愛犬の異変…原因不明の病気とストレスの関係性

ストレス?犬の原因不明の病気について 15日ほど前から犬(コーギー♀11歳)の様子が変です。 症状としては次の通りです。 ・多飲多尿(夜中はおねしょもする) ・たまに小刻みに全身で震える(雷で怯える時と同じ震え方です) ・私にも主人にもあまり寄ってこない(以前は常にどちらかにくっついていた) ・ドライフードを食べない(ドライフード以外は欲しがる) 病院にて、血液検査、尿検査、ACTH刺激検査をしましたが全く異常は ありませんでした。 避妊手術は生後半年位に卵巣のみ摘出しています。 お医者様は、残る可能性は子宮蓄膿症、尿崩症ぐらいかとおっしゃっていますが、 多飲多尿以外は症状が当てはまらないのでたぶん違うのではということです。 この先の検査(腹部エコー、尿崩症)はセカンドオピニオンとして引っ越し前(生後 ~5年ほど前)お世話になっていた病院に変えて検査をしようかと考えています。 その際、今までの検査結果の資料を現在かかっている病院にもらって行ったほう がよいのでしょうか。 また、ひとつ思うところがあるのですが・・・ 犬にこのような症状が始まった数日前に大きな夫婦喧嘩をしまして、私が大きな 声で怒鳴ったり泣き叫んでいた時にガタガタと震えてパニックになっていたそうで す。その時は夫が「心配するな」と抱きしめていたそうです。私もパニックになって いたので後から聞きました。 その日以降若干ストレスのたまっている時の行動になっていたのですが、スキン シップを多めにしながら数日でおさまるだろうと思って様子をみていたら1週間後 くらいから多飲多尿、ドライフードの拒否が始まりました。 散歩も元気いっぱいで体は辛そうになく、食欲(手作り食)も旺盛です。(ドライフ ードは食べませんがお腹は空いているようです) 犬は人間のPTSDのようにストレスでこのような症状になることはあるのでしょう か。たまに「また散らかしてるー」などと夫に行ったときや、普通の会話などでも 盛り上がっていつもより大きな声で話している時などに震えだします。でも、何で もない時にも急に震えだすこともあるので確実に恐怖で震えているのかは判断 がつきません。 呼べば来ますし、たまに膝に乗ってきたりもするのですが以前のようなべったり 感はなく、ひとりでベットや部屋の隅で寝ていることが多くなりました。 手作り食といっても、もともと心臓病とアレルギーを持っており、療養食のドライ フードを食べないことで体に負担がかかるのではないかと心配です。

愛犬の症状と可能性

11歳のコルギーちゃん、多飲多尿、震え、飼い主さんへの距離感の変化、ドライフード拒否…様々な症状が出ているとのこと、ご心配ですね。既に血液検査、尿検査、ACTH刺激検査を受けて異常なしとのことですが、ご心配な気持ちはよく分かります。

多飲多尿は、腎臓病、糖尿病、尿崩症などが考えられますが、検査で異常なしとのことですので、これらの疾患の可能性は低いと言えるでしょう。震えは、ストレスや不安、痛み、寒さなどが原因として考えられます。飼い主さんへの距離感の変化ドライフード拒否も、ストレスや不安、体調不良を示唆している可能性があります。

セカンドオピニオンと検査結果

引っ越し前の病院へのセカンドオピニオンは良い判断だと思います。過去の病歴や検査結果は、新しい獣医師が適切な診断を行う上で非常に重要です。必ず、現在の病院で全ての検査結果の資料をコピーしてもらいましょう。

ストレスと犬の健康

ご指摘の通り、犬もストレスによって様々な症状を示します。人間と同じように、大きな喧嘩などのトラウマ的な出来事が、愛犬の現在の症状に繋がっている可能性は十分考えられます。

犬のストレス症状

犬のストレス症状は多岐に渡ります。

  • 行動の変化:食欲不振、多飲多尿、過剰なグルーミング、破壊行動、排泄の失敗など
  • 身体症状:震え、嘔吐、下痢、脱毛など
  • 精神症状:不安、鬱、パニックなど

愛犬の症状は、ストレスが原因で引き起こされた「ストレス関連疾患」の可能性があります。これは、人間のPTSDと同様、トラウマ的な経験が原因で発症する可能性があります。

ストレスの原因特定

愛犬のストレスの原因を特定するために、以下の点を振り返ってみましょう。

  • 環境の変化:引っ越し、家族構成の変化、新しいペットの導入など
  • 生活の変化:散歩コースの変化、食事の変化、睡眠時間の変化など
  • 人間関係の変化:家族間の喧嘩、飼い主の態度や声の変化など

特に、ご夫婦の喧嘩は大きなストレス要因になった可能性が高いです。愛犬は、飼い主さんの感情の変化に非常に敏感です。大きな声や怒鳴り声は、愛犬にとって大きな恐怖となります。

具体的な対処法

セカンドオピニオンを受ける傍ら、以下の対処法を試してみましょう。

1. ストレス軽減のための環境整備

* 安全で落ち着ける場所の確保:愛犬が安心して過ごせる、自分だけの空間(ベッドやケージなど)を用意しましょう。
* 騒音対策:必要に応じて、騒音軽減のための対策を行いましょう(防音マットなど)。
* 規則正しい生活リズム:散歩、食事、睡眠時間を規則正しくすることで、愛犬の安心感を高めます。
* スキンシップの増加:優しく撫でたり、抱きしめたりすることで、愛犬への安心感を高めます。

2. 適切なコミュニケーション

* 穏やかな声かけ:愛犬に話しかける時は、優しく穏やかな声で話しかけましょう。
* ポジティブな強化:良い行動には、褒めたり、ご褒美を与えたりすることで、良い行動を強化しましょう。
* 恐怖体験の回避:愛犬が恐怖を感じている状況を避け、安全な環境を確保しましょう。

3. 食餌の見直し

ドライフードを食べてくれないとのことですが、無理強いはせず、愛犬が喜んで食べる食事を探しましょう。手作り食を継続するのも良いですが、心臓病とアレルギーがあるので、獣医師と相談しながら、栄養バランスの良い食事を心がけてください。ドライフードを食べないことで栄養不足になる可能性も考慮し、獣医師に相談の上、サプリメントなどを検討するのも良いでしょう。

4. 専門家のサポート

獣医師だけでなく、動物行動学の専門家に相談することも有効です。専門家は、愛犬の行動を分析し、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ

愛犬の症状の原因究明には、獣医師との連携が不可欠です。セカンドオピニオンを受ける際には、これまでの検査結果を必ず持参しましょう。そして、愛犬のストレスを軽減するための環境整備と、適切なコミュニケーションを心がけてください。愛犬の健康状態を常に観察し、少しでも異変を感じたらすぐに獣医師に相談しましょう。

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