愛犬のアトピー性皮膚炎とインターフェロン療法:費用、病院選び、代替療法

犬のインターフェロン療法について。1歳4カ月のスムースチワワ(♀、2.7キロ)を飼っています。去年引っ越しをしたのですが、その時くらいから頻繁に体を掻き毟ったり脱毛がひどくなってきて、色々な病院に行きましたが一向に良くならず、今の病院(皮膚科に力を入れている病院)でアレルゲン検査を受けたところ、アトピー性皮膚炎の可能性が高いと言われました。以前住んでいた家はとても風通りがよく常に換気出来る環境でしたが、今の家は窓も一つしかなく全然風が通らない部屋です。アトピーになってしまったのは、引っ越した事にも原因があるのでしょうか。アレルゲン反応が出たのは、ヤケヒョウダニ・コナヒョウダニの【節足動物】と、アスペルギルス・アルテリナリア・クラドスポリウム・ペニシウムの【カビ】出ました。陽性ではなく「要注意」という項目に○がありましたが、先生いわく要注意項目に○があるという事はほぼ陽性だと思って良いと言っていました。今まではステロイドで痒みを抑えてましたが、うちの犬はステロイドを使うと二次感染を起こしやすいらしく、今日病院に行った時も二次感染が見られ、抗生剤?の注射を打ちました。このままステロイドを使い続けるのも可哀想だから、「インターフェロン治療」を考えてみては?と言われたのですが、インターフェロン療法とは大体どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか。チワワで体重も軽めなので、大きいわんちゃんよりは多少安くはなるかもしれませんが、大体の目安が知りたいです。あとインターフェロンをやるとなると、週に2~3回病院通わなければならないと言われました。しかし今行ってる病院がとても遠くて時間も交通費もかかるので、インターフェロン療法をやるのであれば、出来れば家の近くの病院でやってもらいたいです。どこでもインターフェロン療法をやっているわけではないと思うので、そこは問い合わせて聞いてみようと思うのですが、以前から診察を受けていない病院でも、インターフェロン療法についての相談などを聞いてもらえるのでしょうか。必要であれば今行っている病院で診断書をもらい、次の病院に提出しようと思っています。またインターフェロン療法以外で良い治療法があればぜひ教えていただきたいです。長文失礼しました。回答よろしくお願いします。

愛犬のアトピー性皮膚炎と住環境

まず、引っ越しがアトピー性皮膚炎の発症に影響している可能性は十分にあります。以前の風通しの良い環境から、窓が一つしかない換気の悪い環境になったことで、ダニやカビの繁殖が促進され、アレルギー症状が悪化したと考えられます。アレルゲン検査の結果、ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニ、そして複数のカビに「要注意」反応が出ていることは、アトピー性皮膚炎の大きな要因となっていることを示唆しています。

住環境改善は治療の重要な一部です。以下のような対策を検討してみましょう。

  • 定期的な掃除:特に、ダニやカビの繁殖しやすいカーペット、布団、ソファなどをこまめに掃除機で掃除しましょう。ダニ対策用のスプレーなども有効です。
  • 換気:窓を開けて換気を十分に行いましょう。空気清浄機を使用するのも効果的です。除湿機も湿度管理に役立ちます。
  • 寝具の選択:ダニを通しにくい素材の寝具を使用しましょう。定期的に洗濯し、天日干しをすることも重要です。
  • ペット専用の空間:愛犬が過ごすスペースを清潔に保ち、ダニやカビの繁殖を防ぎましょう。

インターフェロン療法について

インターフェロン療法は、アトピー性皮膚炎の治療に用いられる免疫療法の一つです。犬の体自身の免疫力を高めることで、アレルギー症状を改善することを目指します。しかし、費用や通院頻度、効果には個人差があります。

費用について

インターフェロン療法の費用は、病院によって、また犬の体重や治療期間によって大きく異なります。一般的に、1回あたりの費用は数千円から1万円程度とされていますが、これはあくまで目安です。正確な費用は、治療を開始する前に担当医に確認しましょう。体重の軽いチワワの場合、大型犬に比べて費用が若干安くなる可能性はありますが、保証はありません。治療期間は症状の改善状況によって異なり、数ヶ月から1年以上かかる場合もあります。そのため、トータルの費用は数十万円になる可能性も考慮しておきましょう。

通院頻度について

インターフェロン療法は、通常、週2~3回の通院が必要になります。これは、インターフェロンの注射を定期的に行う必要があるためです。通院が困難な場合は、担当医と相談し、治療方法や通院頻度を調整できるか確認してみましょう。

病院選びについて

現在通院している病院が遠方にあるとのことですが、インターフェロン療法を行う病院は限られています。そのため、新しい病院を探す際には、事前に電話でインターフェロン療法の取り扱いについて確認することが重要です。以前から診察を受けていない病院でも、診断書を提示すれば、相談に乗ってくれる可能性は高いです。ただし、初診料や検査費用などが別途かかる可能性があることを考慮しておきましょう。

インターフェロン療法以外の治療法

インターフェロン療法以外にも、アトピー性皮膚炎の治療法はいくつかあります。

  • 抗ヒスタミン薬:アレルギー症状を抑える薬です。痒みや炎症を軽減する効果があります。
  • 免疫抑制剤:免疫反応を抑える薬です。ステロイド剤よりも副作用が少ないとされるものもあります。
  • 抗生物質:二次感染を防ぐために使用されます。
  • シャンプー療法:アトピー性皮膚炎に適したシャンプーを使用することで、皮膚の炎症を抑えることができます。
  • 食事療法:アレルギーの原因となる成分を除去した食事を与えることで、症状を改善させることができます。
  • 漢方薬:体質改善を目的とした治療法です。

これらの治療法は、それぞれメリット・デメリットがあります。愛犬の状態やご自身の状況に合わせて、獣医師と相談しながら最適な治療法を選択することが重要です。

専門家のアドバイス

アトピー性皮膚炎の治療は、獣医師との緊密な連携が不可欠です。定期的な検査と経過観察を行いながら、治療法を調整していく必要があります。また、飼い主さんの協力も非常に重要です。適切なケアと生活環境の改善によって、愛犬の症状を軽減し、快適な生活を送らせることができるでしょう。

まとめ

愛犬のアトピー性皮膚炎治療は、費用、通院頻度、治療法の選択など、様々な要素を考慮する必要があります。インターフェロン療法は効果的な治療法の一つですが、必ずしもすべての犬に適しているわけではありません。獣医師と十分に相談し、愛犬にとって最適な治療計画を立てましょう。住環境の改善も忘れずに行い、愛犬の健康をサポートしてください。

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