愛犬による噛み傷と慰謝料請求:対応策と予防

至急お願いします。母の友人が私の犬に噛まれてしまいました。小型犬なんですが、その愛犬を母の友人がトリミングとか連れて行ってくれたり、愛犬を撫でてくれたりしても絶対に噛まない子でした。ただ、愛犬は二階で飼っているので気になる人が一階にいると下りて行ってしまいます。愛犬は一階で遊ぶのが好きで、母親の部屋へ入って行きます。また下へ行った!と思い愛犬を追いかけて母の部屋に入ると、唸って来ます。当時、犬の気持ちが分からなく、二階に連れて行こうと、愛犬に手を差し伸べたら、噛まれた事あります。その時、母の友人が側にいて見ていたので、一緒に病院へ連れて行ってくれました。ある日、母の友人がまた遊びに来ていて、扉を開けた途端一階での楽しい会話につられ愛犬が階段を下りてしまい…友人は手を出す事今までなかったので、学習していると思っていたのですが、友人が二階に連れて行こうとして、手を差し伸べたら案の定噛まれました。手のひらを噛まれたのですが、直ぐに手を引いたので、それ程深くなく、血も直ぐに止まりました。謝ったのですが絆創膏で大丈夫だといい、絆創膏だけ貼ってあげました。あれから一ヶ月…。犬に噛まれた所が手をグーパーするとまだ痛いので慰謝料下さい。と言って来ました。私も噛まれたと時、先生にグーパーすると痛いですと言うと、腱があるからねぇ。リハビリすれば治りますと言われたので、自分でグーパーしながら慣らしました。多分、同じ症状だと思います。噛まれて一週間した時手をみたら治っていたので…。しかし、母の友人は噛まれても病院へ行ってないみたいなんです。医師の診断書、領収書等が確認できるまで、慰謝料は支払う必要はありません。と調べたら出てきました。噛まれてから一ヶ月経って、しかも医者にも掛かってなく…。上記で書いた内容で、私が噛まれた時は血管が丸見えで、右と左両方噛まれましたが、縫わないで一ヶ月しない内に完治してます。母の友人は右手を噛まれ、直ぐに引いたので深い傷ではなく見た目は完治してます。それでも慰謝料って払わなきゃならないのでしょうか…因みに母の友人は無職で、仕事には支障ありません。先ほど、その母の友人には病院へいっている事を前提にし「医師の診断書、領収書等の確認をしたい」とメールしましたが、深夜なのでまだメール来ていません。よろしくお願い致します。

犬の噛み傷と慰謝料請求に関する法的観点

ご友人から慰謝料請求をされているとのこと、ご心配ですね。まず、重要なのは、医師の診断書や治療費の領収書がない場合、慰謝料請求は認められない可能性が高いということです。 民法710条に基づく不法行為に基づく損害賠償請求においては、損害の発生と加害者との因果関係、加害者の過失が証明されなければなりません。 今回のケースでは、怪我の程度、治療の有無、そしてそれによる損害(例えば、通院による費用、休業による損失など)が明確に示されなければ、慰謝料請求は認められない可能性が高いです。

ご友人が病院を受診していないとのことですので、現状では、慰謝料支払いの法的根拠は弱いと言えます。 メールで診断書・領収書の提示を求められたとのことですが、ご友人の返答を待ってから対応を検討しましょう。

具体的な対応策

1.

ご友人の返答を待つ

深夜にメールを送信されたとのことですので、まずはご友人の返答を待ちましょう。診断書や領収書を提示できるかどうかを確認することが重要です。

2.

診断書・領収書の内容を確認する

ご友人が診断書や領収書を提出してきた場合、怪我の程度、治療期間、治療費などを詳細に確認します。 軽微な傷で、治療も不要なレベルであれば、慰謝料請求は認められない可能性が高いです。 逆に、重傷で高額な治療費がかかっている場合は、専門家に相談する必要があるかもしれません。

3.

専門家への相談

ご友人の返答内容によっては、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、状況を正確に判断し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。 特に、慰謝料の金額や支払いの可否について、客観的な判断を得ることが重要です。

4.

示談交渉

専門家のアドバイスを踏まえ、ご友人と示談交渉を行うことも検討しましょう。 交渉においては、冷静かつ丁寧に、事実を正確に伝えることが大切です。 示談が成立すれば、裁判などの法的紛争を回避できます。

5.

証拠の確保

今後の対応に備え、愛犬の噛み癖に関する記録(過去の噛み傷の記録など)、事故当時の状況を説明する証言などを記録しておきましょう。 写真や動画なども証拠として有効です。

犬の噛みつき事故を防ぐための対策

今回の事故を教訓に、愛犬の噛みつき事故を防ぐための対策を講じることが重要です。

1. 適切な飼育環境の確保

*

  • 犬種に合わせた適切なスペースを確保する:小型犬であっても、ストレスを感じると攻撃的になる場合があります。十分な運動スペースと休息場所を用意しましょう。
  • 安全な生活空間を作る:階段の上り下りや、人の出入りが多い場所へのアクセスを制限するなど、安全対策を講じましょう。
  • ケージトレーニング:必要に応じてケージトレーニングを行い、落ち着ける場所を提供しましょう。ケージは閉じ込めるための道具ではなく、愛犬にとって安心できる空間であることを理解しましょう。

2. しつけの徹底

*

  • 基本的なしつけ:「待て」「来い」などの基本的なコマンドをしっかり教え、愛犬とのコミュニケーションを円滑にしましょう。
  • 噛みつき防止トレーニング:専門のトレーナーに相談し、噛みつき防止トレーニングを受けましょう。早期からのしつけが重要です。
  • 恐怖や不安の解消:愛犬が恐怖や不安を感じている場合は、原因を特定し、適切な対処法を学びましょう。例えば、騒音に敏感な場合は、騒音対策を講じる必要があります。

3. 来客時の対応

*

  • 来客への事前説明:来客には、愛犬の性格や癖について事前に説明し、注意を促しましょう。
  • 愛犬との接触を制限する:愛犬が興奮しやすい場合は、来客と愛犬との接触を制限しましょう。別室に移動させる、ケージに入れるなどの対応が考えられます。
  • 落ち着ける環境を作る:来客時でも、愛犬が落ち着いて過ごせるように、安全で静かな場所を用意しましょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、犬の噛みつき行動は、恐怖、不安、縄張り意識、遊び、またはコミュニケーション不足など、様々な原因が考えられます。 今回のケースでは、愛犬が階段を下りてきたこと、そしてご友人が愛犬を2階に連れて行こうとしたことが、噛みつき行動の引き金になった可能性があります。 愛犬の行動を理解し、適切な対応をすることが、噛みつき事故を防ぐ上で非常に重要です。

まとめ

今回の件は、法的にも、愛犬の飼育管理という点でも、多くの課題を浮き彫りにしました。 ご友人の返答を待ち、必要に応じて専門家のアドバイスを得ながら、冷静に対応しましょう。 そして、この経験を活かし、愛犬とのより良い関係を築き、二度とこのような事故が起こらないよう、適切な対策を講じることを強くお勧めします。

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