愛犬の態度、その違いは何?飼い主さんとの関係性を読み解く

犬の態度の違いについて。オスの子犬を飼っています。 私と二人で同じ部屋にいるときなどは、滅多に吠えたりしません。 膝の上に乗ってきたがって、顔や手を舐めようとしたり、また膝の上でゆったりしている間に眠りに落ちたり・・・。 私の行く先々へついてきたり、遊んでくれーっという感じでクンクン鳴きながらじゃれてきますが、自分の事をしていたりして相手にしないときには、「クゥン・・・・!!」と悲しいような諦めたような声を出して、自分のベッドへ行き、おもちゃ等で一人遊びしているか昼寝しているかという感じで割りと静かにすごしています。 また、手や顔を舐めることはあっても、噛むことはないです。 ところが、一緒に暮らしている彼にはちょっと違う感じの態度で接しているようです。 まず彼は仕事の関係で時々出張に行くせいもあってか、帰ってくると興奮度がはんぱないです。すごい勢いでじゃれてます。 また、遊んでくれー!とせがんで、遊んでくれないと吠えます。(彼に向かって) そして興奮して彼の手を噛んだりしてます。(思いっきりというわけではないようですが) 彼が部屋を出て行ったりすると、必死に追いかけようとしたり悲しそうにクンクン鳴いてます。 彼がワンコを膝の上に乗せても、じっとせずに肩に上ろうとしたり興奮してやっぱりまた手を噛もうとしたりしています。 ワンコの中で、私は『自分の世話をしてくれる存在』で、彼は『遊んでくれる楽しい存在』っていう感じなんでしょうか? 犬は言葉が話せないので、私や彼の事をどういった位置づけで見ているのかふと気になります。 あと、私はワンコにとってあまり面白くない存在として映っているんでしょうか?(遊ぶときはボールなどでたくさん遊んであげるようにしてるんですが・・・) 今回初めて犬を飼ったのであまりそういう部分(犬の気持ちなど)まだ良く分かっていません。 上に書いた文字だけでは良く分からないかもしれませんが、先輩方、教えてくださいませ。。

愛犬の行動から読み解く、あなたと彼との関係性

ご質問ありがとうございます。初めて犬を飼うと、愛犬の行動や気持ちを読み解くのが難しいですよね。ご説明いただいた状況から、愛犬はあなたと彼に対して異なる接し方をしていることが分かります。これは決して珍しいことではなく、犬はそれぞれの飼い主さんとの関係性をきちんと理解し、それに応じた行動をとっているのです。

あなたとの関係性:安心と信頼の絆

愛犬はあなたと一緒にいる時は落ち着いており、膝の上で眠ったり、あなたに寄り添ったりと、リラックスした様子を見せています。これは、あなたが愛犬にとって「安心安全な存在」「信頼できる存在」であることを示しています。 「クゥン…」という悲しげな声は、あなたの注意を惹きつけようとする行動です。遊びに誘っても無視されると、少し寂しくなるのは当然のこと。 噛まないこと、そしてあなたへの従順さは、あなたへの深い信頼の表れと言えるでしょう。

彼との関係性:興奮と遊びの刺激

一方、彼に対しては、興奮してじゃれたり、吠えたり、噛んだりする行動が見られます。これは、彼が愛犬にとって「楽しい存在」「刺激的な存在」であることを示しています。出張から帰ってきた時の興奮ぶりは、彼との再会を心待ちにしていた証拠。 遊びを求める行動や、彼に構ってもらえない時の不満は、彼との強い絆を示しています。噛む行動は、遊びの最中の興奮や、愛情表現の一環として捉えられる場合もあります。ただし、この行動がエスカレートする可能性もあるので、後述の注意点を参考に、適切な対応が必要です。

犬の行動を読み解くためのポイント

犬は言葉で気持ちを伝えられないため、行動や表情、声からその気持ちを理解する必要があります。

ボディランゲージの観察

* しっぽの振り方:大きく、ゆったりと振っている時は喜びや興奮、小さくチョロチョロと振っている時は不安や警戒を示している可能性があります。
* 耳の向き:前を向いて立っている時は警戒心、後ろにペタンと倒れている時は恐怖や不安を示している可能性があります。
* 目の表情:瞳孔が開いている時は興奮、細くなっている時は恐怖や不安を示している可能性があります。
* 体勢:リラックスしている時は体を伸ばして寝転がったり、伸びをしたりします。緊張している時は体を小さく丸めたり、伏せたりします。

鳴き声の種類と意味

犬の鳴き声は、状況によって様々な意味を持ちます。高い声で鳴くのは喜びや興奮、低い声で鳴くのは不安や悲しみを表すことが多いです。 愛犬の鳴き声のトーンやリズムに注意深く耳を傾けましょう。

状況を把握する

愛犬の行動を理解するためには、その時の状況を把握することが重要です。例えば、彼と遊ぶ際に噛む行動が見られるのであれば、遊び方が激しすぎる可能性があります。 また、彼が出張から帰ってきた際に興奮するのも、愛犬が彼をどれだけ大切に思っているかの表れです。

具体的なアドバイスと解決策

愛犬との良好な関係を築くためには、以下の点を意識しましょう。

彼との接し方を見直す

彼に興奮して噛みつく行動については、遊び方を工夫する必要があります。 激しい遊びは、犬を興奮状態にさせ、噛みつきにつながる可能性があります。穏やかな遊びや、落ち着いて座って一緒に過ごす時間を増やすことで、興奮を抑えることができます。

* 遊びの時間を制限する:一度に長時間遊ぶのではなく、短時間ずつ複数回に分けて遊びましょう。
* 噛みつき防止のトレーニング:噛みつきそうになったら、「ダメ!」と優しく注意し、おもちゃに気を向けさせましょう。
* 適切な噛みつき防止グッズの利用:必要であれば、噛みつき防止グッズを利用するのも良いでしょう。

あなたとの時間を大切に

あなたは愛犬にとって安心できる存在です。この関係性をより一層深めるために、以下のようなことを心がけましょう。

* スキンシップを増やす:撫でたり、抱きしめたりする時間を増やし、愛情表現をしましょう。
* 一緒に過ごす時間を大切にする:一緒に散歩に行ったり、テレビを見たりするなど、一緒に過ごす時間を増やしましょう。
* 落ち着いた環境を作る:愛犬がリラックスできるような、静かで落ち着いた環境を作ってあげましょう。

専門家の力を借りる

どうしても改善が見られない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、愛犬の行動をより深く理解し、適切な対応をすることができます。

まとめ

愛犬の行動は、その犬の個性や、飼い主さんとの関係性を反映したものです。 あなたと彼への接し方の違いは、愛犬がそれぞれの飼い主さんとの関係性を理解し、それに応じた行動をとっていることを示しています。 愛犬の行動をよく観察し、適切な対応をすることで、より一層愛犬との絆を深めることができるでしょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)