息子の新築2世帯住宅と鍵の貸与問題:義家族との関係と家の設計

息子の家の鍵がもらえないのは普通ですか?昨日、弟が新築の家を建てたお祝いをするというので、夫と私の両親と4人で行ってきました。弟の家は、お嫁さんの両親との2世帯住宅なのですが、思っていた以上の大きさと豪華さでビックリしました。ただ、玄関が一つしかなく、私の両親は「気安く行けなくなった」と残念そうでした。弟も義妹も「気にせず、遊びに来て下さい。」と言ってはくれるものの、大きな玄関からは直接弟家族の生活する2階へは行けず、30畳以上あるリビングダイニングにある階段を通らないといけません。1階は本当に広く、キッチンだけで7畳もあり、お風呂も広く将来のことを考えて全てがバリアフリーになっていました。お嫁さんのご両親が使いやすいようにと至れり尽くせりで、トイレなども車いすが楽々入れる広さで、中に大きな洗面台もありました。応接室や客間、10畳の和室、ご両親のそれぞれの個室に加え、大きな書斎があり、それぞれに入っている家具などもとても高価なものでした。2階はモダンな作りでしたが、ダイニングリビングは20畳程度で、キッチンも1階のものは3mのIHキッチンだったのに比べ、2m50cmの普通のもので、トイレも普通の広さでした。将来は私の両親を引き取るための部屋もあるということで見せてもらいましたが、8畳の和室が一つのみで、仏間も兼ねたものでした。義妹の両親の部屋などを見た後だったので、その違いに愕然としました。弟の書斎は狭く、お嫁さんの書斎は四方に作り付けの本棚があって、テレビもあり、弟の部屋の2倍近くありました。弟が言うには、今は殆ど1階で生活し、夜になって寝にあがるくらいだからということでした。家のローンは弟夫婦のみが支払うことになっています。頭金も、将来お嫁さんが開業する時の資金を別に貯めているので、殆どが弟の貯金だと聞いています。以前住んでいた賃貸マンションの鍵は私の両親も持っていたのですが、今回は「一緒に暮らすことになったら渡すけど、今は1階が僕たちだけのスペースじゃないから。」と言って渡してもらえなかったようです。息子の家なのに、しかも将来は呼ぶつもりだと言っていながら鍵を渡さないのは、普通ですか?このお嫁さんは、いつも私の両親のことをないがしろにするので、本当に腹が立って仕方ありません。補足もともと2世帯住宅にする際に、玄関を2つ設けるよう何度かお願いしていたにもかかわらず、お嫁さんの両親との同居だから気を遣う必要がないし、2つ要らないと言って今の形になりました。初めっから、お嫁さんは自分たち家族に弟を取り込むつもりで、私の両親など見る気はなかったのでは?とも思います。私も2世帯住宅を建設中ですが、家の鍵は夫の両親と私の両親と両方に渡すつもりでいます。

2世帯住宅における鍵の管理:一般的なケースと今回の問題点

ご質問にあるように、息子さんの新築2世帯住宅の鍵を、ご両親に渡さないのは「普通ではない」と言えるでしょう。 一般的な2世帯住宅、特に親世帯と子世帯が独立して生活する場合は、それぞれの世帯が鍵を管理するのが一般的です。 しかし、今回のケースでは、いくつかの問題点が重なっています。

問題点1:玄関の設計とプライバシー

玄関が一つしかないこと、そして1階が義両親世帯の生活空間となっている点が大きな問題です。 ご両親は、気軽に訪れることができず、常に弟さん夫婦の生活空間を通過しなければならず、心理的な負担が大きいです。 これは、当初から玄関を2つにする提案を却下されたことにも起因します。 2世帯住宅の設計において、玄関は独立性を確保する上で非常に重要な要素です。

問題点2:空間設計の偏り

1階が義両親世帯中心に設計されている点も問題です。 広々とした空間、バリアフリー設計、そして高価な家具など、義両親世帯への配慮が行き届いている一方で、将来ご両親が住む予定の2階は、比較的小さく、簡素な作りとなっています。 これは、義妹さんの両親への配慮と比較すると、著しい差があり、ご両親の気持ちも傷つくのも無理はありません。

問題点3:鍵の貸与拒否とコミュニケーション不足

鍵を渡さない理由として「1階が僕たちだけのスペースじゃないから」という説明がありますが、これは言い訳に聞こえます。 ご両親を将来呼ぶつもりでありながら、鍵を渡さないということは、訪問を歓迎していない、もしくは、義両親世帯とのプライバシーを優先しているという解釈もできます。 この点において、弟さん夫婦とご両親との間には、十分なコミュニケーションが不足していると言えます。

2世帯住宅の設計と家族関係:専門家の視点

建築士や心理士の視点から、この問題を分析してみましょう。

建築士の視点:空間設計と動線

建築士は、家族構成や生活スタイル、そして将来的な展望を踏まえた上で、最適な空間設計を提案する必要があります。 今回のケースでは、義両親世帯への配慮は行き届いているものの、ご両親世帯への配慮が不足しています。 玄関を2つ設ける、もしくは、独立した入口を設けることで、プライバシーと利便性を両立させることができたはずです。 また、動線も重要です。 常に義両親世帯の生活空間を通らなければいけない設計は、心理的な負担を増大させます。

心理士の視点:家族関係とコミュニケーション

心理士の視点からは、弟さん夫婦とご両親、そして義両親世帯との間のコミュニケーション不足が問題です。 鍵を渡さないという行為は、ご両親を排除している、もしくは、距離を置きたいという意思表示と捉えることもできます。 これは、家族関係の悪化につながる可能性があります。 オープンなコミュニケーションを取り、それぞれの思いを共有することが重要です。

具体的なアドバイスと解決策

ご両親の気持ちを考えると、非常に辛い状況だと思います。 以下に、具体的なアドバイスと解決策を提示します。

1. 弟さん夫婦との対話

まずは、弟さん夫婦と冷静に話し合うことが重要です。 ご両親の気持ちを伝え、鍵を渡さないことへの不満を明確に伝えましょう。 義両親世帯との関係性、そして将来的なご両親の同居についても、改めて話し合う必要があります。 感情的にならず、事実を伝え、具体的な解決策を一緒に考えることが大切です。

2. 家の設計の見直し(将来的な改修)

もし、将来ご両親が同居する予定であれば、家の設計を見直すことも検討しましょう。 玄関を増設したり、独立した出入り口を設けたりするなどの改修工事を行うことで、プライバシーと利便性を確保できます。 これは、費用がかかりますが、家族関係を良好に保つためには必要な投資と言えるでしょう。

3. 家族間のルール作り

2世帯住宅での生活を円滑に進めるためには、家族間のルール作りが重要です。 訪問時間、プライバシーの尊重、家事分担など、具体的なルールを決めておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

4. 専門家の相談

どうしても解決できない場合は、家族相談や建築士、心理士などの専門家に相談することも検討しましょう。 専門家の客観的な視点とアドバイスは、問題解決に役立つはずです。

まとめ:良好な家族関係を築くために

2世帯住宅は、メリットも多い反面、家族間の摩擦も生じやすいものです。 今回のケースでは、設計段階でのコミュニケーション不足、そして鍵の貸与問題が、家族関係の悪化につながっています。 冷静な対話と、具体的な解決策の実践によって、良好な家族関係を築いていくことが重要です。 ご両親の気持ちに寄り添い、弟さん夫婦と協力して、より良い住環境を築き上げていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)