愛犬の嘔吐、その原因と対処法:黄色い泡状の嘔吐物の場合

犬が胃液と思われる黄色くて泡が混じったものを吐きます。このような質問はネット上にいくつもあったので拝見してみたのですが、少し何度も繰り返す事もあり気になったので質問させていただきます。昨日の夜、いつもは8時ぐらいにご飯をあげているのですが少しばたばたとしていて9時前にご飯をあげました。そして今日の朝9時頃に私とその犬がおなじ部屋で寝ていたときにゲエッゲエッと聞こえ、体を波打たせ嘔吐していました。以前にもこのような事があり、そのときは私の不注意なのですが一回夜のご飯をあげる事ができなくて空腹で嘔吐をしていました。しかし今回はいつもどおり、しかも1時間遅くご飯をあげたのに…。と不思議に思いました。飼い主がご飯を食べていると、自分も食べた気になって吐くという事も聞きましたがそのような事は一度もなく、しかも私の部屋にはご飯やお菓子は一つもありませんでした。その後もすぐ私のへやでもう一度吐きました。いそいでご飯のところへつれていき、エサ入れにご飯をいれたところいっこうに食べる気配がありません。食べるまでまっておくか、と思ってそっとしときしばらくすると私の近くに来ていました。するとまたゲエッゲエッと…胸やお腹をさすり、おさまって来たときに袋やトイレットペーパーなど掃除道具?を持ってきて掃除をはじめました。掃除をしているときにもはきそうになり、顔の前に袋をおいたのでかろうじて床に吐く事はありませんでした。もう一度同じ事がありました。これは11時ぐらいの事です。これで今日、計5回嘔吐しました。最後に吐いたときに、空腹からの嘔吐なら苦しくても食べないといけないと思い犬の前にご飯入れを持って行くとゆっくり食べ始め完食しました。そこからは吐いていません。これはやはり空腹からの嘔吐なのでしょうか?数時間で5回も吐くと違う理由なのかと思ってしまいました。しかも昨日いつも通りご飯をあげていたので。病院に連れて行こうかとも思いましたが、今日はお休みとの事で連れて行く事ができません。空腹からだと言われて終わりかな、とも思いました。空腹以外で吐く事はあるのでしょうか?長文になりましたが、このことについて誰か教えていただけると嬉しいです。

愛犬が黄色い泡状の嘔吐物を繰り返し吐いたというご心配、よく分かります。愛犬の健康状態を心配される飼い主さんの気持ちは、私たちも一緒です。この記事では、愛犬の嘔吐の原因、特に黄色い泡状の嘔吐物の原因と対処法、そして獣医への受診のタイミングについて詳しく解説します。

黄色い泡状の嘔吐物の原因

愛犬が黄色い泡状の嘔吐物を吐く原因は様々です。吐いた回数が多いことから、単なる空腹による嘔吐ではない可能性も高いです。考えられる原因をいくつか見ていきましょう。

  • 空腹:最も可能性の高い原因の一つですが、今回のケースでは、数時間おきに5回も嘔吐しているため、空腹だけで説明するのは難しいかもしれません。朝ご飯を1時間遅らせて与えただけで、ここまで何度も嘔吐するケースは稀です。
  • 胃腸炎:ウイルスや細菌による感染、食べ物の腐敗などが原因で起こります。嘔吐だけでなく、下痢や食欲不振を伴うことが多いです。黄色い泡状の嘔吐物は、胃酸が混ざっているためです。
  • 異物摂取:犬が誤って食べられないものを食べてしまった場合、嘔吐を引き起こします。おもちゃの破片、石、骨など、様々なものが考えられます。胃腸の炎症や閉塞を引き起こす可能性もあります。
  • ストレス:環境の変化、飼い主さんの不在、他の犬とのトラブルなど、ストレスも嘔吐の原因となります。今回のケースでは、掃除中に吐きそうになったという記述から、ストレスが関係している可能性も考えられます。
  • 膵炎:膵臓の炎症で、嘔吐、食欲不振、腹痛などの症状が現れます。重症の場合、命に関わるため、早急に獣医の診察が必要です。
  • 胆嚢疾患:胆嚢に問題があると、胆汁が逆流して黄色い嘔吐物を引き起こすことがあります。
  • 食道逆流:胃の内容物が食道に逆流することで起こります。頻繁に嘔吐する場合は、この可能性も考えられます。

獣医への受診はいつ?

愛犬が嘔吐を繰り返す場合、自己判断で対処せず、必ず獣医に相談することが重要です。特に以下の場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

  • 嘔吐が頻繁に続く:今回のケースのように、短時間で何度も嘔吐する場合は、深刻な問題の可能性があります。
  • 脱水症状:元気がなく、ぐったりしている、粘膜が乾燥しているなどの症状が見られる場合。
  • 血便や黒色の便:消化器系の出血を示唆する可能性があります。
  • 激しい腹痛:愛犬が腹部に痛みを感じている様子が見られる場合。
  • 食欲不振が続く:数時間以上、全く食べない場合は注意が必要です。
  • 発熱:触診で体温が高いと感じる場合。

具体的な対処法と自宅でのケア

獣医への受診が最優先ですが、受診するまでの間、自宅でできるケアがあります。

  • 絶食:嘔吐が続いている間は、数時間絶食させましょう。完全に嘔吐が止まってから、少量の水を飲ませて様子を見ます。その後、消化の良い、少量の食事を与えます。獣医の指示に従うことが重要です。
  • 水分補給:脱水症状を防ぐために、少量ずつこまめに水を飲ませましょう。脱水症状が疑われる場合は、獣医に相談してください。
  • 安静:愛犬を安静にさせ、ストレスを与えないようにしましょう。落ち着ける場所を用意してあげることが大切です。
  • 嘔吐物の観察:嘔吐物の色、量、回数などを記録しておきましょう。獣医に伝える際に役立ちます。

専門家の視点:獣医からのアドバイス

獣医は、愛犬の症状を詳しく聞き、身体検査や血液検査、レントゲン検査などを行い、原因を特定します。原因に応じて、適切な治療法(点滴、投薬など)を選択し、指示に従うことが重要です。自己判断での治療は危険です。

インテリアとの関連性:落ち着ける空間づくり

愛犬のストレスを軽減するために、インテリアにも気を配りましょう。落ち着ける空間づくりは、愛犬の健康にも大きく影響します。

  • 安全な空間の確保:愛犬が安心して過ごせる、自分のスペースを確保しましょう。犬用ベッドやクッションなどを用意し、落ち着ける場所を作ってあげることが重要です。
  • 色の効果:リラックス効果のある色、例えばなどの落ち着いた色調のインテリアは、愛犬のストレス軽減に役立つ可能性があります。逆に、刺激の強い色は避けるのが良いでしょう。
  • 騒音対策:騒音は犬にとって大きなストレスになります。防音効果のあるカーテンやカーペットなどを活用し、騒音を軽減しましょう。
  • 清潔な環境:清潔な環境は、愛犬の健康維持に不可欠です。定期的に掃除を行い、清潔な状態を保ちましょう。

愛犬の嘔吐は、様々な原因が考えられます。今回のケースでは、空腹以外にも多くの可能性があり、獣医の診察が不可欠です。少しでも心配な点があれば、すぐに動物病院を受診しましょう。愛犬の健康を守るためにも、適切なケアを心がけてください。

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