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フィラリア症とは?
フィラリア症は、蚊を介して犬に感染する心臓の寄生虫病です。犬糸状虫(ディロフィラリア・イミティス)という寄生虫が心臓や肺動脈に寄生し、重篤な心臓病や肺疾患を引き起こす可能性があります。初期症状は軽微なため気づきにくく、進行すると咳、呼吸困難、食欲不振、体重減少、むくみなどの症状が現れます。最悪の場合、死に至ることもあります。早期発見と予防が非常に重要です。
フィラリア予防薬の開始時期
フィラリア予防薬の開始時期は、蚊の発生時期と密接に関係しています。蚊が活動を開始する時期から予防薬を投与することが重要です。大阪の堺市では、一般的に5月下旬から6月上旬にかけて蚊の発生が始まりますが、近年は温暖化の影響で、4月頃から蚊が出現することも珍しくありません。
ご質問にあるように、5月1日に狂犬病の予防接種を受けられた際に獣医師から「蚊が出ていないなら6月からフィラリア予防を始めましょう」と言われたのは、その時点では蚊の発生が確認されていなかったため、予防薬の開始時期を遅らせる判断をされた可能性が高いです。しかし、現在蚊の発生を確認されている状況では、獣医師に相談することが最善です。
獣医師への相談が重要
獣医師の指示に従うことが、愛犬の健康を守る上で最も重要です。 既に蚊の発生を確認されているとのことですので、獣医師に相談し、現在の状況を伝え、フィラリア予防薬の開始時期を改めて相談することを強くお勧めします。
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フィラリア予防薬の種類と投与方法
フィラリア予防薬には、錠剤、チュアブル錠、スポットオンタイプなど様々な種類があります。それぞれの薬剤には投与方法や注意点が異なりますので、獣医師から適切な薬剤の説明を受け、指示に従って投与しましょう。
予防薬の選び方
* 愛犬の年齢と体重:適切な投与量を計算するために重要です。
* 愛犬の健康状態:既往症などがある場合は、獣医師に相談が必要です。
* 薬剤の種類と特性:錠剤を嫌がる犬にはチュアブル錠が、皮膚への塗布が簡単なスポットオンタイプが適しているなど、愛犬の性格や生活スタイルに合わせた選択が重要です。
* 価格と入手性:継続的な投与が必要なため、価格と入手性のバランスも考慮しましょう。
フィラリア予防以外の対策
フィラリア予防薬の投与に加え、以下の対策も効果的です。
- 蚊の駆除:室内では蚊取り線香や蚊取りマット、殺虫スプレーなどを活用し、屋外では蚊よけスプレーを使用しましょう。特に夕暮れ時や夜間は蚊の活動が活発になります。
- 窓やドアの閉鎖:蚊の侵入を防ぐために、窓やドアをしっかりと閉めましょう。網戸を使用する際は、破れがないか確認しましょう。
- 草むらの除去:蚊は草むらなどに生息するため、庭や周辺の草むらは定期的に刈り取りましょう。
- 定期的な検査:フィラリアの感染を早期に発見するために、血液検査を定期的に行いましょう。特に蚊の活動が活発な時期は、より注意が必要です。
まとめ:安心安全なフィラリア予防を
フィラリア症は、早期発見と予防が非常に重要です。蚊の発生状況を把握し、獣医師と相談しながら適切な予防策を講じることで、愛犬の健康を守りましょう。 ご自身の判断で予防薬の開始時期を決定するのではなく、必ず獣医師に相談し、指示に従って予防に取り組むことが大切です。 愛犬との楽しい時間を長く続けるためにも、フィラリア予防をしっかりと行いましょう。