愛犬の室内での排泄問題:原因と解決策|6歳シェパードのトイレトレーニング

最近犬が粗相します。シェパード犬メス6歳を飼っています。その犬が(大抵は朝、時々は夜)散歩時間外に部屋の中で糞をしてしまう事が多くなってきました。朝は7時位、夜は19時近く(間隔は12時間程)に散歩に行くのですが、朝我慢できず(?)散歩前に糞をしてしまう事があり、夜は散歩が済んだ22時から午前1時位の間に糞をする事が数回ありました(散歩の時に排便は済ませます)。元々胃腸が弱い犬で軟便になりやすい体質です。そのせいかとも思っているのですが、最近の便の状態は普通で特に軟便という訳ではありません。6歳になったばかりで高齢という事もないと思うので、トイレを我慢できない理由がわかりません。(尿は我慢しています。散歩の時のみします)まだ6歳で12時間間隔のトイレが我慢できないはずはないだろうと思っているのですが・・・。ひどい時には昼間(13時とか15時とか)にも糞をしてしまいます。犬が落ち着かなくなるので、「変だな」と思った時には外に連れ出せるのですが、朝の忙しい時間帯や就寝中は様子がわからないので、外に連れ出す事ができずに、部屋の中で「またやった」という事になります。病気なのか精神的なものなのか、それとも普通の犬より老化が早いのか・・・。アドバイス等ありましたらお願いします。

愛犬の室内排泄:原因を探る

6歳シェパードの室内での排泄は、飼い主さんにとって大きな悩みですよね。年齢的に老化とは考えにくいですが、いくつかの可能性が考えられます。まずは、身体的な問題行動・心理的な問題の両面から原因を探っていきましょう。

1. 身体的な原因

* 消化器系の問題:軟便になりやすい体質とのことですが、便の状態が普通でも、消化不良や腸の炎症、寄生虫などが潜んでいる可能性があります。下痢や便秘、嘔吐などの症状を伴う場合は、獣医への相談が必須です。
* 認知機能障害:高齢犬で多く見られる認知症のような症状ですが、若い犬でもまれに発症することがあります。排泄のコントロールが難しくなる、場所を間違えるなどの症状が現れます。
* 膀胱炎や尿路感染症:排尿は問題ないとのことですが、排便と関連する泌尿器系の問題も考えられます。頻尿や排尿時の痛みなどを伴う場合、獣医の診察が必要です。
* その他の病気:糖尿病、クッシング症候群など、様々な病気が排泄異常を引き起こす可能性があります。

2. 行動・心理的な原因

* ストレス:環境の変化(引っ越し、家族構成の変化など)、新しいペットの導入、飼い主さんの生活リズムの変化など、様々なストレスが排泄行動に影響を与える可能性があります。
* 分離不安:飼い主さんがいないと不安になり、排泄を我慢できなくなることがあります。特に朝や夜、飼い主さんが不在の時間が長い場合に起こりやすいです。
* 学習不足:子犬期のトイレトレーニングが不十分であったり、適切なトイレトレーニングがされていない場合、室内で排泄してしまうことがあります。
* マーキング行動:縄張り主張やストレス発散のために、排泄をする場合があります。メスでもマーキング行動は起こりえます。

解決策へのアプローチ

原因を特定することが重要ですが、まずは以下の対策を試みてみましょう。

1. 獣医への相談

まずは、動物病院を受診し、身体的な問題がないか検査してもらうことが大切です。血液検査、尿検査、糞便検査などを行い、病気の有無を調べてもらいましょう。獣医の診断に基づいて、適切な治療や薬の処方が必要となる場合があります。

2. 生活環境の見直し

* 散歩時間の調整:現在の散歩時間(朝7時、夜19時)では、犬にとって排泄間隔が長すぎる可能性があります。朝と夜の散歩回数を増やすか、昼間の散歩を追加することを検討しましょう。特に、朝は排泄直前に散歩に連れて行くことで、室内での排泄を防ぐことができます。
* トイレトレーニングの見直し:トイレシートの位置、清潔さなどを確認し、必要に応じて改善しましょう。犬が落ち着いて排泄できる場所を選び、常に清潔に保つことが重要です。
* ストレス軽減:ストレスの原因を取り除く努力をしましょう。環境の変化への対応、新しいペットとの共存、飼い主さんの生活リズムの安定など、犬が落ち着ける環境づくりを心がけてください。
* サプリメントの検討:獣医の指導の下、消化器系の健康をサポートするサプリメントを検討してみましょう。

3. 行動療法

* クレートトレーニング:犬が安心して過ごせるクレートを用意し、長時間留守番をする際にはクレートの中で過ごさせることで、室内での排泄を防ぐことができます。ただし、クレートは罰として使用してはいけません。
* ポジティブトレーニング:排泄を成功させた際には、ご褒美を与えて褒めてあげましょう。室内で排泄してしまった場合は、叱るのではなく、落ち着いて片付け、次の散歩を促すようにしましょう。
* 専門家への相談:どうしても改善しない場合は、動物行動学の専門家やドッグトレーナーに相談することをおすすめします。

4. インテリアの工夫

愛犬が落ち着いて排泄できる空間を作ることも重要です。

* トイレスペースの確保:犬が落ち着いて排泄できるよう、トイレスペースを確保しましょう。静かで、人通りの少ない場所が最適です。
* 床材の選択:滑りにくい床材を選び、足腰への負担を軽減しましょう。また、汚れやすい素材は避け、お手入れしやすい素材を選びましょう。
* 家具の配置:家具の配置を工夫し、犬が自由に動き回れる空間を確保しましょう。

専門家の視点

動物行動学の専門家によると、「室内での排泄は、身体的な問題だけでなく、ストレスや不安など、心理的な要因が大きく関わっていることが多い」とのことです。そのため、獣医による診察と並行して、生活環境の見直しや行動療法を行うことが重要です。

まとめ

愛犬の室内での排泄問題は、飼い主さんにとって大きなストレスとなりますが、諦めずに解決策を探ることが大切です。獣医への相談、生活環境の見直し、行動療法などを組み合わせることで、必ず改善に繋がります。焦らず、根気強く取り組んでいきましょう。愛犬との幸せな生活を取り戻すために、まずは一歩踏み出してみましょう。

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