愛犬の免疫介在性血小板減少症と、飼い主さんができること

愛犬が病気になってしまいました…今年で13歳になる小型犬を飼っています。昨日から体が震えていて元気がなくて親が病院に連れて行きました。そして免疫介在性血小板減少症と診断されました。あと少し病院来るのが遅かったら危なかったそうです。それでステロイドで治療していくと言われたそうです。しかし助かるかは五分五分と言われたそうです。家に着くと少し寝て、ご飯を沢山食べてくれました。もう涙が止まりません。幼稚園の時から一緒に暮らしていて私が落ち込んでいたら部屋に来てくれて本当に優しい子です。色々と検索などしているのですが免疫介在性血小板減少症は治療していけば治りますか?私にはご飯をあげたり、撫でてあげる事ぐらいしか出来ないので少しでも病気の事など知りたいです。回答よろしくお願いします。補足詳しくご説明して頂きありがとうございます。薬を飲んだら、体が赤かったのも治り震えも治りました。また、食欲もいつも通りで病院に行く前より凄く良くなっています。検査はレントゲンなどの検査をしていてどこも正常で、血液検査をしたら血小板が少ないと言われたそうです。症状が当てはまっているのは今治っているのですが血尿、皮膚が赤くなるです。今日、また病院に行きます。

免疫介在性血小板減少症(ITP)とは?

愛犬が免疫介在性血小板減少症(Immune Thrombocytopenic Purpura, ITP)と診断されたとのこと、大変心配ですね。まずは、ITPについて詳しくご説明します。ITPは、体の免疫システムが誤って自身の血小板を攻撃してしまう自己免疫疾患です。血小板は、血液が凝固するのに必要な成分で、血小板数が減少すると、出血しやすくなります。

ITPの症状

ITPの症状は、血小板の減少度合いに応じて様々です。

  • 出血しやすい:鼻血、歯肉出血、皮膚の紫斑(小さな赤い点状の出血)、血尿、便潜血など
  • 皮膚や粘膜の出血:皮膚に赤い斑点ができる、鼻血、歯茎からの出血など
  • 倦怠感:元気がなくなり、いつもよりぐったりする
  • 食欲不振
  • 貧血:血小板の減少によって貧血を起こす場合もあります。
  • 発熱

愛犬の場合、体が震え、皮膚が赤くなる、血尿などの症状が出ていたとのことですが、これらの症状はITPの典型的な症状と言えるでしょう。薬を服用して症状が改善したとのこと、ひとまず安心ですね。

ITPの治療と予後

ITPの治療は、主にステロイド剤による治療が中心となります。ステロイド剤は、免疫反応を抑える効果があり、血小板の破壊を抑制します。

ステロイド治療

ステロイド剤は、効果が早く現れる反面、長期にわたる服用は副作用のリスクも伴います。そのため、獣医師は、愛犬の状態を詳しく観察しながら、投与量や投与期間を調整します。

その他の治療法

ステロイド剤が効果不十分な場合、免疫抑制剤や脾臓摘出手術などの治療法が検討されることもあります。

予後

ITPの予後は、年齢や他の疾患の有無、治療への反応などによって異なります。13歳という高齢であること、また、症状が重篤であったことから、獣医師が「五分五分」とおっしゃったのかもしれません。しかし、ご心配されている通り、必ずしも「治らない」わけではありません。多くの場合、適切な治療によって症状が改善し、良好な状態を維持できるようになります。

飼い主さんができること

愛犬がITPと診断された場合、飼い主さんができることはたくさんあります。

1. 獣医師の指示に従う

最も重要なのは、獣医師の指示をきちんと守ることです。薬の服用、通院、食事管理など、獣医師からの指示を忠実に実行しましょう。

2. ストレスを軽減する

ストレスは免疫機能に悪影響を及ぼす可能性があります。愛犬がリラックスできる環境を整え、穏やかな時間を過ごせるように心がけましょう。静かな場所で休ませたり、優しく撫でたり、お気に入りの玩具で遊ばせたりするのも効果的です。

3. 栄養バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事は、病気の回復を助けます。獣医師のアドバイスに従い、愛犬に適切な食事を与えましょう。消化の良い、高タンパク質で低脂肪な食事がおすすめです。

4. 定期的な健康チェック

ITPは再発する可能性があります。定期的に獣医師による健康チェックを受け、早期発見・早期治療に努めましょう。

5. 心を込めてケアをする

愛犬への愛情のこもったケアは、精神的な安定をもたらし、病気の回復を促進する可能性があります。優しく声をかけたり、一緒に過ごしたりすることで、愛犬の安心感を高めましょう。

インテリアと心のケア

愛犬の病気と闘う日々は、飼い主さんの心にも大きな負担がかかります。そんな時、癒しの空間づくりが心の支えになることがあります。

落ち着ける空間づくり

ベージュの壁やカーテン、柔らかな素材のソファなど、落ち着ける空間は、飼い主さん自身のストレス軽減にも繋がります。愛犬と過ごす時間をより穏やかに、そして心安らかに過ごすために、インテリアにも気を配ってみましょう。

まとめ

愛犬のITP治療は、獣医師との連携が不可欠です。獣医師の指示を忠実に守りながら、愛情を込めてケアすることで、愛犬の回復をサポートしましょう。そして、飼い主さん自身も、心身ともに健康を保つことを心がけてください。

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