愛犬の死後、残された犬の心のケアと、後追いについて

先日アイリッシュセターを看取りました。兄弟の♂♀1匹づつを飼っていました。♂の方が末期の癌でですが・・最後の1週間は驚くほど元気で、前日まで食欲も旺盛でした。 残された♀の方はもうボケていて足もフラフラです。もう14歳という事もあり目も耳もあまり機能していないと思います。 ♂が死んでしまった時も♀の方は同じ部屋にいたんですが・・『死んじゃったよ。』といってもあまり関心ないようでした。 死を確認して7時間後には火葬しました。今思えばもう少し長く置いといたらよかったのかと思うのですが、死んで1日が経った頃から残された♀の方がよく吠えたり泣いたりします。後ろ足をむしゃむしゃなめたり、聞いた事のない声をだしたり・・・♂の方が時々入院して不在の時とかは鳴いたりしてなかったので、たぶん悲しんでいるのだろうなーと思っています。 心配なのが後を追うような事です。 先日死んでしまった♂の方の時、あれほど腕の中で看取りたいと願っていたのに、、できる限り一緒にいたのに、その日に限って私は『あ、今日は大丈夫だな。』と思いいつも隣で寝てたのに別の部屋で寝てしまい朝起きたら・・・と大変後悔しています。 次こそは・・この子こそは・・と思っています。♀の方は体調も良くはないですが、今すぐなにか起こるような病気や症状はないです。 ただこの子たちは14年間ずっと2人で生きてきた子なんです。残された子の精神状態などが心配で・・。今4日目ですがまだ鳴いています。時間が解決するのを待つしかないのでしょうか? また後を追うなどあると思いますか? 経験した方のお話が聞きたいです。

愛犬の死と、残された犬の悲しみ

愛犬との別れは、想像を絶する悲しみと喪失感をもたらします。特に長年連れ添った大切な家族を失った場合、残された犬は深い悲しみに暮れることが多く、その様子を見る飼い主さんの心痛は計り知れません。ご質問にあるように、14年間も一緒に過ごした兄弟犬の死は、残された♀犬にとって大きなショックであり、悲しみのサインとして吠えたり、泣いたり、普段とは異なる行動をとることは自然な反応です。

残された犬の行動と心の状態

ご質問の♀犬の症状(吠える、泣く、後ろ足を舐める、変わった声を出す)は、愛犬の死に対する悲しみ、喪失感、不安、孤独感などを表している可能性が高いです。 14歳という高齢で、既に認知機能の低下もみられるとのことですので、環境の変化や慣れ親しんだ存在の喪失に、より強く反応していると考えられます。

後追いの可能性について

「後追い」については、獣医や動物行動学者の中でも意見が分かれますが、愛犬が強いストレスや悲しみを抱えている場合、心身ともに衰弱し、後を追うような行動をとる可能性は否定できません。特に、長年連れ添った兄弟犬との絆が深く、その喪失が大きなショックとなっている場合、リスクは高まります。

残された愛犬へのケア

大切な♀犬のために、できる限りのケアをしてあげましょう。

具体的なケア方法

* 安心できる環境を作る: いつもの場所、いつもの寝床、お気に入りの玩具などをそのままにして、できるだけ環境の変化を少なくしましょう。新しい家具や物の導入は避け、落ち着ける空間を維持することが大切です。
* スキンシップを大切にする: 優しく撫でたり、抱きしめたりすることで、安心感を与えましょう。 言葉かけも効果的です。穏やかな声で、優しく語りかけてあげましょう。
* 食事と排泄のケア: 食欲不振や排泄の変化が見られたら、獣医に相談しましょう。高齢犬であることを考慮し、消化の良い食事を提供するなど、食事にも気を配りましょう。
* 散歩の頻度と時間: いつもの散歩を継続することが大切です。ただし、高齢で足腰が弱っている場合は、散歩の頻度や時間を調整しましょう。無理強いせず、犬のペースに合わせてあげることが重要です。
* 獣医への相談: 不安な症状があれば、すぐに獣医に相談しましょう。獣医は、犬の精神状態を評価し、必要に応じて適切な治療やアドバイスをしてくれます。抗不安薬などの投薬が必要になる場合もあります。
* サプリメントの検討: 獣医の指導の下、高齢犬用のサプリメントを検討するのも良いでしょう。認知機能のサポートやストレス軽減に効果的なサプリメントもあります。
* 他の犬との接触: 他の犬との交流は、必ずしも良いとは限りません。残された犬の性格や状態を考慮し、無理強いしないようにしましょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家は、愛犬の死後の悲しみは人間と同様に複雑な感情であり、個体差があることを指摘しています。 時間をかけて、ゆっくりと悲しみを乗り越えるようにサポートすることが重要です。 無理強いせず、犬のペースに合わせて、愛情を持って接することが大切です。

後悔を次に活かす

ご質問にある、♂犬の看取りに関する後悔は、多くの飼い主さんが経験するものです。 しかし、この後悔を次に活かすことが大切です。 ♀犬の看取りにおいては、できる限り一緒に時間を過ごし、寄り添ってあげましょう。

具体的な行動

* 常にそばにいる: できる限り♀犬のそばにいて、安心感を与えましょう。
* 変化に気づく: 普段の行動との違いに敏感になり、異変に気づいたらすぐに獣医に相談しましょう。
* 記録を残す: ♀犬の様子を記録することで、変化に気づきやすくなります。写真や動画を撮るのも良いでしょう。
* 自分自身のケアも忘れずに: 飼い主さんの精神的な負担も大きいため、家族や友人、専門機関などに相談することも大切です。

時間は解決策の一部

時間は、悲しみを癒すための重要な要素です。しかし、ただ待つだけでは不十分です。 積極的にケアを行い、愛犬と過ごす時間を大切にしましょう。 そして、獣医や動物行動学の専門家などのサポートも積極的に活用することで、残された愛犬の精神状態を安定させ、より良い日々を送ることができるでしょう。

まとめ

愛犬の死は、飼い主さんにとって大きな悲しみです。 残された犬への適切なケアと、飼い主さん自身の心のケアも非常に重要です。 獣医や専門家のアドバイスを受けながら、愛犬と過ごす時間を大切に、穏やかな日々を送れるようサポートしていきましょう。

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