愛犬との最期の時間、穏やかに送るために:老犬の看取りと安楽死について

安楽死させたほうがよいのでしょうか?うちのゴールデンレトリバーもうすぐ12歳。子犬のうちから胃腸が弱かったが、なんとか昨日まで元気にやってきました。昨晩から、発作が1時間おきにあり、意識がもうろうです。1年ほど前にはじめて発作がおこり薬を飲ませてきました。発作は1ヶ月に1回くらいの周期で起こっていましたが、昨晩発作が起こり、それから今朝まで1時間に1度くらいで、起きてます。疲労も激しいらしく意識ももうろうとしてます。呼びかけにも、あまり反応しません。たまに、起き上がり部屋の中をくるくるまわります。病院にいっても、具体的な治療はのぞめません(何度か医者に相談したが薬でおさえてきた)。病院が開いたら、相談しようとおもいますが、安楽死を視野にいれて、どうすれば犬にとってベストなのか、教えて下さい。補足3日ほどたちました。病院で注射(鎮静剤)のようなもの他いくつかして家に戻り半日くらいで意識がもどりました。しかし、脳の興奮が引かず絶えず動き回りときには私たちの服や靴にかみついてきます。24時間寝ずにそんな状態なので先生に相談して薬の量をまたまた増やしました。もう、投薬量のマックスを超えているとのこと。もう少し、様子を見ます。

愛犬の苦痛と、飼い主様の葛藤

愛犬の容態、大変心配ですね。12歳という高齢のゴールデンレトリバー、子犬時代からの胃腸の弱さ、そして最近頻発する発作… 飼い主様は、愛犬の苦痛を目の当たりにし、安楽死という難しい決断に直面されていることと思います。 この状況は、多くの飼い主様が経験する辛い現実です。 まず、ご自身の感情を否定せず、受け止めることが大切です。 悲しみや罪悪感を感じるのは自然なことです。

獣医師との相談が最優先

現状では、愛犬の具体的な症状や状態を正確に把握し、獣医師とじっくり相談することが何より重要です。 発作の原因や進行度、愛犬の苦痛レベルを正確に評価してもらう必要があります。 安楽死は最終手段であり、安易な選択ではありません。 獣医師は、愛犬の状態を総合的に判断し、最善の治療法やケアの方法、そして安楽死の必要性について、丁寧に説明してくれるはずです。

安楽死の判断基準

安楽死の判断は、「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を基準に行われます。 これは、愛犬がどれくらい快適に生活できているか、ということです。 以下の項目を獣医師と相談しながら確認してみましょう。

  • 痛み:激しい痛みや不快感があるか。
  • 食欲:食事を摂ろうとする意思があるか。水分補給はできているか。
  • 排泄:排泄機能は正常か。排泄の際に苦痛を感じているか。
  • 睡眠:十分な睡眠が取れているか。
  • 活動:自力で移動したり、遊んだりできるか。
  • 意識:周囲に反応できるか。飼い主様を認識しているか。
  • 呼吸:呼吸が苦しそうではないか。

これらの項目で、愛犬のQOLが著しく低下し、改善の見込みがないと判断された場合、安楽死が検討されます。 愛犬が苦痛から解放されることが最優先です。

安楽死以外の選択肢

安楽死だけが選択肢ではありません。 獣医師と相談しながら、愛犬の苦痛を和らげるための様々なケアを試みることも可能です。

  • 疼痛管理:痛み止めなどの薬剤による治療。
  • 輸液:脱水症状の改善。
  • 栄養サポート:食欲不振への対応。
  • 快適な環境:静かで温かい場所の提供、清潔な寝床の準備。
  • 緩和ケア:愛犬の苦痛を軽減し、穏やかな最期を迎えられるようサポートするケア。

これらのケアによって、愛犬のQOLを改善できる可能性もあります。 獣医師とよく話し合い、愛犬にとって最適な方法を選択しましょう。

愛犬との最後の時間を大切に

たとえ安楽死を選択する場合でも、愛犬との最後の時間を大切に過ごすことが重要です。 愛犬を優しく抱きしめ、語りかけ、一緒に過ごす時間を大切にしましょう。 写真やビデオを撮っておくのも良い思い出になります。 愛犬への感謝の気持ちを伝え、穏やかな別れを迎えられるよう努めましょう。

専門家への相談

獣医師だけでなく、動物看護士や動物病院に併設されている動物霊園などの専門家にも相談することをお勧めします。 彼らは、多くの老犬の看取りを経験しており、具体的なアドバイスやサポートをしてくれるでしょう。 また、ペットロスサポート団体なども存在しますので、必要であれば相談してみるのも良いでしょう。

インテリアとの関連性:穏やかな空間づくり

愛犬の最期を看取るにあたって、自宅のインテリアも重要な要素となります。 穏やかな雰囲気で、愛犬がリラックスできる空間を作ることで、少しでも苦痛を和らげることができます。

  • 落ち着いた色調:ベージュやアイボリーなどの暖色系の色は、リラックス効果があります。 刺激的な色や派手な模様は避けましょう。
  • 柔らかな照明:蛍光灯よりも、間接照明や暖色の電球を使用すると、落ち着いた雰囲気になります。
  • 快適な寝床:柔らかく、清潔な寝床を用意しましょう。 必要であれば、ペット用のベッドやマットを使用します。
  • 静かな環境:騒音や刺激を避け、静かな環境を保ちましょう。
  • 心地よい香り:ラベンダーなどのリラックス効果のあるアロマオイルを焚くのも良いでしょう(愛犬が嫌がらない香りを選びましょう)。

これらの工夫によって、愛犬にとってより快適な空間を作り上げることができます。 インテリアを通して、愛犬への愛情を表現することもできます。

まとめ

愛犬の看取りは、飼い主様にとって非常に辛い経験ですが、愛犬にとって最善の選択をすることが大切です。 獣医師とよく相談し、愛犬のQOLを最優先しながら、可能な限り苦痛を軽減するケアを行いましょう。 そして、愛犬との最後の時間を大切に、穏やかな別れを迎えられるよう努めましょう。

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