愛犬のチョコレート誤食!高齢犬への対処法と予防策

今、犬が部屋をこじ開けて入り板チョコ約一枚食べてしまいました。もう11才で高齢なんですが、どうしたらいいでしょうか?以前も盗み食いをした事がありその時はなんとか平気でしたが…

愛犬のチョコレート誤食、まずは落ち着いて!

愛犬がチョコレートを食べてしまったとのこと、大変心配ですね。特に高齢犬の場合、健康状態によっては深刻な事態につながる可能性があります。まずは落ち着いて、以下の手順に従って対処しましょう。

1. チョコレートの種類と量を確認する

どの種類のチョコレートを食べたか、そしておよその量を把握することが重要です。ダークチョコレートはミルクチョコレートやホワイトチョコレートよりもテオブロミン含有量が高く、危険性が高いです。板チョコ一枚分という情報だけでは判断が難しいので、パッケージを確認し、種類と重量をメモしておきましょう。

2. 獣医への連絡

チョコレートの摂取量は、愛犬の体重や年齢、健康状態によって危険度が大きく変わります。すぐに動物病院に連絡し、指示を仰ぎましょう。 電話で状況を説明し、指示を仰ぐことが最優先です。獣医はチョコレートの種類と量、愛犬の体重、年齢、既往歴などを考慮し、適切な処置を判断してくれます。場合によっては、すぐに病院へ連れて行く必要があるかもしれません。

3. 愛犬の様子を観察する

獣医の指示を待つ間も、愛犬の様子を注意深く観察しましょう。嘔吐、下痢、震え、呼吸困難、異様な興奮や沈静など、少しでも異常が見られたら、すぐに獣医に連絡してください。

4. 無理に吐かせない

専門家の指示がない限り、自宅で無理に吐かせようとしてはいけません。間違った方法で吐かせようとすると、かえって愛犬を危険にさらす可能性があります。

高齢犬におけるチョコレート中毒の危険性

高齢犬は、若い犬に比べて肝臓や腎臓の機能が低下している場合があります。そのため、チョコレートに含まれるテオブロミンを代謝する能力が低く、中毒症状が現れやすくなります。中毒症状は、軽度であれば嘔吐や下痢程度ですが、重症化すると、心臓や神経系に影響を与え、最悪の場合、死に至ることもあります。

チョコレート中毒の症状

チョコレート中毒の症状は、摂取量やチョコレートの種類、愛犬の健康状態によって異なります。主な症状は以下の通りです。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 多飲多尿
  • 頻脈
  • 呼吸困難
  • 震え
  • 興奮または沈静
  • けいれん
  • 意識障害

これらの症状が現れたら、すぐに獣医の診察を受けましょう。

再発防止策:愛犬の安全を守るインテリアと対策

今回の出来事を教訓に、愛犬がチョコレートにアクセスできないように、インテリアや生活環境を見直しましょう。

1. 危険物の収納

チョコレートなどの危険物は、愛犬の手の届かない場所に収納しましょう。高い場所に置く、鍵付きの棚やキャビネットを使用するなど、工夫が必要です。

2. 部屋の安全対策

愛犬が部屋をこじ開けることができたということは、部屋の安全性に問題があります。ドアの隙間を塞ぐ対策や、ペット用のゲートを設置するなど、愛犬が侵入できないように工夫しましょう。

3. 家族全員でルールを共有する

家族全員で、チョコレートなどの危険物を適切に保管し、愛犬に与えないというルールを共有することが重要です。小さな子供がいる家庭では、特に注意が必要です。

4. 犬用おやつを用意する

愛犬がチョコレートを食べたくなるのは、もしかしたら単に「何か食べたい」という欲求が満たされていないのかもしれません。安全な犬用のおやつを用意し、愛犬の欲求を満たしてあげましょう。

5. しつけ

「ダメ」という言葉を理解させ、チョコレートに近づかないようしつけをすることも重要です。ただし、高齢犬へのしつけは、若い犬に比べて時間がかかる場合があるので、根気強く行いましょう。

専門家のアドバイス:動物病院での対応

動物病院では、愛犬の状態を診察し、必要に応じて吐き気止めや下剤、点滴などの治療を行います。重症の場合は、入院が必要になることもあります。獣医の指示に従い、適切な治療を受けさせることが大切です。

まとめ:愛犬の健康を守るために

高齢犬のチョコレート誤食は、非常に危険です。今回の経験を踏まえ、愛犬の安全を守るための対策をしっかりと行いましょう。そして、少しでも心配なことがあれば、すぐに獣医に相談することが大切です。 愛犬との時間を大切に、安全で快適な生活を送ってください。

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