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愛犬の初めての入院手術…面会はすべき?迷う飼い主さんの気持ち
愛犬が初めての手術で入院することになり、手術後の面会について迷う気持ち、よく分かります。 特に、愛犬の性格が内向的で、知らない人に警戒心を持つ場合、手術後の弱っている状態での面会が、かえってストレスを与えてしまうのではないかと心配になりますよね。 姉さんの大型犬の例も、面会が逆効果だった可能性を示唆しており、なおさら迷いが深まります。 しかし、ご自身の経験からも分かるように、愛犬にとって飼い主さんの存在は大きな安心材料であり、面会することで回復を促す可能性もあるのです。
獣医師の意見:手術後の面会、メリットとデメリット
獣医師の立場から、手術後の面会について考えてみましょう。
面会のメリット
* 安心感の提供:飼い主さんの存在は、愛犬にとって最大の安心材料です。慣れた匂い、声、触れ合いは、痛みや不安を軽減する効果があります。
* 回復促進:精神的な安定は、肉体的な回復にも大きく影響します。リラックスした状態は、痛みや炎症の軽減にも繋がります。
* 早期社会復帰:手術後、すぐにいつもの生活に戻れるよう、面会を通して安心感を高めることで、ストレスを軽減し、スムーズな社会復帰をサポートできます。
面会のデメリット
* ストレス増加:麻酔の影響や痛みで弱っている状態では、面会による刺激がストレスになる可能性があります。興奮したり、吠えたり、暴れたりする可能性も。
* 傷の悪化:興奮状態では、傷口を舐めたり、掻いたりする可能性があり、傷の悪化につながるリスクがあります。
* 感染症リスク:病院内での感染症対策は万全ですが、面会によって外部からの菌を持ち込むリスクもゼロではありません。
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愛犬の性格と状態を考慮した具体的な対応策
愛犬が内向的な性格であること、そして手術が簡単なものであることを考慮すると、以下の点を踏まえて面会を検討するのが良いでしょう。
面会する場合
* 短時間にする:長時間の面会は避け、10~15分程度に留めましょう。
* 落ち着いて接する:興奮させないように、優しく穏やかな声で語りかけましょう。
* お気に入りのアイテムを持参:愛犬のお気に入りのオモチャやタオルなどを持ち込み、安心感を高めましょう。
* 獣医師の指示に従う:面会前に獣医師に相談し、許可を得てから面会しましょう。獣医師の指示に従うことが大切です。
* 無理強いはしない:愛犬が嫌がったり、疲れている様子が見られたら、すぐに面会を中止しましょう。
面会しない場合
* 電話で様子を聞く:病院に電話をして、愛犬の様子を聞きましょう。
* お気に入りの匂いの物を置く:愛犬のお気に入りのタオルやブランケットなどを病院に預けておくことで、安心感を高めることができます。
* 翌朝の引き渡しに集中:翌朝の引き渡し時に、たっぷりと愛情を注ぎましょう。
具体的な事例:成功例と失敗例
成功例:ある飼い主さんは、小型犬の手術後、短時間のお見舞いに訪れました。お気に入りのぬいぐるみと、飼い主さんの匂いのついたタオルを持参し、静かに寄り添いました。愛犬は落ち着いており、翌朝には元気な姿を見せてくれました。
失敗例:別の飼い主さんは、大型犬の手術後、興奮して長時間お見舞いに行きました。愛犬は興奮し、吠えたり、暴れたりし、傷口を舐めてしまう場面もありました。結果、回復が遅れてしまいました。
まとめ:愛犬への愛情と冷静な判断が大切
愛犬の手術後、面会するかどうかは、愛犬の性格、手術の内容、そして飼い主さんの判断によって異なります。 獣医師と相談し、愛犬の状態を的確に把握した上で、冷静に判断することが大切です。 愛犬への愛情を伝えることは重要ですが、それが愛犬にとってストレスになるようでは本末転倒です。 短時間での面会、または、お気に入りの匂いのものを置いておくなど、愛犬にとって最適な方法を選択しましょう。 今回の経験を通して、愛犬との絆をさらに深める機会にしていただければ幸いです。