愛犬の急な行動変化に不安…10歳マルチーズの症状と原因、そして飼い主さんができること

うちの犬は10歳のマルチーズです、足がわるく鎮痛剤をこの2カ月飲んでますが、5日前より痛いのか悲しい声で鳴きます。夜もハアハア息荒く鳴きながらあっちこっち部屋をまわっています。餌はたべますが、おやつはあげると見えないのか上手に探せず、ようやっと探しては食べるという感じです。私と目の焦点が合いません、歩くときもものにぶつかったり、腰砕けのように急に倒れたりします。よくみていると左によく回っています。5日前から急にこのような状態になりました。触ると怒っています。昨日はなでてやると、急に噛みつきました。週末病院に連れていく予定です。とても心配なんですが、原因のわかるかたいらっしゃれば教えてください。

愛犬の症状:詳細な状況把握と緊急性の確認

10歳のマルチーズの愛犬が、鎮痛剤服用中にも関わらず、5日前から急激に症状が悪化しているとのこと、大変ご心配ですね。 具体的な症状を整理し、緊急性を確認していきましょう。

* **激しい痛みと不安:** 悲しい声で鳴き、夜間は息が荒く、部屋を歩き回る様子は、強い痛みと不安を示唆しています。鎮痛剤の効果が不十分になっている可能性があります。
* **視覚・平衡感覚の異常:** おやつを探すのに苦労したり、物にぶつかったり、急に倒れたりする様子は、視覚障害や平衡感覚の異常を示唆しています。
* **認知機能の低下:** 飼い主さんとの視線があわず、左に偏って回る行動は、認知機能の低下(認知症)の可能性を示唆しています。
* **攻撃性:** 触られると怒り、噛みつくようになったことは、痛みや不安、認知機能の低下による混乱が原因と考えられます。

これらの症状は、単一の原因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合っている可能性が高いです。 週末の獣医受診は非常に重要です。 しかし、それまでの間、愛犬の負担を軽減するためのケアも必要です。

考えられる原因:獣医への相談が不可欠

愛犬の症状から考えられる原因としては、以下のものが挙げられます。 ただし、これはあくまで可能性であり、正確な診断は獣医師による診察が必要です。

* **関節炎の悪化:** 長期間の鎮痛剤服用にも関わらず、関節炎がさらに悪化している可能性があります。 新たな炎症や変形、合併症の可能性も考えられます。
* **神経系の疾患:** 脳腫瘍、脳梗塞、脊髄疾患など、神経系の問題が原因で、視覚障害、平衡感覚の異常、行動変化を引き起こしている可能性があります。
* **内耳疾患:** 内耳炎などにより、平衡感覚が失われ、めまい、ふらつき、回転運動などの症状が現れることがあります。
* **認知機能障害(犬認知症):** 高齢犬に多く見られる認知機能障害は、行動の変化、夜間の徘徊、排泄の失敗などを引き起こします。
* **眼疾患:** 白内障、緑内障、網膜剥離など、視覚に影響を与える眼疾患も考えられます。
* **痛み以外の原因:** 痛み以外にも、感染症、中毒、代謝異常など、様々な原因が考えられます。

専門家の視点:獣医による総合的な検査が重要

獣医は、問診、身体検査に加え、血液検査、尿検査、レントゲン検査、CT検査、MRI検査など、必要に応じて様々な検査を実施します。 これらの検査結果に基づいて、正確な診断を行い、適切な治療法を決定します。 早期発見と適切な治療が、愛犬のQOL(生活の質)を維持するために非常に重要です。

飼い主さんができること:今の状態を改善するための具体的なステップ

週末の獣医受診までの間、愛犬の負担を軽減するために、以下の点に注意しましょう。

1. 安全な環境の確保

* **転倒防止:** 滑りやすい床にはマットを敷く、段差をなくすなど、転倒を防ぐ工夫をしましょう。
* **障害物の除去:** 愛犬がぶつかりやすい家具や物を移動させ、安全な空間を確保しましょう。
* **落ち着ける場所の提供:** 暗く静かな場所で、愛犬が安心して休める場所を作ってあげましょう。 犬用のベッドやクッションなどを用意し、快適な空間を作るのがおすすめです。 インテリアの工夫として、落ち着いた色合いのクッションやブランケットなどを活用するのも良いでしょう。 例えば、ベージュの落ち着いた色合いのベッドは、愛犬の安心感を高める効果があります。

2. ストレス軽減

* **優しく接する:** 愛犬を無理やり触ったり、抱き上げたりせず、優しく接しましょう。 落ち着いて、穏やかな声かけを心がけましょう。
* **刺激を避ける:** 騒音や激しい動きなど、愛犬にストレスを与える可能性のある刺激を避けましょう。
* **規則正しい生活:** 食事、睡眠、排泄などの時間を規則正しくすることで、愛犬の精神的な安定を図りましょう。

3. 痛みの緩和

* **温熱療法:** 獣医師に相談の上、温熱パッドなどを利用して、患部を温めて痛みを和らげましょう。
* **マッサージ:** 獣医師に相談の上、優しくマッサージをして血行を促進しましょう。 ただし、痛みを悪化させる可能性があるので、注意が必要です。

4. 栄養管理

* **消化の良い食事:** 消化の良い、高栄養価の食事を与えましょう。
* **水分補給:** こまめな水分補給を心がけましょう。

5. 獣医への情報提供

獣医への受診時には、以下の情報を詳しく伝えましょう。

* 症状の発症時期と経過
* 症状の詳細(痛み、視覚、平衡感覚、行動変化など)
* 現在の食事内容
* 服用中の薬
* 普段の生活の様子

インテリアと愛犬の快適な暮らし

愛犬の安全と快適さを考慮したインテリア選びも重要です。 例えば、滑りにくい素材の床材、落ち着いた色合いの家具、愛犬が自由に動けるスペースの確保など、愛犬の年齢や状態に合わせた工夫が必要です。 ベージュなどの落ち着いた色は、犬にもリラックス効果を与えるとされています。 また、視覚障害のある犬のために、床との色のコントラストがはっきりとしたマットや家具を選ぶことも有効です。

まとめ:早期発見と適切なケアで愛犬のQOLを守ろう

愛犬の急な症状変化は、飼い主さんにとって大きな不安です。 今回のケースでは、週末の獣医受診が非常に重要です。 それまでの間も、愛犬の安全と快適さを確保するためのケアを心がけましょう。 獣医との連携を密にすることで、愛犬のQOLを維持し、より長く一緒に過ごすことができます。 愛犬の健康状態を常に観察し、少しでも異変を感じたら、すぐに獣医に相談しましょう。

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