ペットを安楽死させたことのある方へご相談。(長文) 今、私の犬が瀕死の状態にあります。 以前、この犬の母犬が死ぬ時、安楽死を選ばず(選ぶことができず) 約1ヵ月も完全な寝たきりの状態のまま苦しませて逝かせてしまったので、 もしこの子にもそんな状況が訪れたなら、 迷わずに安楽死を選択しよう、と心に決めていたはずなのに、 いざ直面すると踏ん切りが付かず、なかなか決断を下すことができません。 家族(ペットも家族)の死に関するとても大事な大事な事柄なのに、 残念ながら情けないことに、私には相談する人が誰もいません。 他の家族は元々この犬に無関心で、 苦しんでいる犬と介護している私がいる部屋の隣で普段通りに食事をし、 TVのバラエティ番組を見てゲラゲラ笑い、こちらの部屋を覗こうともせず、 苦しがって眠れない犬に徹夜で付き添っていても誰も心配してくれません。 それどころか、合併症で皮膚病を併発してしまってからは、 犬と私をまるで汚い物扱いです。 (私が母犬を保護した時に既にこの犬を妊娠しており、 出産の瞬間にも立会い・介助し、臍の緒の処置をしたのも私です。 一緒に産まれた他の兄弟達は全て里親が見付かったのですが、 この犬だけどうしても里親が見付からなかった為、 他の家族の反対を押し切って母子犬2頭で飼い始めました。 これまでの治療費がトータルでかなり高額だったので金銭面ではかなり親に 援助してもらいましたが、基本的な世話は全て私一人でやってきました。) 日中は仕事があるので、会社にお願いして 昼休み以外に午前と午後の一回ずつの計3回帰宅させてもらっていますが 当然嫌な顔をされ会社にも相談できる人がいません。(今日明日は定休。) 学生時代からの仲の良い友人達は、それぞれ家庭を持つとやはり年々疎遠 になり、年に1~2度の近況報告メールだけの関係になってしまっています…。 唯一、私と犬のことを10年以上よく知っているのは 掛かりつけの獣医さんのみなのですが、先生は基本的に安楽死に反対派で、 「犬には元々「死」という概念が無いから最後の1分1秒まで生きたがっている」 という前置きの上で「決めるのは飼い主さん」としか言ってくれません。。。 (あくまでも職業ですし、立場上当然の対応だと思いますが。) 多分、私は誰かに背中を押してほしいのだと思います。 この犬の老衰・認知症的な症状が著しく見受けられるようになったのは 約1年ほど前からで、今は白内障で目もあまり見えてはおらず、耳も遠く、 感情表現が少なくなり、尻尾を振らなくなって久しいです。 犬の認知症独特の部屋の中をグルグルと何時間も歩き回る徘徊があり、 腎臓→心臓→肝臓→皮膚感染症と徐々に全体が弱ってきました。 現在、自力では一滴も水を飲めず、もちろん食事も一切受け付けず、 ほぼ何も口にしなくなって3日目です。 寝るのも座るのも辛そうで、24時間ほぼずっと立ちっ放しです。 数時間置きに倒れ、2、30分~1時間程度横になることもありますが、 目を閉じて熟睡している様子はありません。 辛うじてまだ部屋の中を歩き回ることができる(歩きたがる)のですが、 一度不自然な形で倒れてしまうと自力では起き上がることが出来ないので、 私が助けに行くまでずっと鳴いています。仕事で留守の時など放っておくと、 起き上がれない状況の時にしてしまった糞尿や、 皮膚病による体中の傷口から出た血と膿で凄まじいことになっています。 そんな状況でも、私が大きな声やオーバーアクションで呼べばヨロヨロ来るし、 痛みを伴うどんなに辛い治療で暴れたり鳴いたりしていても、 私が一言「ガンバレ」と声を掛けると必死に堪えて我慢して耐える子です。 このまま「少しでも長く一緒にいたい」という私のエゴの為に 苦しませて生かし続けておくべきではないと感じています。 本当は、この犬と一緒に自分もいっそ消えてしまいたいと思うのですが、 実は、他にも昔私が保護したあまり具合の良くない老猫もおり、 その猫も私にしか懐いていないので、とても心配で置いていけません。 私はどうしたらよいのでしょうか? 今朝、家族にチラッと安楽死を考えている旨を話してみたところ、 「早くそうすべき」的なことを言われましたが、今までずっと見て見ぬフリ だった家族に何を言われても心が動かず、前に進むことができません。 見ず知らずの顔も知らない人に助けを求めるのも変だとは思いますが、 経験者の方に是非ともお話を伺いたく、どうか宜しくお願い致します。 安楽死を決めた場合、当然、家族や知人は誰も付き添ってくれません。 たった一人で愛犬の死に耐えられるかどうか不安でいっぱいです。 どうしたら、愛犬の為にもっと強くなれるでしょうか。 せめて誰か一緒に泣いてくれる人でもいれば、と思うとやるせないです。補足皆様、思いやり溢れる貴重なアドバイス本当にありがとうございます。 昨夜よりやっと横になって目を閉じて眠れる時間が少しずつ増えてきた 愛犬の穏やかな寝顔を見ながら今もずっと考えています。 安楽死に関する反対のご意見も頂戴し、そして今の穏やかな寝顔からも とても今すぐに安楽死を選ぶことはできそうにありません。。。 日に日に病状が変化するので、今後、犬にとって耐え難い苦痛が発生 するようであれば決断しなければならない、と思っています。 >emotokguaketuさん これまで沢山の動物の死を看取ってきましたが、安楽死を考えるほど 闘病が酷く、介護が長引いたのはこの母子犬2頭だけなのです。 (おそらく長生きで頑張り屋さんのDNAなのだと思います。) 決して安易に考えていたわけではありません。 そして、本格的に病状が悪化して、 もう長くは生きられないと知った時からは「頑張れ」は言っていません。 「南無阿弥陀仏」のアドバイス、とても心強いです。ありがとうございます。
愛犬の最期をどう迎えるか:安楽死の決断
愛犬の苦しむ姿を見るのは、飼い主として辛いものです。以前の経験から安楽死という選択肢を考えているとのこと、ご自身の葛藤はよく分かります。 しかし、安楽死は決して簡単な決断ではありません。愛犬の苦痛の程度と、その軽減の可能性を慎重に判断する必要があります。
安楽死の判断基準:獣医師との相談が不可欠
まず、かかりつけの獣医師とじっくり話し合うことが重要です。獣医師は、愛犬の状態を客観的に判断し、痛みや苦痛の程度、治療の可能性、予後などを詳しく説明してくれます。 安楽死は、もはや治療による改善が見込めない、そして愛犬が耐え難い苦痛を抱えている場合に選択されるべきです。 現状、愛犬は食事も水分摂取も困難で、常に痛みや不快感を感じている可能性が高いです。獣医師に相談し、愛犬の苦痛を軽減するための方法がないか、そして安楽死が適切な選択なのかを専門家の視点から判断してもらいましょう。
安楽死以外の選択肢:緩和ケア
安楽死以外の選択肢として、緩和ケアも検討できます。緩和ケアは、愛犬の苦痛を和らげ、少しでも快適に過ごせるようにサポートする治療法です。痛み止めや鎮静剤を使用し、食事や水分摂取の補助、清潔ケアなどを行います。 緩和ケアによって、愛犬の残りの時間を少しでも穏やかに過ごせる可能性があります。 獣医師と相談し、愛犬の状態に合わせた適切な緩和ケアを選択しましょう。
安楽死を決断した場合:心の準備とサポート
安楽死を決断した場合、心の準備は不可欠です。愛犬との最後の時間を大切に過ごし、感謝の気持ちを伝えましょう。 安楽死の手続きは、獣医師が丁寧に説明し、サポートしてくれます。 一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族、またはペットロスサポート団体などに相談しましょう。 ペットロスカウンセリングを受けることで、心のケアを受けながら、最期の別れを乗り越えることができます。
家族とのコミュニケーション:理解を求める努力
ご家族とのコミュニケーションがうまくいっていないとのこと、非常に残念です。 しかし、ご家族に愛犬への思いを改めて伝え、理解を求める努力をすることも大切です。 愛犬とのこれまでの思い出、そして現在の状態を具体的に説明し、安楽死を検討している理由を丁寧に説明することで、理解を得られる可能性があります。 もし、それでも理解を得られない場合は、ペットロスサポート団体などに相談し、ご家族とのコミュニケーション方法についてアドバイスを求めるのも良いでしょう。
一人で抱え込まない:サポート体制の構築
現在、相談できる人が少ないとのことですが、一人で抱え込まず、様々なサポート体制を構築しましょう。
ペットロスサポート団体
ペットロスサポート団体は、ペットを失った飼い主さんの心のケアを行う団体です。 専門のカウンセラーが、あなたの気持ちを丁寧に聞いてくれます。 また、同じ経験をした人との交流を通して、心の支えを得られることもあります。 インターネットで検索すれば、多くの団体が見つかります。
動物病院
かかりつけの獣医師だけでなく、他の動物病院にも相談してみるのも良いかもしれません。 獣医師によって考え方が異なる場合もあります。 複数の獣医師の意見を聞くことで、より客観的な判断ができます。
友人や知人
学生時代の友人など、疎遠になってしまった友人にも、今の状況を相談してみましょう。 意外なサポートを受けられる可能性があります。 メールだけでなく、電話や直接会うことで、より深いコミュニケーションを取ることができます。
オンラインコミュニティ
インターネット上のペットに関するオンラインコミュニティを利用するのも有効です。 同じような経験をした人たちの話を聞くことで、気持ちが楽になることもあります。 ただし、情報収集は慎重に行い、信頼できる情報源を選びましょう。
愛犬との時間を大切に:後悔のない別れを
愛犬との残りの時間を大切に過ごすことが、今のあなたにとって最も大切なことです。 愛犬を優しく抱きしめ、語りかけ、一緒に過ごせる時間を最大限に楽しみましょう。 後悔のない別れを迎えられるよう、心を込めて過ごしてください。
インテリアと心のケア:癒しの空間づくり
今回のご相談は、愛犬の安楽死に関するものですが、インテリアにも心のケアに繋がる要素があります。 落ち着いた色合いの部屋、自然光が差し込む空間、愛犬の思い出の品を飾るなど、癒やしの空間を作ることで、心の負担を軽減できる可能性があります。 当サイト「いろのくに」では、様々な色のインテリアをご紹介しています。 例えば、グレーは落ち着きと安らぎを与えてくれる色です。 愛犬との最後の時間を過ごす空間を、グレーを基調とした癒やしの空間にしてみてはいかがでしょうか。