵を設置します。 万が一ケージから脱出した場合にも、家の中への侵入を防ぐことができます。
* 口輪の使用: 獣医師と相談の上、口輪の使用を検討しましょう。口輪は、噛みつきによる事故を防ぐ効果的な手段ですが、愛犬へのストレス軽減のため、使用時間や種類を適切に選び、こまめな休憩が必要です。長時間使用は避け、様子を見ながら使用時間を調整しましょう。
* 来客への注意喚起: 来客には、愛犬の状況を事前に伝え、十分に注意を促しましょう。愛犬と接触しないように、また、不用意に近づかないように注意が必要です。
* 定期的な健康チェック: 獣医師による定期的な健康チェックを行い、薬の調整や新たな症状への対応を迅速に行いましょう。

生活環境の改善

* 専門家への相談: ドッグトレーナーだけでなく、動物行動学者や獣医行動学に詳しい獣医師に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスに基づいて、愛犬の行動を改善するためのトレーニングや環境調整を行うことで、安全性を高め、愛犬のストレスを軽減できます。
* サプリメントの検討: 獣医師と相談の上、愛犬の症状を緩和する効果のあるサプリメントを検討してみましょう。
* ストレス軽減策: ケージ内には、愛犬が落ち着けるためのベッドや玩具などを用意しましょう。 また、規則正しい生活リズムを保つことも重要です。
* 環境エンリッチメント: ケージ内や庭に、愛犬が楽しめるおもちゃやアイテムを配置し、環境を豊かにすることで、ストレスを軽減し、行動異常の改善に繋がる可能性があります。

専門家の視点:行動療法と環境調整

動物行動学の専門家によると、脳障害による行動異常は、薬物療法と行動療法を組み合わせることが有効です。薬物療法は症状をコントロールする役割を果たし、行動療法は愛犬の行動を改善し、安全な生活環境を築くためのトレーニングです。 専門家と連携することで、愛犬の状況に合わせた適切な対応策を検討できます。

安楽死の選択:最後の手段としての検討

様々な対策を講じても、愛犬の安全と幸せを両立できないと判断した場合、安楽死という選択肢も検討する必要があるかもしれません。これは非常に難しい決断ですが、愛犬の苦痛を最小限に抑え、尊厳ある最期を迎えさせるための選択です。獣医師とじっくり話し合い、愛犬にとって最善の決断を下しましょう。

まとめ:愛犬との未来を考える

愛犬の脳障害による困難な状況ではありますが、安全対策と生活環境の改善、そして専門家からのアドバイスを組み合わせることで、愛犬と安全に暮らす道を探ることができます。安楽死は最後の手段として、まずはできる限りの努力を尽くしましょう。 ご友人の苦悩は計り知れませんが、愛犬への愛情と責任感を持って、最善の選択をしていくことが大切です。

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