愛犬がチョコレートを食べてしまった!対処法と予防策

犬がチョコレートを食べてしまいました。 絶対に届かない位置に置いておいたのになぜか届いてしまったみたいで外出中に…。 シーザー2匹(各5㎏程度)が外出中(10時間程)に板のクランチチョコ1枚(60g)を食べてしまいました。 夜間診療の病院に電話したところ、食べた時間が正確にわからないからはっきりとは言えないけれど、クランチチョコはチョコ菓子の部類にはいるからまず中毒症状は出ないから様子みてください。とのことでした。 忠告にお水はだめと言われたので、水ははずしましたが心配です。 朝、病院に連れていきます。 チョコレートを食べてしまったけれど、大丈夫だったわんちゃんの飼い主さん、その時の状況を教えてください。 以後、気をつけます。

愛犬のチョコレート摂取による中毒症状と対処法

愛犬がチョコレートを食べてしまった、というご心配、よく分かります。 特に、シーザー2匹が10時間もの間、60gのクランチチョコレートを摂取したとのことですので、ご不安も大きいでしょう。夜間診療の病院から「中毒症状は出ないだろう」との連絡があったものの、様子見だけでは不安が残りますよね。

まず、チョコレート中毒の危険性についてお話ししましょう。チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が、犬にとって有害です。テオブロミンの毒性は、チョコレートの種類によって異なります。ダークチョコレートやビターチョコレートほどテオブロミン濃度が高く、危険性も増します。クランチチョコレートはミルクチョコレートに分類されることが多いですが、それでもテオブロミンを含んでいます。

摂取量と犬の体重、チョコレートの種類によって症状は大きく異なります。 軽度の場合は、嘔吐や下痢、多飲多尿といった症状が現れます。しかし、重症の場合は、心臓や神経系に影響を及ぼし、最悪の場合、死に至ることもあります。

今回のケースでは、クランチチョコレート1枚(60g)を2匹のシーザー(各5kg)が食べたとのこと。 個体差やチョコレートの種類、食べた時間などによって症状は大きく変わるため、獣医の指示に従うことが最優先です。 夜間診療の病院で様子見と言われたとはいえ、朝一番に病院へ連れて行くというご判断は正しいです。

チョコレート中毒の症状

愛犬に以下の症状が見られた場合は、すぐに獣医に連絡しましょう。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 多飲多尿
  • 興奮
  • 震え
  • 呼吸困難
  • けいれん
  • 意識障害

チョコレート中毒を予防するためのインテリア対策

チョコレートを絶対に届かない場所に置く、というのは当然ですが、それでも愛犬が到達してしまうケースはあります。 そこで、インテリアの工夫でチョコレート中毒を予防する方法をいくつかご紹介します。

1. 高い場所に収納する

チョコレートは、犬が絶対に届かない高い場所に収納しましょう。 犬がジャンプしたり、何かをよじ登ったりして届く可能性も考慮して、十分な高さの棚や戸棚を使用することが重要です。 また、棚に収納する際は、扉付きの棚を選ぶとさらに安全です。

2. 鍵付きの収納を使う

より安全性を高めたい場合は、鍵付きの収納を利用しましょう。 キッチンキャビネットやパントリーなどにチョコレートを収納する際は、鍵をかけて保管することで、愛犬が絶対に届かないようにすることができます。

3. 犬が興味を示さない場所に置く

犬は、普段から嗅覚を頼りに食べ物を探します。 そのため、犬が普段あまり行かない場所にチョコレートを置くことも有効です。 例えば、寝室のクローゼットの上段など、犬が普段あまり近づかない場所に収納することで、チョコレートを発見されるリスクを減らせます。

4. 見えない収納を使う

チョコレートを収納する際は、透明な容器ではなく、不透明な容器を使用しましょう。 犬は、視覚的な刺激にも反応するため、チョコレートが見える状態だと、より強い興味を示す可能性があります。 不透明な容器や箱を使用することで、犬の注意を引きにくくすることができます。

5. インテリアデザインによる工夫

インテリアデザインの観点からも、チョコレートの保管場所を工夫することができます。 例えば、犬が登りにくい素材やデザインの家具を選ぶことで、安全性を高めることができます。 また、床から高い位置に収納棚を設置することで、犬がジャンプして届く可能性を減らすことができます。 さらに、犬が興味を示さないような色の家具や収納を選ぶことも有効です。 例えば、犬は明るい色よりも暗い色にあまり興味を示さない傾向があります。

専門家(獣医師)の視点

獣医師の立場から言わせていただくと、今回のケースでは、幸いにもクランチチョコレートで、量もそれほど多くないため、軽症で済む可能性が高いです。しかし、「様子見」はあくまで獣医師の判断に基づいたものであり、自己判断で安易に判断するのは危険です。 少しでも不安があれば、すぐに獣医師に相談することが大切です。 また、チョコレート以外にも、玉ねぎやネギ、ブドウ、レーズンなど、犬にとって危険な食べ物はたくさんあります。 日頃から、愛犬が誤って食べてしまう可能性のあるものを、安全な場所に保管するよう心がけましょう。

まとめ

愛犬がチョコレートを食べてしまった場合、すぐに獣医に相談することが重要です。 今回のケースのように、軽症で済む場合もありますが、重症化することもあります。 日頃から、犬が誤って食べてしまう可能性のあるものを、安全な場所に保管し、万が一の事態に備えて、獣医の電話番号を控えておくことをお勧めします。 さらに、インテリアの工夫を通じて、愛犬がチョコレートにアクセスできないようにすることで、安全な環境を作ることも大切です。

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