愛犬のトイレ事情と高齢犬の認知機能:11歳ダックスの行動変化と対応策

犬もぼけるのでしょうか?それとも・・・?? ダックスを玄関で飼っています。 年齢は11歳です。 小屋というか、寝床が玄関にあります。 ココ最近、自分の小屋の中で、うんちをするようになりました。 おしっこは、トイレでします。 うんちだけを、小屋でするようになりました。 小屋で、ウンチをするので、自分の部屋にいるのがいやになり、だめ!といわれる場所にきて、寝ていたりします。 今までこんな事がなかったので、年なのかなぁ・・・と少し不安になりました。 少し前に一度痙攣を起こしました。 それと、ヘルニヤにもなり、安静にしていました。 ココ最近、元気になってきて、散歩も行けるようになり、よかったね!と言っていた矢先の行動なので、 痴呆??でも11歳で早くない??かな・・と思っています。 この行動は、どういう事なのでしょうか???補足寝床が、玄関と書きましたが、うちは、玄関とリビングがつながっているので、 きっと皆様が思う玄関ではないです。 ただ、小さい子供が2人いるので、寝る場所は玄関と決まっています。

愛犬の行動変化:原因を探る

11歳になったダックスフンドのトイレの失敗、そして小屋での排泄、そして落ち着かない様子…ご心配されていることと思います。 愛犬の年齢や最近の健康状態を踏まえると、いくつかの可能性が考えられます。 単なる老化によるものなのか、認知機能の低下(犬の認知症)なのか、あるいは身体的な問題が隠れているのか、一つずつ見ていきましょう。

1. 老化による変化

犬も人間と同じように、年齢を重ねると身体機能の衰えが訪れます。 特に11歳は、ダックスフンドの場合、シニア期に突入する年齢です。 筋力の低下や関節の痛み、排泄のコントロールが難しくなるなど、様々な変化が現れます。 小屋の中で排泄するようになったのは、トイレまで行くのが困難になった、あるいは小屋の方が安心できる場所だと感じているのかもしれません。

2. 認知機能障害(犬の認知症)の可能性

ご心配されている「痴呆」は、犬の場合「犬の認知機能障害(CCD)」と呼ばれます。 人間の高齢者と同様に、記憶力や学習能力、判断力の低下、徘徊、夜鳴き、トイレの失敗などが症状として現れます。 痙攣の発作やヘルニアの既往歴も、CCDの症状と関連している可能性があります。 しかし、11歳でCCDを発症するのは決して早いとは限りません。 犬種や個体差によって発症年齢は異なります。

3. 身体的な問題

ヘルニアの既往歴があることから、腰や背骨に痛みや不調を抱えている可能性があります。 トイレまで行くのが辛い、あるいは排泄動作自体が困難になっている可能性も否定できません。 また、膀胱や尿道の病気、下痢や便秘などの消化器系の問題も排泄行動に影響を与える可能性があります。

具体的な対応策と獣医への相談

愛犬の行動変化の原因を特定し、適切な対応をするためには、獣医への相談が不可欠です。 獣医による診察で、身体的な問題がないか、CCDの可能性がないかなどを詳しく調べてもらう必要があります。

1. 獣医への相談:精密検査が重要

まずは、愛犬の症状を獣医に詳しく説明しましょう。 痙攣の発作やヘルニアの既往歴、最近の行動変化、排泄の様子などを詳細に伝え、血液検査やレントゲン検査などの精密検査を受けてください。 これらの検査によって、身体的な病気やCCDの有無を判断することができます。

2. 環境整備によるサポート

獣医の診察と並行して、愛犬の生活環境を整えることで、症状を緩和できる可能性があります。

  • トイレの位置の見直し:小屋からトイレまでの距離が遠すぎる場合は、トイレを小屋の近くに移動したり、段差を解消するなど、アクセスしやすく工夫してみましょう。 高齢犬には、滑りにくいマットを敷くことも効果的です。
  • 小屋の快適性の向上:小屋が狭すぎる、寒すぎる、暑すぎるなど、小屋自体が愛犬にとって快適な場所ではない可能性があります。 清潔で、保温性や通気性に優れた快適な小屋を用意しましょう。 また、柔らかいベッドなどを敷いてあげると、より安心できる空間になります。
  • ストレス軽減:小さいお子様がいる環境では、愛犬がストレスを感じている可能性があります。 静かに休める場所を確保したり、お子様との適切な距離を保つなど、ストレスを軽減する工夫が必要です。 サプリメントを活用するのも一つの手段です。
  • 食事の見直し:高齢犬用のフードに切り替えることで、消化器系の健康をサポートし、排泄のトラブルを軽減できる可能性があります。 獣医に相談して、適切なフードを選びましょう。

3. CCDへの対応

もしCCDと診断された場合でも、適切なケアによって愛犬の生活の質を向上させることができます。

  • 環境の工夫:日中の活動量を増やす、夜間の徘徊を防ぐための工夫、トイレトレーニングの再指導など、環境を整えることで症状の進行を遅らせることができます。
  • サプリメント:認知機能をサポートするサプリメントも効果的です。 獣医と相談の上、適切なサプリメントを選びましょう。 ただし、サプリメントは万能ではなく、あくまで補助的な役割です。
  • 心のケア:愛犬に優しく接し、安心感を与えてあげることが大切です。 穏やかな声かけや、優しく撫でることで、愛犬の不安を軽減することができます。

専門家の視点:動物行動学者の意見

動物行動学者によると、犬のトイレの失敗は、身体的な問題だけでなく、不安やストレス、認知機能の低下など、様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があります。 愛犬の行動を注意深く観察し、日々の変化を記録しておくことが、獣医への相談や適切な対応策を立てる上で非常に重要です。 また、愛犬の年齢や健康状態を踏まえた上で、適切な環境整備を行うことで、愛犬の生活の質を向上させることができます。

まとめ:愛犬との時間を大切に

愛犬の行動変化は、飼い主さんにとって大きな不安材料となりますが、適切な対応をすることで、愛犬との時間をより長く、より幸せに過ごすことができます。 まずは獣医に相談し、原因を特定することが大切です。 そして、獣医のアドバイスを参考に、愛犬の生活環境を整え、心のケアをしてあげましょう。 愛犬との時間を大切に、穏やかな日々を過ごしてください。

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