怖がりな犬への叱り方:7歳チワワと多頭飼育のしつけ

怖がりの犬の叱り方 6歳のイタグレと7歳のチワワと一緒に暮らしています。 イタグレは子犬の時からうちにいます。 チワワは、諸事情により飼えなくなってしまった方から、獣医さんを介して先月よりうちの子になりました。 今回、チワワの叱り方で相談します。 前の飼い主さんから、強く叱るとおもらしをすることがあります。と言われていましたが、おもらしくらいいですよ。と 軽く考えていました。 先日犬たちのご飯の時にマテをしていて、ぱっと一瞬(1秒ほど)目をそらした瞬間に先住犬のご飯にかぶりつこうとしたので コラッ!と声を出しました。 それほど大きな声だったわけではありません。 それでも急に腰を抜かして、5秒後ぐらいにだーーーーっと部屋の隅に逃げていきました。 ふと下を見ると大洪水。 結構ショックだったのか声かけたり抱っこしたりしても1時間くらいはご飯も食べれず… チワワは前のお宅では、おもらしするからとあまり叱られていなかったようです。 マテができず飛び出したり、拾い食いなどして中毒などになったら大変なので、うちの子になった以上、責任を持って いけないことはしっかりとダメと教えていきたいと思っています。 もう7歳ということもあって、なかなか性格等は変わらないと思うんですが こういった極度に怖がりな子に対する叱り方ってありますか? 別に叱った後におもらししてもかまわないんです。ふけばいいだけですし。 でも怒られたことで、心に傷がついたり、もっと怖がりになっちゃったり、極端ですがトラウマや心臓麻痺(考えすぎですね)になったりしたら大変だと思い、どう叱っていいかよくわかりません。 今まで実家で飼ってた犬含め、周りにそこまで怖がりの子がいなかったため、対応に困っています。 叱り方のアドバイス教えてください。 ちなみに体罰は一切していません。怒った顔で、ちょっと強めの口調でコラッ!とかダメッ!とか言って止めさせて、 いけないものを指してだめでしょと言い聞かせる感じです。 怒られて落ち込んだ後は、簡単なコマンドなど(オスワリなど)で誉めて抱っこして仲直りしていました。 イタグレにはしっかり効いていたので、これでいいんだと思い込んでいました。 ちゃんとした叱り方のアドバイス、もしくは叱った後のケアの仕方を教えてください。補足アドバイスありがとうございます。 チワワは前の飼い主さんがやむにやまれぬ事情で泣く泣く手放された子なので、かわいがられていたと思います。 人間に対しても、普段はすごく人懐っこくて甘えん坊のいい子です。 しつけも基本的なことはしてありました。 うちに来て3週間、叱ったのは1回だけです。 ただ、これから10年近く一緒に住むので、また叱らなきゃいけない機会もあるかなと質問させていただきました。

極度に怖がりな犬への叱り方:恐怖心を理解する

7歳のチワワちゃん、新しい環境への適応と過去の経験から、強い叱責に過剰に反応してしまうのは理解できます。 大切なのは、犬の恐怖心を理解し、適切なコミュニケーションをとることです。 叱るのではなく、犬が理解できる方法で「いけないこと」を伝え、正しい行動を促すことが重要です。

叱る前に、犬の行動を読み解く

チワワちゃんがご飯に飛びついたのは、単なる「悪い子」ではなく、恐怖や不安資源防衛本能が働いた可能性があります。 先住犬との関係性、新しい環境へのストレス、過去の経験などが影響しているかもしれません。 叱る前に、なぜその行動をとったのかを考えましょう。

効果的な叱り方:ポジティブな強化とネガティブな強化

犬のしつけには、ポジティブな強化とネガティブな強化の両方が使われます。

  • ポジティブな強化:良い行動をした時にご褒美を与えることで、その行動を繰り返すように促す方法です。おやつ、褒め言葉、撫でるなど、犬が好きなことをご褒美として使いましょう。
  • ネガティブな強化:嫌なことを取り除くことで、良い行動を促す方法です。 例えば、チワワちゃんがマテをきちんと守った時に、嫌な状況(ご飯を奪われる状況)を取り除くことで、マテを続けることを学習させます。

怖がりな犬には、ネガティブな強化は極力避けポジティブな強化を優先しましょう。 叱るよりも、正しい行動を褒めることに重点を置くことが重要です。

具体的な叱り方の改善策

* 声のトーンを下げる:怒鳴るのではなく、落ち着いた低い声で「ダメ」と伝えましょう。
* ボディランゲージに注意:威圧的な姿勢や視線は避け、犬がリラックスできる距離を保ちましょう。
* 言葉以外の合図を使う:犬が理解しやすいように、ハンドサインやホイッスルなどを併用しましょう。
* 「マテ」の練習:短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことで、チワワちゃんが「マテ」を理解し、成功体験を積むことができます。
* 代替行動を教える:ご飯に飛びつく代わりに、おもちゃで遊ばせるなど、代替行動を教えましょう。
* 環境調整:ご飯の時は、チワワちゃんを安全な場所に移動させるなど、ストレスを軽減する工夫をしましょう。
* 多頭飼育の配慮:先住犬とチワワちゃんの食事場所を離す、それぞれの食事時間をずらすなど、資源争いを避ける工夫も必要です。

叱った後のケア:信頼関係の修復

叱った後、犬が恐怖で震えたり、お漏らししたりするのは、信頼関係が崩れているサインです。 叱った後は、必ず落ち着かせて、安心感を与えましょう

具体的なケアの方法

* 落ち着いて優しく声をかける:穏やかな声で名前を呼び、優しく撫でましょう。
* 安全な場所を提供する:落ち着ける場所(ケージやベッドなど)を提供しましょう。
* おやつや好きなおもちゃで気を紛らわせる:犬が好きなことで、恐怖心を和らげましょう。
* 抱っこして安心させる:犬が抱っこを嫌がらなければ、抱きしめて安心させましょう。
* 簡単なコマンドで褒める:簡単なコマンド(オスワリ、フセなど)を成功させ、褒めて自信をつけさせましょう。
* 無理強いしない:犬が落ち着くまで、無理強いせず、ゆっくりと時間をかけて接しましょう。

専門家の意見:動物行動学者の視点

動物行動学者によると、怖がりな犬への叱責は、恐怖を増幅させる可能性があり、かえって問題行動を悪化させることがあります。 犬の行動を正しく理解し、ポジティブな強化を重視したしつけを行うことが重要です。 必要であれば、動物行動学者や獣医に相談することも検討しましょう。

まとめ:継続的な愛情と忍耐

7歳のチワワちゃんへのしつけは、継続的な愛情と忍耐が必要です。 焦らず、犬のペースに合わせて、褒めて伸ばすことを心がけましょう。 叱るよりも、正しい行動を強化することで、より良い関係を築き、幸せな犬生を送らせることができるでしょう。 今回の経験を活かし、チワワちゃんとの信頼関係をさらに深めていきましょう。

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