愛犬の夜間の落ち着きのなさ…布団から飛び出し、首振り…その原因と解決策

雑種・雄・10歳 病歴なし 症状:犬が就寝時に布団に潜り込んでから20分間隔で突然布団から飛び出して激しく首を振り、その後落ち着きなく部屋をうろうろして布団に潜り込むを繰り返す。補足血液検査の結果は、CPKアイソザイム 結果:正常値 BB 21.3:0.0~2.4 MB 8.1:0.0~5.8 MM 70.6:94.1~100.0 BBが高い事により主治医判断で脳圧を下げる薬を1週間ほど飲ませていますが症状が変わりません。夜に犬が寝ないために飼い主も睡眠不足で困っています。このまま様子を見るべきでしょうか?

愛犬の睡眠障害:原因を探る

ご質問にあるように、愛犬が就寝時に布団から飛び出し、首を振り、落ち着きなく部屋をうろうろする症状は、非常に心配ですね。 睡眠障害の可能性が高いと考えられます。 血液検査の結果、CPKアイソザイムのBB値が高いことから、脳圧亢進の可能性が考えられ、脳圧を下げる薬を処方されているとのことですが、症状に変化がないとのこと、大変ご心配でしょう。しかし、獣医師の診断に基づいた治療を継続することが重要です。 この症状の原因を特定するためには、いくつかの可能性を検討する必要があります。

考えられる原因

* 痛みや不快感:関節炎、歯痛、耳の炎症など、身体的な痛みや不快感が原因で、落ち着かない行動をとる可能性があります。 夜間は痛みが強まるケースもあります。
* 認知機能障害(犬の認知症):高齢犬に多く見られる認知機能障害は、夜間の不安や混乱、徘徊などを引き起こすことがあります。 夜間の活動増加や睡眠障害は、認知症の初期症状の一つとして現れることも。
* 不安やストレス:環境の変化、家族構成の変化、分離不安など、精神的なストレスが原因で、夜間の落ち着きのなさが現れることがあります。
* 神経系の問題:脳腫瘍やてんかん発作など、神経系の問題が原因で、突然の動きや首振りなどの症状が現れる可能性があります。
* その他の疾患:内耳炎、眼疾患、消化器系の問題など、様々な疾患が原因で、夜間の落ち着きのなさに繋がる場合があります。

獣医師への相談と追加検査の重要性

現状では、脳圧を下げる薬の効果が見られないことから、原因を特定するために、獣医師に相談し、追加検査を行うことを強くお勧めします。 現状の血液検査に加え、以下の検査が考えられます。

* レントゲン検査:関節炎や骨の異常、腫瘍の有無などを確認します。
* 超音波検査:内臓疾患の有無などを確認します。
* 神経学的検査:神経系の問題の有無を詳細に調べます。
* MRI検査:脳の異常を詳細に確認します。

愛犬の生活環境の見直し

獣医師の診察と並行して、ご自宅での環境を見直すことも重要です。

快適な睡眠環境の確保

* 静かで暗い場所:愛犬が落ち着いて眠れる静かで暗い場所を用意しましょう。 ペット用のベッドやマットを用意し、快適な寝床を確保することが大切です。 布団の中は、愛犬にとって温度が高すぎたり、圧迫感があったりする可能性もあります。
* 適切な温度と湿度:室温と湿度を快適に保ちましょう。 暑すぎたり寒すぎたりすると、落ち着いて眠ることができません。
* 安心できるアイテム:お気に入りのぬいぐるみやタオルなどをそばに置いてあげると、安心感を与えられます。 フェロモン系のスプレーなども効果がある場合があります。

日中の運動と刺激

* 十分な運動:日中、十分な運動と遊びの時間を確保しましょう。 疲れた状態の方が、夜間の落ち着きが良くなる可能性があります。 散歩の時間を増やす、ドッグランに連れて行くなど、愛犬の体力に合わせて調整しましょう。
* 適切な刺激:適度な知的な刺激を与えることで、認知機能の低下を防ぐ効果が期待できます。 知育玩具やトレーニングなどを活用しましょう。

夜間のルーティン

* 決まった就寝時間:愛犬に決まった就寝時間と起床時間を与えることで、体内時計を安定させ、睡眠リズムを整えることができます。
* 就寝前のリラックス:就寝前には、穏やかな音楽を流したり、優しく撫でたりすることで、リラックス効果を高められます。

インテリアと愛犬の睡眠

愛犬の睡眠環境を整える上で、インテリアも重要な要素です。

落ち着ける空間づくり

* 色の効果:落ち着きを与える色、例えばブラウンやベージュなどのアースカラーで、愛犬の落ち着ける空間を演出しましょう。 刺激的な色や派手な模様は避けましょう。
* 素材:肌触りの良い、自然素材のベッドやマットを選ぶと、愛犬がリラックスしやすくなります。
* レイアウト:愛犬が落ち着いて眠れる場所を確保し、騒音や光などの刺激を避けられるようにレイアウトを工夫しましょう。

専門家の意見

獣医師だけでなく、動物行動学の専門家への相談も有効です。 専門家は、愛犬の行動を詳細に分析し、適切なアドバイスを提供してくれます。

まとめ

愛犬の夜間の落ち着きのなさは、様々な原因が考えられます。 まずは獣医師に相談し、原因を特定することが重要です。 同時に、愛犬の生活環境を見直し、快適な睡眠環境を整えることで、症状の改善に繋がる可能性があります。 ご自身の睡眠不足も深刻な問題ですので、愛犬のためにも、獣医師と連携して解決策を見つけていきましょう。

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