怪我をした子猫と先住猫の同居:安心安全な環境づくりと慣らし方

事故で後脚を一本骨折していた二ヶ月位の子猫を拾いました。世話の仕方と先住猫との慣らし方をアドバイス下さい。 現在動物病院に入院させております。獣医さん曰く「大腿骨を骨折している、詳しく調べないと骨盤の方はわからない、神経は大丈夫だと思う」との事でした。手術など含めて半月位入院する事になるのかもしれませんが、大怪我をした猫の世話をした事がないのと、間もなく二歳になる先住の兄弟猫(雄、雌、手術済み)とどう慣らせていくか、色々不安な事があります。 先住猫達はすっかり家族となり鬱陶しい幼稚園児の我が子にも寛大、毎日人間と枕を一緒に川の字で寝る位、リラックスして暮らしております。また我が家は各部屋がほとんど仕切られていないので、新入り猫の部屋というのが物置部屋しかないのです。退院して帰って来ても健康な子猫のように一匹で別部屋にするのは心配ですし、世話も多いんじゃないかと思います。 こんな状態ですが、こうすればうまくいく、また先住猫がいて、怪我した子猫の世話を実際にされた経験など教えて下さるとありがたいです。補足もちろん、ほぼ健常に戻って帰ってくるなら里子に出したいのですが、何か障害が残った場合、特に引き取り手がないのではないかと(世話の関係上一頭飼が良いとは思いますが、手間のかかる子を初めて猫を飼うような方が選ぶとは思えないので)思っています。

怪我をした子猫の世話と回復へのサポート

まずは、子猫の治療と回復に集中しましょう。獣医師の指示を厳守し、処方された薬をきちんと投与し、定期的な通院を欠かさないことが大切です。 大腿骨骨折は、猫にとって大きな負担となるため、安静を保つことが回復を早める鍵となります。

ケージ環境の整備

退院後、子猫は安全で快適な環境が必要です。広いケージを用意し、清潔なベッド、トイレ、フードボウル、そして安全なおもちゃを配置しましょう。 ケージは、先住猫から隔離できる場所に設置するのが理想的です。物置部屋が唯一の選択肢であれば、ケージを置くスペースを確保し、子猫が落ち着けるように工夫しましょう。ケージ内は、子猫が自由に動き回れるスペースを確保しながらも、落ち着ける隠れ家となる場所も用意すると安心です。

食事と水分補給

手術後や骨折の回復期には、栄養価の高い食事が不可欠です。獣医師の指示に従い、子猫の年齢と状態に合わせた適切なフードを選びましょう。消化の良いウェットフードや、必要に応じてサプリメントなどを与えるのも有効です。 水分補給も重要です。常に新鮮な水を用意し、こまめな水分摂取を促しましょう。

リハビリテーション

骨折の回復には、リハビリテーションも重要です。獣医師の指導の下、ゆっくりと関節を動かす運動やマッサージを行うことで、筋肉の萎縮を防ぎ、スムーズな回復を促します。無理強いは禁物です。子猫の様子を見ながら、段階的にリハビリを進めていきましょう。

先住猫との慎重な慣らし方

先住猫との同居は、慎重に進める必要があります。いきなり対面させるのではなく、段階的に慣れさせることが重要です。

フェロモン製品の活用

フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫のストレスを軽減する効果があります。新入り猫のケージ周辺や、先住猫のいる場所にスプレーすることで、お互いの緊張を和らげ、スムーズな交流を促すことができます。

匂いの交換

退院前に、子猫のタオルや毛布を先住猫の近くに置き、匂いを徐々に慣れさせる方法があります。お互いの匂いを共有することで、警戒心を和らげることができます。

視覚的な接触

最初は、ケージ越しに子猫と先住猫をゆっくりと見せることから始めましょう。最初は短い時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。 この段階では、お互いが落ち着いていられる距離を保つことが重要です。

間接的な接触

ケージ越しに、おもちゃなどで遊ばせることで、間接的な交流を促しましょう。お互いが興味を示し、穏やかな反応を示すようであれば、徐々に距離を縮めていきます。 この段階では、先住猫が子猫に威嚇したり、攻撃的な行動を取ったりしないか、注意深く観察することが大切です。

直接の接触

十分な時間をかけて、段階的に慣らしていけば、最終的には直接の接触も可能になるでしょう。しかし、常に猫たちの様子を観察し、必要に応じてケージに戻すなど、安全に配慮することが大切です。 無理強いはせず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて慣らしていきましょう。

障害が残った場合の対応

もし、子猫に障害が残ってしまった場合でも、諦める必要はありません。獣医師と相談しながら、適切なケアを行い、子猫が快適に暮らせる環境を整えることが重要です。 里親探しは難しいかもしれませんが、保護団体などに相談してみるのも良いでしょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、「猫同士の同居は、時間と忍耐が必要です。急がず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと慣らしていくことが大切です。また、猫の個体差も考慮し、状況に応じて柔軟に対応することが重要です。」とのことです。

まとめ

怪我をした子猫の世話と先住猫との慣らし方は、時間と忍耐を要する作業です。しかし、適切なケアと配慮を行うことで、子猫は健康的に回復し、先住猫とも仲良く暮らせるようになる可能性があります。焦らず、段階的に進めていきましょう。 そして、何よりも大切なのは、猫たちの様子を注意深く観察し、常に安全を確保することです。 困難な状況ではありますが、諦めずに、愛情をもって接することで、きっと良い結果が得られるはずです。

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