愛犬のトイレトレーニング:8歳シニア犬のトイレ失敗、その原因と解決策

今回は、愛犬について質問があります。うちでは、ミニチュアダックスフンドを親子で二匹飼っていて、今回は、親犬の方で悩んでいます。親犬は、11月で8才になる(もう老犬になるのかな?)のですが、一ヶ月ぐらい前にお引っ越しをして、初めのうちはきちんとオシッコシートでオシッコやうんちができていたのですが、ここ一週間ぐらいから畳でオシッコやうんちをするようになってしまい困ってます。もう一匹の方はちゃんとトイレでオシッコもうんちもしてくれます(たまにはみ出ることはありますが)。いつも、最近は畳でしているのでそこがトイレと勘違いしてしまったのかもしれません。一応、見つけたら叱るようにしているのですが、あまり叱りすぎも良くないと何処かで聞いたことがあるし、犬はやってすぐ怒らないとわからないから意味ない。とも聞いたことがあるので、ただ怒るだけで治るのか?などと考えて悩んでいます。何か、良い対策はありますか?正直、リビング以外は和室の畳の部屋なのでかなり困ってます。あと、いつも私が留守のときにオシッコなどをしてしまいます。リビングには食べ物もあるし、留守のときは和室に締め切って待たせています。何か、犬の嫌な匂いをつけたりすると効果はありますかね?一応、毎日散歩時間はバラバラですが行ってもいますし、原因もここらあたりがありません。うちはこれでトイレが直ったよ!などや似たような経験がある方がいましたらアドバイスを是非、お願いします!

8歳シニア犬のトイレトラブル:原因を探る

8歳になったミニチュアダックスフンドのトイレの失敗、大変お困りですね。お引っ越しによる環境変化、シニア期特有の身体の変化、そして、叱るタイミングなど、いくつかの可能性が考えられます。まずは、原因を一つずつ確認していきましょう。

1. 環境の変化とストレス

お引っ越しは犬にとって大きなストレスです。新しい環境に慣れるまで時間がかかり、トイレの失敗につながることがあります。特に、畳の匂いが気に入ってしまい、新しいトイレ場所として認識してしまった可能性も高いです。

2. シニア期の身体の変化

8歳は犬にとってシニア期に突入する年齢です。加齢による認知機能の低下や、膀胱・腎臓の機能低下により、トイレの失敗が増えることがあります。頻尿や尿失禁といった症状も考えられます。

3. 叱り方の問題

「叱る」という行為は、犬にとってネガティブな経験です。タイミングが悪かったり、叱り方が強すぎたりすると、犬は恐怖心を感じ、かえってトイレトレーニングが難しくなります。失敗した後に叱るよりも、トイレを成功させた際に褒めて強化する「ポジティブトレーニング」が効果的です。

4. 留守番中のトイレ問題

留守番中にトイレを失敗するということは、我慢できなくなっている可能性を示唆しています。散歩の回数や時間、水の量を見直す必要があるかもしれません。

具体的な解決策

では、具体的な解決策を提案します。

1. トイレ場所の見直しと環境整備

* 畳でのトイレを完全に阻止する:畳への排泄を完全に防ぐために、留守番中は和室へのアクセスを制限しましょう。ベビーゲートなどを活用し、リビングと和室を完全に仕切ることをお勧めします。
* 新しいトイレ場所の確保:リビングに新しいオシッコシートを置き、出来るだけ目立つ場所に設置します。シートの位置は、犬が落ち着いて排泄できる場所を選びましょう。
* 匂いの対策:畳に付着した尿の臭いは、犬にとってトイレの場所だと認識させる原因となります。専用のクリーナーで徹底的に掃除し、臭いを完全に除去しましょう。市販の消臭剤も有効です。
* 快適な環境づくり:犬が落ち着いて過ごせるように、快適なベッドや遊び道具を用意しましょう。

2. ポジティブトレーニングの導入

* 成功体験を積み重ねる:犬がオシッコシートでトイレを成功したら、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。言葉で褒めるだけでなく、おやつや撫でるなど、犬が喜びを感じる行動を組み合わせることで、効果を高めることができます。
* 失敗したら叱らない:失敗した際に叱っても、犬はなぜ叱られているのか理解できません。代わりに、落ち着いてオシッコシートに誘導し、成功したら褒めましょう。
* タイミングの重要性:トイレの失敗を発見したら、叱るのではなく、すぐにオシッコシートに連れて行き、成功したら褒めます。

3. 獣医への相談

加齢による身体の変化が原因の可能性も考慮し、獣医への相談も検討しましょう。尿検査や血液検査で、健康状態を確認し、必要に応じて適切な治療を受けましょう。頻尿や尿失禁であれば、薬物療法で症状を改善できる可能性があります。

4. 留守番対策

* 散歩回数の調整:留守番時間が長い場合は、散歩回数を増やすことを検討しましょう。特に、朝と夜の散歩は欠かさず行い、十分に排泄の機会を与えましょう。
* 水の量のコントロール:留守番中は、水の量を調整することで、排泄量をコントロールできます。ただし、脱水症状を防ぐため、適切な量を把握することが重要です。
* 留守番時間を短縮:可能であれば、留守番時間を短縮することも有効です。ペットシッターやドッグホテルなどを利用するのも一つの方法です。

5. 犬の嫌な匂い

犬の嫌な匂いを付けることは、逆効果になる可能性があります。犬はストレスを感じ、トイレの失敗が増える可能性があります。

専門家の視点

動物行動学の専門家によると、犬のトイレトレーニングは、根気と適切な方法が重要です。叱るよりも、褒めて強化するポジティブトレーニングが効果的であり、犬の年齢や健康状態を考慮した対応が求められます。

まとめ

愛犬のトイレトレーニングは、時間と忍耐が必要です。今回ご紹介した方法を試してみて、改善が見られない場合は、獣医に相談することをお勧めします。愛犬との快適な生活を取り戻せるよう、一緒に頑張りましょう。

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