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愛犬のしっぽの骨折、まずは冷静に!
愛犬のしっぽがドアに挟まってしまい、骨折が疑われるという、大変お辛い状況とのこと、心よりお見舞い申し上げます。 ミニチュアダックスフンドは、比較的しっぽが長い犬種であり、ドアに挟まる事故は残念ながら珍しくありません。 まずは落ち着いて、以下の手順で対応していきましょう。 高額な治療費も心配なところですが、適切な対応を早期に取ることで、予後を大きく変えることができます。 安易に様子見を続けるよりも、獣医への相談を優先することを強くお勧めします。
しっぽの骨折、見極めと緊急性の判断
愛犬のしっぽの状態を正確に把握することが重要です。 「中間らへんからダランとしている」とのことですが、腫れや出血、変形、痛みなど、他に症状はありませんか? しっぽを触ると激しく嫌がる、触れないなど、痛がりの様子が見られるでしょうか?
もし、以下の症状が見られる場合は、緊急性の高い状態と判断し、すぐに動物病院へ連れて行く必要があります。
- 激しい痛みで、しっぽに触れさせない
- しっぽが明らかに変形している
- しっぽから出血している
- 腫れがひどい
- 元気がなく、食欲がない
- 呼吸が苦しそう
これらの症状がない場合でも、排便困難という症状は無視できません。 しっぽの骨折は、神経や血管を損傷している可能性があり、放置すると、後遺症が残る可能性があります。 また、排便困難が続くと、便秘や感染症のリスクも高まります。
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獣医への相談と治療方法
動物病院では、まずレントゲン検査を行い、骨折の程度や、神経や血管の損傷の有無を調べます。 骨折が確認された場合、治療方法は骨折の程度によって異なります。
軽度の骨折の場合
軽度の骨折であれば、安静と鎮痛剤の投与で治る場合があります。 しっぽを固定するためのサポーターや包帯を使用することもあります。 この場合でも、定期的な通院が必要になります。
重度の骨折の場合
重度の骨折や、神経や血管の損傷がある場合は、手術が必要になる可能性があります。 手術費用は、骨折の程度や病院によって異なりますが、30~50万円程度かかるケースもあります。 しかし、手術によって、愛犬のしっぽの機能を回復させ、後遺症を防ぐことができます。 手術の必要性については、獣医とよく相談しましょう。
費用を抑えるための工夫
高額な治療費が心配な気持ちもよく分かります。 しかし、治療費をケチって愛犬の健康を損なうことの方が、はるかに大きな損失になります。 以下のような方法で、費用を抑える工夫を検討してみましょう。
- 複数の動物病院に見積もりを依頼する:病院によって治療費は異なります。いくつかの病院に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。
- ペット保険への加入を検討する:ペット保険に加入していれば、治療費の一部が負担されます。 加入していない場合は、今後の検討をおすすめします。
- 治療費の分割払い制度を利用する:多くの動物病院では、治療費の分割払い制度があります。 経済的な負担を軽減するために、利用を検討しましょう。
- 動物病院の無料相談を利用する:多くの動物病院では、電話やメールで無料相談を受け付けています。 治療方法や費用について、事前に相談しておきましょう。
インテリアと安全対策
今回の事故は、飼い主さんの不注意によって起こってしまいました。 愛犬との安全な暮らしを守るためには、インテリアにも工夫が必要です。
- ドアに挟まれないように、ドアストッパーを設置する:ドアストッパーは、ホームセンターなどで手軽に購入できます。 様々なデザイン、素材のものがあるので、インテリアに合うものを選びましょう。
- 犬が入り込めないように、部屋を区切る:ベビーゲートやペットフェンスなどを活用して、犬が危険な場所に近づけないように工夫しましょう。 素材やデザインも豊富なので、お部屋のインテリアに合わせられます。
- 家具の配置を見直す:家具の角や、犬が挟まりやすい場所がないか確認し、必要に応じて配置を見直しましょう。 特に、低めの家具は注意が必要です。
まとめ
愛犬のしっぽの怪我は、飼い主さんにとって辛い出来事ですが、適切な対応を早期に行うことが大切です。 様子を見るのではなく、すぐに動物病院を受診し、獣医の指示に従いましょう。 今回の経験を踏まえ、愛犬との安全な生活のための対策をしっかりと行いましょう。 インテリアの工夫も、安全対策の一環として有効です。