怪我をした野良猫と、娘と小鳥の幸せ:多頭飼育と責任について

小学生の娘の母です。娘が怪我した猫がいるので拾って飼いたいと言っています。公園で怪我をしている猫を見つけたので、お友達数人と毎日冷蔵庫から猫が食べれそうな物を持ち寄って来ては、猫に食べさせていたと話します。私も様子を見に行ったのですが、公園の隅に手製の寝どこが設えられ、牛乳やら魚肉ソーセージを食べさせていた形跡がありました(本当は良くない食事メニューですが)。子猫かなと思っていた猫は予想に反して大きいオス猫で、顔の部分に怪我をして化膿してはいるものの、動きは素早く人慣れもしていないので、捕まえる為には捕獲器を借りてくる必要がありそうでした。娘はその猫を病院に連れて行って、その後家で飼いたいと訴えるのですが、私はどうしたものかと思っています。というのも、我が家ではもうすでに手乗りの小鳥を飼っているのです。娘の強い希望で、知り合いから雛を譲ってもらった小鳥だったのですが、最近、娘がその小鳥の世話をあまり熱心にしなくなり、その事で娘を叱ったばかりでした。叱られてから娘は以前より意識して小鳥の世話をするようになりましたが、人間側の都合でペットにされケージの中に閉じ込められている小鳥の立場を思えば、娘の愛情や手間かけ方はまだ十分とは言えず、その事を娘もまだ深く理解できていないように感じています。手乗りの小鳥と、猫と部屋を分ければどうにか猫を飼うこともできなくはないのですが(小鳥の安全面には非常に注意しなくてはいけませんが)、もともと飼っている小鳥を大事にできない娘が、怪我した猫を助けて飼うのは、違うのではないかと思っています。猫を助けるのは優しい気持ちがあってのことだと思いますが、まずはその優しさを飼ってる小鳥に向けるべきではないかというのが、私の考えです。猫を捕まえて病院に連れて行くことはたやすいですが、その後どうするかということまで考えると安易には行動できず悩みます。我が家で飼うのは、娘と小鳥のことを考えると良くない気がしますし、かといって里親を探すにしても、野良のまま大人になったオス猫を貰ってくれる人があるのかどうか(まったく人慣れしていません)分かりません。個人的には治療して公園に戻すというのがベターかなと思うのですが、公園に戻すことを前提に、獣医さんが治療をしてくれるのかどうかも不安です。何かヒントがあれば教えて頂けると幸いです。

状況整理:娘の優しさ、そして現実

公園で怪我をした野良猫を保護したいという娘さんの気持ち、それは純粋な優しさからくるものです。しかし、すでに手乗りの小鳥を飼っており、その世話に課題が見られる状況では、新たなペットの飼育は慎重に検討する必要があります。猫と小鳥の多頭飼育は、それぞれの動物の安全と、娘さんの責任感の両面から、容易ではありません。

現状分析:小鳥の飼育状況と娘さんの責任感

まず、小鳥の飼育状況について詳しく見てみましょう。娘さんが小鳥の世話を怠っていた期間、そして叱られてからの変化を具体的に把握することが重要です。単に「熱心でない」というだけでなく、具体的にどのような点が問題だったのか(餌やり忘れ、水替え忘れ、ケージの掃除など)を記録することで、娘さんの責任感のレベルを客観的に評価できます。

  • 具体的な事例を記録する:いつ、どのような点が不十分だったのかを記録しましょう。写真や動画で記録できればより客観的な判断ができます。
  • 娘さんの意見を聞く:なぜ小鳥の世話を怠っていたのか、その理由を娘さんに直接聞いてみましょう。本人の言葉から、問題の本質が見えてくる可能性があります。
  • 小鳥の健康状態を確認する:小鳥の健康状態に問題がないか獣医に診てもらいましょう。もし問題があれば、娘さんの責任感の欠如が小鳥の健康に影響を与えていた可能性があります。

これらの情報に基づき、娘さんが本当に猫の世話ができるのか、責任感を持って飼育できるのかを判断する必要があります。

選択肢の検討:猫の未来と家族の幸せ

猫を保護するかどうかは、娘さんの気持ちだけでなく、家族全体の状況を考慮する必要があります。いくつかの選択肢を検討し、それぞれのリスクとメリットを比較してみましょう。

1. 猫を保護し、家で飼う

猫と小鳥の多頭飼育は、スペースや安全面、そして娘さんの責任感の面で大きな課題となります。猫と小鳥を完全に隔離できる環境がなければ、小鳥が危険にさらされる可能性があります。また、猫の世話は小鳥以上に手間がかかります。娘さんが責任感を持って両方の世話をすることができるか、家族で真剣に話し合う必要があります。

2. 猫を保護し、里親を探す

人慣れしていない成猫の里親探しは容易ではありません。しかし、保護団体や動物病院などに相談すれば、適切な里親が見つかる可能性があります。里親探しには時間がかかることを覚悟し、猫を一時的に保護する体制を整える必要があります。

  • 保護団体への相談:地域の動物保護団体に連絡し、相談してみましょう。彼らは里親探しや一時預かりのサポートをしてくれます。
  • 動物病院への相談:治療を受けた動物病院にも相談してみましょう。病院が里親探しを支援してくれる場合があります。
  • インターネットの活用:里親募集サイトなどを活用し、積極的に里親を探しましょう。

3. 公園に戻す

獣医さんに相談し、治療を受けて公園に戻すという選択肢も考えられます。獣医さんが治療をしてくれるかどうかは、猫の状態や獣医さんの判断によって異なります。公園に戻す場合は、猫が生存できる環境であるか、安全に配慮する必要があります。

  • 獣医への相談が必須:猫の状態を獣医に診てもらい、公園に戻すことが適切かどうかを判断してもらいましょう。治療が必要な場合、その費用についても相談が必要です。
  • 公園の環境調査:猫が安全に生活できる環境かどうか、餌場や隠れ家、天敵の存在などを確認しましょう。必要に応じて、地域住民との連携も必要になるかもしれません。

娘さんの教育:責任感と共感力の育成

今回の出来事を、娘さんの教育の機会と捉えることも重要です。猫を助けるという優しさは素晴らしいですが、その優しさは責任と行動を伴うことを理解させる必要があります。

  • ペット飼育の責任を教える:ペットを飼うということは、単に可愛がるだけでなく、毎日の世話や健康管理、そして最後まで責任を持つことを意味することを教える必要があります。小鳥の世話を通して、その責任の重さを改めて認識させましょう。
  • 共感力を育む:猫だけでなく、小鳥や他の生き物への共感力を育むことが大切です。生き物たちの立場に立って考える力を養うことで、より責任感ある行動が取れるようになります。
  • ボランティア活動:動物保護団体でのボランティア活動に参加することで、動物への理解を深め、責任感や共感力を育むことができます。

専門家の意見:獣医師のアドバイス

獣医さんに相談することで、猫の健康状態、治療の必要性、公園に戻すことの可否など、客観的な判断を得ることができます。また、猫の飼育に関するアドバイスも得られるでしょう。

結論:家族で話し合い、最善の選択を

どの選択肢を選ぶにしても、家族でよく話し合い、娘さんの気持ち、小鳥の安全、そして猫の未来を考慮した上で、最善の選択をすることが大切です。安易な判断ではなく、責任ある行動を心がけましょう。

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