愛犬の夜間の行動変化…それは老化?それとも環境変化?柴犬と暮らす11年目の夜

柴犬がボケてきたかもしれません。うちには11歳の柴犬♂がいるんですが、最近夜になると寝ている私達の近くに寄り添ってきてウロウロしたり、人恋しいのか、二階まで上がって兄の部屋に来たりもします。いつもは夜は一人で寝てたんですが、ボケてきたんでしょうか?最近昼間に工事が始まってうるさくて寝不足なのも考えられるんですが、どうでしょう?補足:これは夜中だけで、昼間は普通です。

愛犬の夜間の行動変化:老化と環境変化の両面から検証

11歳という年齢は、犬種にもよりますが、シニア期に突入する年齢です。柴犬の場合、平均寿命は12~15歳と言われていますので、まさに高齢期と言えるでしょう。そのため、夜間の行動変化は、認知機能の低下(犬の認知症)の可能性も考えられます。しかし、同時に環境変化によるストレスも無視できません。

老化(認知機能低下)の可能性

犬の認知症は、人間と同様に、年齢とともに脳の機能が低下することで起こります。具体的な症状としては、以下の様なものがあります。

  • 夜間の徘徊や落ち着きのなさ
  • 昼夜逆転
  • トイレの失敗
  • 以前はできていたことが出来なくなる
  • 過剰な鳴き声
  • 人への反応の変化(無関心になったり、逆に過剰に甘える)

質問者様の柴犬は、夜間に飼い主さんの近くに寄り添ってきたり、他の部屋に行ったりと、不安や孤独を感じている可能性があります。これは認知症の初期症状としてよくあるパターンです。

環境変化(工事による騒音)の可能性

昼間の工事による騒音は、愛犬の睡眠を妨げ、ストレスを与えている可能性が高いです。寝不足は、犬にとっても心身に大きな負担となります。ストレスによって、夜間に落ち着かなくなったり、飼い主さんのそばを離れられなくなったりするケースは珍しくありません。

具体的な対処法とアドバイス

愛犬の行動変化の原因を特定することは難しいですが、老化と環境変化の両方を考慮した対策を行うことが重要です。

1. 獣医への相談

まず、動物病院で健康診断を受けることを強くお勧めします。血液検査や神経学的検査などを通して、認知症や他の病気がないかを確認しましょう。獣医師は、愛犬の状態を正確に判断し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。

2. 環境改善

工事の騒音対策として、以下の方法を試してみましょう。

  • 遮音カーテンや防音マットなどを活用して、寝室の騒音を軽減する。
  • ホワイトノイズ発生器を使用する。穏やかな音は、騒音によるストレスを軽減する効果があります。
  • 昼間の散歩の時間を調整する。騒音が少ない時間帯に散歩することで、愛犬のストレスを軽減できます。
  • 夜間の静かな環境を作る。できるだけ静かな場所で、愛犬が安心して眠れるように工夫しましょう。

3. 認知症対策

もし、認知症の可能性が高いと判断された場合は、以下の対策が有効です。

  • 規則正しい生活リズムを保つ。散歩や食事、睡眠時間を一定にすることで、愛犬の安心感を高めます。
  • 認知機能を刺激するおもちゃやゲームを与える。嗅覚を使うおもちゃや、簡単なパズルなど、愛犬の脳を活性化させる工夫をしましょう。
  • サプリメントの検討。獣医師と相談の上、認知機能改善に効果的なサプリメントを検討することもできます。
  • 安心できる空間を作る。愛犬が落ち着いて過ごせる、安全で快適な場所を確保しましょう。例えば、専用のベッドやクッションを用意するなど。
  • 夜間の見守り。徘徊や転倒を防ぐため、夜間は様子を見守るようにしましょう。必要であれば、ペットカメラなどを活用するのも良いでしょう。

4. 専門家の意見

動物行動学の専門家によると、「犬の行動変化は、必ずしも病気とは限りません。環境の変化やストレスも大きな要因となります。まずは、日々の生活環境を見直し、愛犬が安心して過ごせるように配慮することが大切です。」とのことです。

まとめ:愛犬との穏やかな時間を大切に

愛犬の夜間の行動変化の原因は、老化による認知機能の低下と、工事による環境変化の両方が考えられます。獣医への相談、環境改善、そして認知症対策を組み合わせることで、愛犬のストレスを軽減し、より穏やかな時間を過ごせるようサポートしましょう。 大切なのは、愛犬の気持ちに寄り添い、安心感を与えてあげることです。11年間も共に過ごしてきた愛犬との時間を、これからも大切に過ごしてください。

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