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引越し費用と大家の不当な行為に関するご質問
ご相談ありがとうございます。お住まいの状況、大変お辛い経験をされたことと思います。ご質問いただいた内容について、一つずつ丁寧に解説いたします。
1. 2年経過と部屋変更による更新料
まず、2年経過による更新料と部屋変更による更新料の2つが必要かどうかですが、契約書の内容が最も重要です。契約書に「部屋変更の場合、更新料が発生する」といった条項がない限り、2年経過による更新料のみが請求される可能性が高いです。部屋の変更は、契約内容の変更ではなく、あくまで居住空間の変更と解釈されるケースが多いです。しかし、契約書に具体的な記述がない場合は、大家との交渉が必要になります。
2. 契約書の書き換えと更新料
契約書が書き換えられていない場合、2年経過分の更新料のみで良い可能性が高いです。しかし、契約書の内容をよく確認し、更新料に関する条項を確認する必要があります。もし、契約書に部屋変更に関する更新料の記載があり、かつ、その条項に合致する状況であれば、更新料の支払いを求められる可能性があります。
3. 掃除代と修繕費用の請求
部屋変更時の掃除代として2万円を請求されたとのことですが、実際にはご自身で掃除をされたとのことですので、この請求は不当である可能性が高いです。大家に請求根拠を明確に説明してもらい、納得できない場合は支払いを拒否しても問題ありません。
地震による台所の壁紙の亀裂に関しても、入居前に既に亀裂があったことを明確に伝え、写真や証拠があれば提示することで、補修費用を請求されるのを防ぐことができます。入居前の状態を記録しておくことは非常に重要です。
大家の不当な行為について
大家の行為は、ストーカー行為やプライバシー侵害に該当する可能性があります。大家やその娘による監視行為は、明らかに不当であり、精神的な苦痛を与えていることは明らかです。
具体的な対応策
* **証拠の収集:** 大家や娘による監視行為の証拠を収集しましょう。写真や動画、メモなど、具体的な日時や状況を記録しておきましょう。
* **弁護士への相談:** 弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。大家の行為がストーカー行為やプライバシー侵害に該当するかどうか、家賃の減額や支払拒否が可能かどうかを相談しましょう。
* **警察への相談:** 大家の行為が犯罪に該当する可能性がある場合は、警察に相談しましょう。
* **賃貸借契約書を確認:** 契約書に、大家の行為を規制する条項がないか確認しましょう。
* **消費者センターへの相談:** 消費者センターに相談し、適切な対応策をアドバイスしてもらうことも可能です。
専門家の視点
弁護士や不動産専門家によると、大家の行為は、賃貸借契約上の瑕疵担保責任の問題に発展する可能性があります。入居前に告知されていない瑕疵(欠陥)があった場合、大家は責任を負う必要があります。今回のケースでは、騒音問題や大家の監視行為が、入居前に告知されていない瑕疵に該当する可能性があります。
引越し時の具体的な手順
引越しを検討されているとのことですが、以下のような手順で進めていきましょう。
1. **弁護士または不動産専門家への相談:** 現状を説明し、法的観点からのアドバイスを受けましょう。
2. **大家への書面での通知:** 引越しをしたい旨を、書面で明確に伝えましょう。
3. **契約解除に関する交渉:** 契約解除に伴う費用や、大家の不当な請求について交渉しましょう。
4. **新しい住まいの確保:** 引越し先を確保しましょう。
5. **引越し手続き:** 引越し業者を手配し、引越し作業を行いましょう。
まとめ
今回のケースは、大家の不当な行為が大きな問題となっています。まずは、証拠を収集し、弁護士や専門家への相談を強くお勧めします。ご自身の権利を守るためにも、冷静に、そして積極的に行動することが重要です。